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fun 2 strange plants.

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P.ridleyi Myanmar

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Platycerium ridleyi Myanmar

 新春弟一回目の栽培記録はビカクシダ・リドレイ ミャンマー産の栽培記録にする。
この個体は2011年6月に導入し、現在で5年と半年維持している事になる。 当方の栽培環境は冬季に日照が無くなってしまう事と、どれだけ努力しても害虫の食害を防ぎきれないと云う理由から、前回の栽培記録で、『当方では本種を美しい草姿に栽る事を諦めた』と投やりな気持ちを記した。 しかし、どうしてもリドレイが好きなので、その後も害虫防護の尽力を惜しまず努力し続けながら本種の維持に努めていると云う訳である

イメージ 2 16th.Aug.2014 P.ridleyi Myanmar
2014年の真夏 この頃は脳腫瘍の為に仕事を殆ど休んでおり、お陰で植物弄りを存分に愉しめた。 屋外管理にすると毎年ダンゴムシに穴だらけにされ、展開中の貯水葉が成長を停めてしまうほどの食害を受けてしまうので、この年は温室で育てた。
温室の外回りにダンゴムシを殺す毒を毎週撒き、温室内にも罠や毒薬を撒き続けた。


イメージ 3 21th.Sep.2014 P.ridleyi Myanmar
入院の数日前。 手術前は、もしかしたら目が見えなくなるかも・・・死ぬかも・・・と想っていたので、入院する前に綺麗に巻き込んだ貯水葉を作りたいと相当に努力した。温室の内外に薬を撒き続け、誘引毒を沢山仕掛け、2週間毎に草体を殺虫薬の入った大きなゴミ箱にドブ漬けして薬浴させた。 殺虫薬にどれだけのお金が掛かった事か・・・ 
しかし、ダンゴムシを防ぎきれなかった・・・ やつらは貯水葉の裏側に潜み、裏側から貯水葉を齧る。表面に穴が開く事もあるが、裏側の柔らかい表面組織は削り取られてしまい、展開中の貯水葉が萎縮して成長を停めてしまう・・・


イメージ 4 23th.Jun.2015 P.ridleyi Myanmar
ネストは毎回ダンゴムシの食害で萎縮し穴だらけにされてしまうが、実葉はなんとか茂ってくれる。 リドレイの栽培法は難しいか、簡単か? ビフルカツム系の様に暑さ寒さに強く水加減もイージーな、通年屋外に出していても勝手に育つ原種と比べると難しいのかもしれなが、普通に植物を育てる一般的な知識があれば案外簡単に育つ植物だと云える。 本種は栽培家の腕よりも、環境環境を選ぶ植物だと云える。通年の日照と冬季に温度を確保出来る場所。そして害虫が出にくい場所なら簡単に育つ。そんな場所なら春〜晩秋までベランダに吊るしておけば良く育つ。


イメージ 5 21th.Jun.2011 P.ridleyi Myanmar
リドレイの貯水葉の中を撮影してみた。ネスト中心部は根の毛が重なり合い貯水機能を有するスポンジ状であるが、ネスト表層部分は割りとスカスカで、空間を作っている。


イメージ 6 G.Tambuyukan Borneo P.ridleyi
昔、ボルネオ島のタンブユコン山に登った時の写真。40m〜50mの高さの高木の樹冠付近に着生しており、その下には20m前後の木が茂ったジャングルなので、着生しているリドレイを肉眼で確認するのが難しく、また私の望遠機能が無いカメラでの撮影は断念する他なかった・・・
イメージ 7 G.Tambuyukan Borneo
タンブユコン・トレイル Wuluh Camp 海抜884m付近。この様な木の樹冠にリドレイは着生している。この場所は通年日中25℃位で夜間は少し冷え込む。毎日午後になると激しい雨が降る。高く聳える40〜50mの高木の樹冠は強い風と日光に晒されているので、雨が降っても停滞する事なく直ぐ乾く。 こんな高木まで登ってリドレイを喰いに行くナメクジやダンゴムシは居ない(そこまで登らなくても低い場所には餌が豊富だから)。 
長い間、本種は何らかの理由で害虫を誘引していると云われ続けていたが、自生地を見た私は、本種は虫を誘引しているのではなく、害虫に対する抵抗性機構を獲得せずに進化した植物(或いは、P.ridleyi はP.coronarium から派生した原種だと考えられるので(これは私の自論)、湿度の高い低木から吹曝しの高木に適応した結果、特質も特性もP.coronarium と大きく変り、抵抗性機構を捨ててしまった)だと確信した。
殆どの植物は害虫に対する防御性物質を持ち合わせているが、天敵(害虫)が居ない場所に着生している本種がそういった抵抗性機構を備える必要は無いと云うのが私の考えである。でなければ数種のビカクシダを同じ環境で育てていて、本種だけが生育が停まってしまうほど食害されるのはおかしい。 これはダンゴムシやナメクジの食害が少ない処で育てている人には理解出来ないと想う。


イメージ 8 29th.Oct.2016 P.ridleyi Myanmar
10月末、今年は屋外でリドレイを管理(多忙に感けて放置)したが、そろそろ冷え込んで来るので温室に収容した。


イメージ 9 29th.Oct.2016 P.ridleyi Myanmar
ふっふっふ・・・ 虫食いの穴一つ無く伸びた貯水葉 2016年の5月、本種の為に10数万円を投じて屋外に高い架台を作った。薬液にドブ漬けして充分に薬浴させ、蟲が登って来れない様に工夫し、地面の薬剤散布も豆に行った結果だ。 手間隙とお金は沢山掛かったけど歓びはとても大きい こんな貯水葉は2009年の8月以来だ。あの頃は先輩達がリドレイの害虫被害の事をよく云っていた。リドレイの薬浴、袋にリドレイを密封して殺虫剤を投薬、バルサンを焚く、ナメクジの誘引毒etc... けど私にはピンと来なかった。昔住んでいた処ではナメクジやダンゴムシに食われる事なんて無かったし、団地の4Fベランダは半日陰であるが風通りがとても良く、毎朝潅水しているだけで害虫にも食われずリドレイがよく育っていた。 しかし2009年暮れに今の場所に引越ししてからは先輩達の嘗ての苦労を痛感している。


イメージ 10 29th.Oct.2016 P.ridleyi Myanmar
うわ〜堪らんなぁ、この貯水葉 リドレイはスプーンの様な胞子パッチを着けたトナカイの角の如き実葉が魅力的だけど、やはりこのキャベツの様な貯水葉が一番魅力的!
2016年の夏以降とても忙しかったので、植物の世話どころではなく屋外に吊るして雨曝しだったけど、それでも蟲に喰われる事無く貯水葉が伸びきって特大ヘゴ板の裏まで巻き込んだ
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 右側からも新しいネストが伸びているよ 蟲の食害さえ防げば普通に育ってくれる。 関西の夏は40℃近くなるので貯水葉は6月位と10月位にしか出ないけど。
イメージ 12 何度見ても、どこから眺めても堪らなく素敵な貯水葉。 よく育ってくれたよ
屋外に吊るしているビカクシダは冬になるとネペンテス類を栽培している温室に収容して天井に吊るすが、温室には肥料に弱いネペンテスがたくさんあるので、ビカクシダに肥料を与えてない。以前、肥料を与えたビカクシダの真下のネペンテスが肥料焼けして枯死した事が何度かあったので、現在ではビカクシダへの施肥はタブーである。 また年中多忙な私はドライアウトを避ける為に潅水を多目で管理するので、ミズゴケ等の繋ぎは使わない様にしている。ミズゴケ植えで潅水が多いと根腐れするからね。
ミズゴケ無し、肥料無し、夏季は40℃近くの灼熱、冬季の日照はほぼゼロ、そして害虫天国。 それでもここまで育ちました。 5年半も掛かってたいして大きく育ってないけど、大切に育てているんだよ
 

イメージ 13 31th.Dec.2016 P.ridleyi Myanmar
で、温室に入れたらまたダンゴムシにやられた・・・ あんなに薬撒いたのに・・・
やはり何処からか伝って侵入されるんだね・・・。 右側から展開中だった貯水葉もダンゴムシに喰われて成長が停まったし、温室に入れてから新たに出た実葉も茎から齧られて成長が停まったよ・・・
もう食い止めるのは不可能

イメージ 14 31th.Dec.2016 P.ridleyi Myanmar
見てよコレ・・・ 展開中だった貯水葉はもう完全に成長停まってるよ。 実はナメクジなんかよりもダンゴムシの食害の方が被害は大きい。巨大なナメクジは、展開中のリドレイの軟らかい組織を好み、一晩で貯水葉の表面を結構舐め取ってしまうけど、被害は喰痕の部分だけであり、駆除が簡単である。 しかしダンゴムシのケースでは、外見では少し穴が開いてるだけに見えるけど、実は複数の個体が貯水葉の内側を全体的に齧るので、外部から見た食痕の穴は氷山の一角といってもよい。なので少しの穴が開いてるだけでも甚大な損傷を負ってる場合が多く、展開中の葉がショックで萎縮してしまったり成長が停まったりする。そしてダンゴムシの駆除は難しい。草体を薬浴させて潜んでるダンゴムシを駆除しても次から次へと着くのでキリが無い・・・


イメージ 15 31th.Dec.2016 P.ridleyi Myanmar
リドレイに開いた穴から、内側から数匹でリドレイを齧るダンゴムシを見掛ける事がある。慌てて取り除こうとするとダンゴムシは直ぐに隠れてしまう。頭に血が登った私はゴミ箱に薬液を作り、リドレイをドブ漬けして潜んでいるダンゴムシを殺すが、その後1週間ほどするとまた新たなダンゴムシが憑くのである


イメージ 16 31th.Dec.2016 P.ridleyi Myanmar
去年10月末、リドレイを温室に収容した後に展開した実葉も展開中に食害を受ける。
実葉の太い葉柄もここまで齧られると、ショックで成長を停めてしまう・・・
子供の頃はダンゴムシは可愛いと感じていた。腐食性の大人しい生き物だと想っていた。しかし今では最も忌むべき、存在すら許せないゴミだと憎んでいる
時々インターネットでP.ridleyiの画像検索する事があるけど、私みたいに穴だらけにされてるリドレイなんて殆ど見る事無い・・・ でも、私の様にナメクジやダンゴムシの食害に悩む栽培家は確実にいる訳で、そういう人達は枯らせてしまったり、ボロボロの草姿を写真に撮ってまでウェブに上げないだけなんだろうな・・・
私も努力の甲斐なく、穴だらけの食痕と成長を停めた無残な草姿を見ていると、力が抜けてしまい、もう足掻くのをやめよう・・・と想うんだけど、やはりリドレイが好き過ぎて毎年頑張ってしまう。 でもそろそろ辞めた方が良いかなぁ。報われない
何方か、リドレイの食害について悩み続けている人が居たらコメント下さい
傷の舐めあいをしましょう・・・ 最近は食害を殆ど受ける事なく普通にリドレイを育てている人達に嫉妬する様になってきたし・・・ リドレイは私にとってはストレスの元かもしれない・・・


イメージ 17 31th.Dec.2016 P.ridleyi Myanmar
展開途中で成長を停めた貯水葉のこの形を見るとストレスがMAX
今年はこのリドレイとどう向き合おうかな・・・ 模索中〜 
ただしダンゴムシの野朗は今年一年で1万匹は絶対に殺す
 最近は何故かビカクシダについて当方にメールでのご質問がけっこう多いです。
何でもお答えしますが、メールでは無く、ご質問は当ブログのコメント欄にてお願いします。 栽培情報の共有が私のモットーです。




 お正月 
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あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願い致します
元旦 家族揃っておせち料理を食べるよ

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一月二日 初詣
去年は鳳大社に行って人混みに揉まれたので
今年は母と一緒に近所の聖神社に参ったよ
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チビ達はちゃんとお願い事出来たかな?


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一月三日
水間観音に御参り
沢山の参拝者がいて賑やかだったよ
近年は持病とか増えて来て毎日欠かさず薬飲まなきゃならないし
かかりつけの病院も増えたので、今年はこれ以上病気が増えない様に
頑張らないとね




今年一番の音
Resident Evil Code Veronica Alexia's Berceause
arranged by sora
堪らない旋律 何度も何度も繰り返し聴いてしまう。
歪んだ愛と狂気
とても甘美で、とても苦痛
禍々しくて、優しい調べ
穏やかで美しい曲。

Resident Evil Code Veronica Alexia's Berceause
'Strings Version' arranged by sora
優雅で荘厳
原曲『アレクシアの子守唄』は
オルゴールであり、
カンタータでもある。
この美しい楽曲のシンフォニーをいつか聴いてみたい。

3年前のP.Dawboyの栽培記録にもこの曲を入れたけど
この曲は本当に好きだから色んなバージョンを聴きたい

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