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今まで気が付かなかったけれど、阪急芦屋川駅の北側にはちゃんと「旧山邑家住宅」という表記があった。ということは、この標識相当古いはず。

さて、ヨドコウ迎賓館さんの保存修理工事見学会に参加させて頂く機会を得たが、今回は内部写真をSNSにアップするのはNGということなので、印象に残ったことだけを記録する。

まず、印象深かったのは担当者の対応。ヨドコウさんの女子職員にいたるまで、きちんとこの建物のことを勉強しており、来場者の簡単な質問ならきちんと対応していた。そして現場の工務店の方もやっつけ仕事ではなく、きちんとわかりやすく説明して下さった。最初に記してしまうが本当によい見学会だった。
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工事に関する話。ヨドコウ迎賓館といえば、大谷石なのだが、今回話を聞いて一番関心を引いたのは意外にも木材だった。というのも、この建物に使用されている木材は世界三大銘木のひとつ「マホガニー」ということ。

旧ハンター住宅でさえ、同じく三大銘木のひとつ「チーク材」を使用しているが、それはベランダの床材のみだ。どれだけの財力・・・。

しかもヨドコウ迎賓館では畳の下の見えないところにもマホガニーが使われていたということ。もはや言葉もない。

さらに、驚いたのは、今回改修工事に際して、マホガニーはワシントン条約でもう手に入らないということなので、代わりにチーク材を使っているということ。これを聞いてひっくり返ってしまった。
思わず工務店の方に「チ、チーク材も高いですよね・・・」と確認すると、「高いですよ」と軽く返答。

旧ハンター住宅は震災の際のベランダ破損では、チーク材が高価なので「楢」で補っている。余ったチーク材を廻してほしい。
※未確認だが、別の木材が使用されているのは確か。

あとは屋内の間仕切りに竹小舞が用いられていたことにも驚いた。鉄筋コンクリート造の建物に竹小舞では強度的に不釣り合いなように感じるが、何か理由があるのだろう。どこかで調べてみたい。
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大谷石や砂などもなるべく当初材に近いものを、ということで全国各地から集めているそうだ。砂でも、おそらく当初はこの芦屋川の砂を使っていたのだろうということだが、もはや取ることはできないので、岡山県井原市から持ってきたということ。徹底している。
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最後に感心したのは、このテント。阪急の車窓から見るたびに、えらい貧相だけど大丈夫か?と思っていたが、中に入ってびっくり。見事にトラスを組んで強い構造を作っていた。だからあの10月の台風にも耐えたそうだ。というより、テントだったため逆に強風をモロに受けずに済んだようだ。
もちろんこのテントはヨドコウ迎賓館の外壁に損傷を与えないためということが主目的。あとは傾斜の大きい不安定な地盤を崩さないようにという目的も兼ねているらしい。天晴!

他にも様々なお話が聞けたが、ここでは特に印象に残った3点だけ記録。あとは工事報告書が出てきたときにゆっくりと堪能してみたい。
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