げん氣の扉

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聖書にはノーという言葉が1,376回出てくるのに対し、イエスはわずか4回。「十戒」にはノーが8回で、
イエスは2回しか出てきません。西洋でもそうなのですから、何事につけても遠慮深い日本では、ノーと
いう否定語の登場回数が一段と多くなってきます。

たとえば、職場では「君にこの仕事を頼みたいのだが」、「いえ、いえ、それはとても私には無理です」といった
具合です。ところが、ここに「イエス、アイキャン(はい、できます)」の精神で、若い頃はもちろん、
60歳を過ぎてからも次々と冒険に挑戦していった人物がいます。

元岩手放送代表取締役・福田常雄氏がその人で、ビジネスマンとしてトップにまでのぼりつめ、しかも
その地位に執着することなく、自ら身を引いてしまいました。まだまだ十二分に働ける年齢にもかかわら
ず、あえて職を辞したのです。そして、氏の言葉を借りるなら「コヒコク(会社から与えられる個室、
秘書、交際費、クルマ)」を捨て、「生体実験」に身を賭すことにしたのです。

「世界がいまだ経験していない、高齢化社会がもうすぐ始まるんです。その時に中高年層はどう生きる
べきか、六十代の自らの心身を荒海に放り出し、考えてみようと思ったわけです」。

この命題のもと、氏は退職後カナダに渡り、しかも一年半の長きにわたって、たったひとりで生活しまし
た。その間バンクーバーで下宿生活をし、英語スクールに通い、趣味の焼き物を楽しんだりしたのです。

ある時は、孤島でロビンソン・クルーソーのような生活をし、また、生まれて初めて車を運転し、運転
免許も取るという充実した日々でした。

「しかし、英語力も乏しいだけに、孤独感にさいなまれ、肺炎にかかってやりきれない気持ちになった
こともありました。毎日が自分に対するチャレンジの連続でしたね」。

その後も秩父三十四観音を、ある時は脱水症状に陥り、死にそうになりながらも踏破しました。このような
シビアな「生体実験」を通して、氏はこう結論づけます。

「中高年パワーを社会にとってのメリットにするためには、行政、企業サイドから努力するだけでは
ダメです。私も含め中高年層の側も生涯現役の心構えで、社会に積極的に参加していかなければなりま
せん」。

つまり「イエス、アイキャン」の精神を一生忘れず実践し、PPK(ピンピンコロリ)を目指していたのです。

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