パンダイアリー

2019年も読書感想文メインです。たぶん。

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プライド以来の真山仁さんの小説。本屋にあって、タイトルで気になって購入してみた文庫本。タイトルのとおり、「選挙戦」をテーマとした小説だ。

そういえば、先日、私の暮らす行政区でも選挙があった。投票日前日までそれはもう選挙カーが名前を連呼してうるさくてしょうがなかった。一方で、50人以上も候補者がいる中で、各人が何を実現したいのかについて比較して選ぶのは至難の業で、結局は各家庭に配られる全候補者リストとアピール内容を眺めて決める他なかった。

区議会選挙の場合、何を優先して決めれば良いのだろうか。どの候補者も似たり寄ったりのことを書いている。働き方、教育、育児、福祉などなど。「みんなが幸せになれる社会の実現」とか言われても、心に刺さらない。

結局は、たまに使うサッカー場を芝生化することを公約に掲げていた人に票を投じたけれど、今調べてみたら、下から3番目くらいで当選していた。ギリギリかよ。他の人はどうやって決めているのだろうか。そして、総じて投票率が低いというのも納得できる。

候補者にとって選挙は一世一代の大バクチであり、敗れたら社会的地位も私財も失う。その挫折感は壮絶で、立ち直るのにはよほどの精神力が必要だ。(p.7)

今回の前の区議会選挙で、サッカーコーチをしていた人が立候補していたので、一票入れたら落選していた。それ以来、たまにストロングゼロのようなチューハイを飲んで、朝からふらふらしている姿を見かける。大して吟味もせず票を投じた自分を恥じ入るとともに、大バクチに負けたらこうなってしまうのかもしれない、と投票する側と立候補する側のあまりのリスクの大きさの違いを思い知った。

すなわち、政治なんて何をやっても変わらないと、諦めてはいけない、民主主義の主役は有権者なのだと。(p.15)

なるほど、民主主義の主役は有権者である。立候補者ではない。いい加減、あの名前連呼は止めて欲しい。あなたたちは主役ではない。

政治の世界に興味があるかと問われると、興味ないという答えになる。他方で、政治に情熱を傾けることはできそうにないが、政策についてミクロ経済学を学んでからは考えるようになった。

日銀日記でも言及しているとおり、労働市場を無視した最低賃金保障の下限規制を公約に掲げるような政党には、いかに他に素晴らしい公約を掲げていようが、決して票を投じることはない。その政党の推薦を受ける候補者も同様だ。

さて、今年2019年は7月頃に参議院選挙が行われるようだ。変なタレント候補乱立みたいなことだけは止めて欲しいな。とはいえ、これは私の価値観であって強要するものではないし、いろんな価値観が認められた上で選ばれる人が代表として議員として職務を全うするというのがルールなのだから、当然それには従うけどね。

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