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gayasanのブログ
鉄道モノを中心とした趣味の日記です

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世田谷区立郷土資料館で開催されている「地図でみる世田谷」展(12月3日まで開催)に行ってきました。この特別展は、世田谷地域が大きく変化した明治から戦後までの変遷を、様々な地図によって捉えていこうというものです。

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展示スペース自体は広くないものの、地形図から職業別明細図、鉄道沿線案内など多種多様な世田谷地域の地図が展示されており、見応えは充分でした。訪れたのは先週末の土曜日でしたが、他に数人しかお客さんがいなかったのでじっくりと眺めることができました。
とはいえ、地図のような細密で情報量の多い展示については、図録を購入して家でじっくりと見ないと、とても内容を消化しきれません。

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購入した図録(1000円)です。付録で昭和10年頃に発行された「大日本職業別明細図」が付いており、さらに展示されていた地図のPDFファイルが入ったCDも付いているという、お得感満載です。残念ながら、権利関係の問題なのか、展示地図のすべてがPDF化されているわけではないようです。

私的に、今回の展示内容でもっとも興味を魅かれたのは、幻に終わった戦前の東京オリンピック計画に関する地図です。

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             オリンピック村位置図
出典:「地図でみる世田谷」図録より抜粋

昭和15年開催予定の東京オリンピックでは、選手村を駒沢ゴルフ場に建設する計画でした。しかし、駒沢に決定されるまでには、いくつか候補地があったようです。そのような候補地の一つが、砧台区画整理予定地区の南側でした。上の地図左側、小田急線の祖師ヶ谷大蔵駅の南側に大きく線で囲まれた地域が砧台区画整理予定地区。その南側で白くつぶれている範囲が選手村が計画されていた場所です。おおよそ今のNHK技術研究所の南側になります。地図で白くつぶれているのは、地図の上に白紙が貼られているからで、白紙の下には幻の選手村計画図が描かれていました。
選手村の北側には、目黒蒲田電鉄が昭和9年に免許を取得した自由が丘から砧村(成城学園前)までの路線があります。この路線は駒沢ゴルフ場の近くも通ることから、オリンピック開催が実現していれば、大いに観客輸送に活躍したことでしょう。
もともと、この自由が丘・砧村間の新線計画は、玉川電気鉄道(玉電)が計画した、碑衾・駒沢間、目黒・碑衾・玉川間の新線に対抗するために免許申請したものと私は理解していたのですが、それとは別に、オリンピック観客輸送という、もう一つの目的があったようです。

この記事に

  • 初めまして。興味深く読ませて頂きました。地元に住んで居ながら、知りませんでした。買い物コースが違うので。滅多に行きません。家から歩いて近いので、機会を見つけて、行ってみたいです。

    [ mario_kuroneko ]

    2017/11/17(金) 午前 10:09

    返信する
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    > mario_kuronekoさん
    コメントありがとうございます。いろいろな郷土資料館の展示に行ってますが、今回の図録のコスパの高さは頭抜けています。

    gayasan

    2017/11/18(土) 午前 9:58

    返信する

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