げん氣の扉

幅広い人財啓育を行っているグループダイナミックス研究所(GDI)のオフィシャルブログです。

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給料が銀行自動振り込みの時代になってから、便利には違いないのですが、これを「父親の権威」と
結びつけてがっかりするビジネスマンも少なくありません。

「現金手渡しの時代は、妻も『ご苦労さま』といって受け取っていたし、子どもだって、父親が稼いで
くるから家族が生活していけることを実感できたと思う。ところが、今は、給料は自動的に入ってくる
感じでしょう。気のせいか妻や子どもたちも、だんだん私の言うことを聞かなくなってきた」と、ある
ビジネスマンは言うのです。

ひと昔前の父親たちと比べると、今の大多数のビジネスマン父親は家庭内でのカゲが薄く、また、リス
トラなどの影響で仕事の量も急激に増え、忙しくなってきています。営業の場合は、夜の付き合いも
多く、大都市のビジネスマンなら、通勤時間一時間半の郊外のマイホームには“寝に帰るだけ”の日が
続く場合もあります。地位が上がり、責任が重くなる年齢になればなるほど、“下宿人”になるのです。

さらに、子どもも思春期を迎え、難しい年頃にさしかかってくる。そこで、妻にせかされて、たまに
説教してみても子どもたちは馬耳東風―。ついカッとなって、怒ってみても、父親の権威はなかなか
回復しない。さあ、どうしたらよいでしょうか。

心理学者のディンクメイヤー博士らは、親の権威を回復するのに、アメとムチの賞罰教育は今や効果が
ないというのです。そして、その代わりに勧めている一つの方法に、「家族会議」があるのです。

家族会議では、家族全員が平等に権利と責任を分かち合います。家族会議の議長や記録係も順番で受け
持つのです。その会議で、家庭内のルールを決めることや問題解決の手順、レジャーや旅行の計画などを
話し合うことで、家族全員のやる氣を起こすキッカケを作るのです。親の義務の放棄でもなく、子どもの
言いなりになることでもないのです。うまくお互いに納得できる場合もあるし、意見が分かれて、結論が
なかなか出ない場合もあるかも知れません。

そういう時こそ、「お父さんの会社ではね…」と厳しい社会の現実を語ったり、会社の社会での役割や
目的、自分の目標、夢や志(こころざし)を伝えるのです。そして、妻や子どもの認識のレベルを高めた
り、考え方の甘さを理解させたり、修正したりするのです。

また、社会での体験を語ることにより、父親の価値の伝承を行うのです。実は、この父親の「価値の伝承」が、
日本は世界で低い方に属するのです。
家族会議を通して、父親の「権威」を回復するのです。そして、父親の価値観を次の世代に伝えるのです。

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