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訴えかける月

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どうも林重郎です。

今日は満月じゃないけど、月が綺麗。

何か訴えかけてるような、そんな月です。

皆さん。外に出たら空を見上げてください。

花を見るのと、月を見るのはタダだから。



ノートPCが気まぐれで、脚本が書けたり(保存出来たり)、書けなかったり(保存出来なかったり)するのです。

つまりノリノリになって、長々書いたものが保存出来なくなる、という現象が起きたりするのです。実は前回公演の「今も彷徨うアングリマーラ」からこの現象が起きていて、基本脚本は家PCで書くようにしてるのですが、ノートPCの方でも調子が良い時だけ、ちょっとずつちょっとずつ書いてる作品があります。

「保存出来るかわからないし」「どうせがっつり進む話じゃないし・・・」「脱稿するかどうかわからないし」という無責任さから、アンモラルな感じの会話を書き進めていて、放送禁止用語も連発します。

こういう時に「ああ品性が下劣なんだなあ」とつくづく思います。

ちなみにブログはノートPCの方で書いてます。

ブログを書く分には支障が無いようです。

なにかしら頑張ろう。

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気になってました、田中綸さん主宰  「古典に潜る」ワークショップに参加しました。

【古典に潜るWS とは:古典戯曲を読み解いて、考え方・読み方を深めていくWS である!】@東高円寺K'sスタジオ 

 「はかる」をキーワードに『ヴェニスの商人』の人肉裁判のシーンを分析していきました。

参加者は僕よりもはるかに若い人たちばかりなのですが、演劇が好きだったり、古典が好きだったり、古典文学を愛する様々な方が集まって客観的に主観的にディスカッションしてゆきます。


すごーーーーーーく面白かったですし、他人の見方を通して(乗っ取って)、様々な角度から古典を読み解いていくので、普通に読書したり観劇したりする5倍以上の濃さで作品の内部に潜り込むことが出来ると思います。



こんなアカデミックなサロンが敷居を低くリーズナブルな参加費で開放されているなんて宣伝せずにはいられません。

私事ですが、十代は鴻上作品の戯曲を図書館で読み、二十代の演劇駆け出し時代はシェイクスピア作品を好き好んで読んだり観劇したりしていた、という演劇青年として割とスタンダードな嗜好も持ち合わせていたのですが、なぜかこの「ヴェニスの商人」に関してはまったく触れずに来てしまいました。

演劇に25年以上携わって、ヴェニスの商人に触れることがなかった、って逆に難しいと思うのですが、満を持して触れる機会に恵まれました。

まずはウォーミングアップ。



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まずは今回のワークショップの主題である「はかる」(計る・測る・量る)というワードから連想することを参加者全員で付箋に書いて行き、ブレインストーミング。


乱雑に置かれた付箋をさらにグループ分けしてゆき、「はかる」の概念を考察してゆきます。

この作業でついさっき初めて会った方たちの脳と結合してゆく感じがします。

誰かとまったく同じワードでかぶっても親近感が沸くし、予想外のワードや概念があっても楽しい。

付箋に書いていいワード、概念には制限が無くて、はみ出す余計な考えや意見も「余計な考え」として排除はされず、どことも連動しないかカテゴライズされなければグループから逸脱した概念として、それはそれで迎合されます。

これってアレックス・F・オズボーンという人が考案した会議方式らしいです。



面白いですね。自分が書いた戯曲でも演じる人たちとこのディスカッションやってみてもいいかも、と思いました。



そして本題。今回は「ヴェニスの商人」第四幕の第一場だけを全員で読み、この中から「はかられていること」「比較されていること」「長さや質量や深さなどを例えている比喩」など、参加者が感じたものを自由に書き出してゆきます。



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みなそれぞれに感じることやひっかかるポイントが違うのですが、たった一場のこのシーンだけをブレインストーミングしてゆくだけで、濃密に作品の内部に潜り込むことが出来ます。

やっぱり参加者の知識や脳を借りて読んでいく感じですね。

ちなみにヴェニスの商人は↓

16世紀、ヴェニスの貿易商アントーニオは友人バッサーニオが大富豪ポーニャに求婚するための資金を得るため、ユダヤ人の高利貸シャイロックから金を借りる。しかしシャイロックはその担保としてアントーニオの身体の肉1ポンドを要求した…。


というのがざっとしたあらすじ。作中に出てくる裁判が「返せなくなった借金の返済に、心臓近くの肉を求めた」ことから「人肉抵當裁判」と呼ばれたらしいです。


で、シェイクスピア作品の面白いところだなーと思うのが、読む人によって、悲劇にもなるし喜劇にもなるってところです。

僕個人としては「なんと差別的な話なんだろう」という印象でした。


ユダヤ人とユダヤ教の揶揄の仕方がえげつないんですね。

悪役のシャイロックの描かれ方がひどくて「これ、ユダヤ人はどう思って観てたんだろう?」と疑問に思ってたんですが、上演されていた当時にイギリスにユダヤ人はほとんどいなかったそうなので(イギリスでは1290年エドワード一世が一切のユダヤ人を国外追放し、その後彼らがイギリス居住を許されたのは1650年クロムウェルの治下において。したがってシェイクスピア時代には少なくとも表面上イギリス国内にはユダヤ人は一人もいなかった。※実際にはロンドンには少数ながらいた)この作品をユダヤ人が観る事がなかったそうです。

だからシェイクスピアはやりたい放題書いてたわけですね。

しかし・・・↓


『ヴェニスの商人』の物語はユダヤ人にとって侮辱的と捉えられる内容を含んでいる。シャイロックは貪欲な金貸しという、ユダヤ人に対する悪意あるステレオタイプ的な人物として描かれており、裁判中にはユダヤ教徒を軽蔑する罵声を浴びせられた上に、その正当な権利を踏みにじられ、最終的に改宗まで強要されている。20世紀初頭以来、反中傷同盟などのユダヤ人人権団体は同作品を反ユダヤ主義を煽る作品として、学校教材や舞台演劇に使用することに反対する運動を行っており、アメリカでは1947年に『ヴェニスの商人』の図書館からの排除を巡る裁判が行われている。ニューヨーク州の最高裁判決では排除を拒否した教育委員会の勝訴となったが、その後も北米各州で『ヴェニスの商人』の使用に関する抗議は続き、学校教育の場や舞台からは意識的に避けられる傾向にある。


という何か物騒な物議はちゃんと展開されているようです。

これを「小学校の時の学芸会で観た」というWS参加者の方もいて。

他に演劇公演で観た時ゲラゲラ笑いが起きてた。という参加者の方の証言もあって。

僕、まだこれを「ゲラゲラ笑える喜劇」として読めてないんですが、テキストとして自主的に「ヴェニスの商人」を購入したんでこれからじっくり読んでみようと思います。



シャイロックの憎悪がかなり引く、というか。これ小学生出来ないでしょう。とか。ちょっと陰湿すぎて笑えないよって感じなのですが、やりようによってはキャッチーな喜劇になるのですね。

それにしてもヴェニスの商人には詩的な表現が沢山書かれていて楽しいです。

「貴様の欲深さは血に飢えた貪欲な狼そっくりだからな」

とか

「慈悲は強いられてするものではない。恵みの雨のように天から降り注ぎ地上をうるおすものだ」


とか。大げさで良いですね。ほんと。シェイクスピアって大げさでユーモラス。


というわけで、まったく「ヴェニスの商人」を知らなかった僕でさえ(当日まで、あらすじさえ知らなかった)楽しめたので、興味があれば誰でも楽しめるワークショップだと思います。

特に読み合わせとかするわけでもないので演劇関係者の方でなくても気軽に参加出来ると思います。

次回は3/16らしいです。おすすめです。



田中綸Presents「古典に潜る」ワークショップFeaturing劇団中馬式

第三土曜日18時 〜 22時

参加費500円
東高円寺K'sスタジオ 


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哲学堂後編


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そもそもなぜ哲学堂に行ったのかと言いますと、去年の末から三島由紀夫にハマってまして、「三島由紀夫作品の中でもこれは自分向けだな」と思っていた「美しい星」を今読んでるのですが、これがめっさ哲学的な作品でちんぷんかんぷんなのです。

で、「あ、これ哲学堂で読んだらすらすら読めるのでは?」と思い、赴いた次第です。

「哲学堂で本読むと頭に入る」←このジンクスを信じている人結構いるみたいで、公園には読書家の方々でいっぱいなのです。中には手紙書いてたり何かを執筆してる人なんかもいるんですよ。

やっぱ脳が何か見えない力とアクセスしてるような、そんな感じがするんですよね〜〜。不思議な空気が園内を取り巻いてるんですよ。

霊感の無い僕が感じるぐらいだから、万人が感じることの出来る不思議な空気ですよ。騙されたと思って行ってみて〜〜〜。


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「すらすら読めた」かどうかは別にして・・・

「美しい星」の世界観と哲学堂公園はすごくマッチしてました。ぴったり。


読書にも適した公園ですが、ただぼ〜〜っと、のんびりするのにも適した公園です。

ポテトチップをつまみに、ず〜〜〜〜っと缶チューハイを飲み続けてるカップルがいて、とても気持ち良さそうでした。


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園内に池に囲まれた唯心庭(唯物園に対する小庭で唯心論的呼称を持つ諸部分が見られる)というエリアがあって、この唯心庭には、概念橋(理性〈島〉に達する道程には概念〈橋〉存する)という小さな橋を渡って行くのですが、この概念橋を渡り切った真正面にこの流木のような枯れ木がそびえてます。

いつからここにあるのか。いつ枯れたのか。実は枯れてないのか。

なんだか、人々の概念とか理屈とかを飲み込んでうねって生まれた「理想の化け物」みたいな感じがして、異様な存在感を醸し出していました。


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概念が生んだ理想の化け物。生きてるように見えるのは私だけですか?


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公園の大きな池に鯉やら鴨やら色んな動物がいるんですが、カエルが気持ち良さそうに泳いでてかわいかったです。

カエルってよくよく見るとかわいいね。


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鴨!鴨かわいい!

実は引っ越し先の候補に八王子という選択肢がありました。

労働先の仲間が八王子在住で、その人から川で泳ぐ鴨の動画を見せられtんです。そんなことあり若干西東京への憧れもあったのです。

物件探ししてる時期にbarダーリンで飲んだ時にも、たまたま八王子に住んでらっしゃる方がいて、やっぱ自然が豊富で動物がいるっていいなあ(たぬきとか)と思ってたんです。

でも鴨見たくなったらここに来ればいいね。

犬みたいにデカい猫もいるし、カエルもいるし。



というわけで哲学堂のほんの一部を紹介しました。ほんとほんの一部です。

変な空気が流れた不思議な公園です。わたくしにとってはまぎれもなくパワースポットですが、人によっては酔うかもしれません。それぐらい磁場がおかしい公園。


是非一度ご堪能ください。

アクセス

所在地〒165-0024
東京都中野区松が丘1-34-28
電 話TEL/03-3951-2515  FAX/03-3951-2280
交 通・西武新宿線「新井薬師前駅」から徒歩12分
・都営大江戸線「落合南長崎駅」から徒歩13分
駐車場・平日のみ12台まで駐車可。
※満車の場合は近隣駐車場をご利用下さい。
・土日祝休日は駐車場はご利用できません。
なお、障害をお持ちの方については、障害者手帳をご提示いただければ駐車可能です。
駐車される場合は、事前に管理事務所にご連絡いただくか、
駐車場整理員へ障害者手帳のご提示をお願いします。






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哲学堂前編

どうも林重郎です。

超久々哲学堂に行ってまいりました。

20代の頃はアホみたいに通っていたフェイバリット公園なのですが、最近足が遠のいてました。

哲学堂というところをざっと紹介すると↓


区指定文化財建物群 東洋大学創始者井上円了デザインの公園

哲学堂公園は、明治37年に哲学者で東洋大学の創立者、故・井上円了博士によって精神修養の場として創設された、哲学世界を視覚的に表現し、哲学や社会教育の場として整備された全国に例を見ない個性的な公園です。
昭和50年に中野区立公園となってからも、古建築物の修復、整備を重ね、また中野区内でも有数の花の名所として親しまれる公園となっています。広大な敷地内には野球場・庭球場・弓道場もあります。

歴史

昔、哲学堂公園の地は、源頼朝の重臣である和田義盛の城址でありました。

名前の由来

哲学者であり、東洋大学の創設者でもある故・井上円了博士が、明治37年小石川原町(文京区白山)に開設された哲学館大学(現・東洋大学)を記念して「四聖堂」を建設しました。
「四聖堂」は、孔子・釈迦・カント・ソクラテスを祀り、「哲学堂」とも称しました。これが哲学堂の名前の起こりです。



と、こんな感じです。

前編後編に分けてお届けすることもないかもなんだが。

「公園で読書しただけ」なんだが。

最近あまり心のゆとりがなくてのんびり出来てなかったので。
久々リア充出来たこのパワースポット公園のパワー画像のおすそ分けをしようと思った次第です。


では先ず。


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梅!!

かわいいですね。

哲学堂に古くからなじみの方は知ってると思いますが、哲学堂は元々あった敷地と川を隔てたエリアに新しく整備された小綺麗な公園が増設されてます。

この新エリアに美しく梅が咲き誇っています。

梅は慎ましく愛くるしい花ですね。紅梅のピンクはあざといぐらいにかわいらしい色です。

梅は香も良いですね。梅は桜ほど派手じゃないけど、春が来ることをいち早く教えてくれてるような花ですね。ワクワクします。

花と月を見るのはタダだからみんなも梅を観に行こう!!!



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ここも新エリアで昔はなかった場所。

哲学の庭。

ハンガリー出身の彫刻家ワグナー・ナンドール(Wagner Nandor)の作品が立ち並ぶ圧巻のエリアです。


・老子(ろうし 道家の祖)
・キリスト(イエス・キリスト キリスト教の基礎を築いた)
・釈迦(しゃか 仏教の開祖)
・アブラハム(ユダヤ教、キリスト教、イスラム教を信じる、いわゆる聖典の民の始祖)
・エクナトン(エジプト第18王朝第10代の王アメンホテプ4世の別名 アモン信仰を捨てアトン崇拝を開始した)
・達磨大師(だるまたいし 禅宗の開祖とされている人物。中国で活躍した仏教の僧侶)
・聖フランシス(フランシスコ修道会の創設者。カトリック修道士です)
・ガンジー(インド独立の父。弁護士、宗教家、政治指導者)

・聖徳太子(冠位十二階などの他・憲法十七条を制定し、仏教の興隆に力を尽くしました)
・ユスチニアヌス(ローマ法大全を編纂し、ローマ法の集大成を図りました)
・ハムラビ(バビロン第一王朝第六代の王。慣習法を成文化した「ハムラビ法典」を制定しました)


などの彫像がそれぞれにちゃんと意味のあるグループ分けと配置で置かれているようです。

あまりに厳かで・・・くつろげるというよりは襟を正さないと眺める事が出来ないようなスポットなのですが、何か強いメッセージというかパワーが押し寄せて来る感じがします。



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筆塚。

やはり物書きを志す身としてはここは静粛な気持ちで拝みたいスポットであります。

沢山の書生さんがここを参拝したことでありましょう。



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すげーほっこりしたスポット。


なんだろ。昔はそうでもなかったんだけど、わけもわからず癒された。


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「あ!野良犬がいる!」一瞬思ったんだけど、巨大な茶虎の猫だった。

パワースポットだからなのか、来園者が餌をあげるせいなのか、この公園に出没する猫はみな巨漢なのです。

そして人懐こくて逃げません。


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「デブ」というより、デカいんです。一つ一つのパーツが。


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用水路をガン見するぬこ。


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下水に何があるのかい?

そこに愛はあるのかい?

ぬっこよ。




後編に続く・・・・

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隣町

どうも林重郎です。

環境の変化に非常に弱く、脆弱で神経質な中年の林重郎です。

それゆえ、引っ越し先も遠くを選ばずに隣の町に引っ越したのですが、最寄り駅が変わっただけで相当ストレスを受けています。

ゴミ出しのルールが変わったり、コンビニが変わるだけで相当ストレスを感じます。

なんかずーーーーーっと「引っ越し大変引っ越し大変」と大袈裟にわめいていたので、さぞかし遠くに引っ越したと勘違いした方もいらっしゃるかと思いますが、すみません。徒歩20分も離れてない所へ引っ越しました。(正確には隣の隣の隣の町ぐらいです。駅1つ分離れてます)

使えなくなった掃除機、PC、椅子を粗大ゴミと家電リサイクルに出しました。

掃除機は去年、坐骨神経痛で寝たきりだった時に壊れて動かなくなってしまってからずっと放置してありました。

別れ際「今までありがとう」と抱き締めてしまいました。

PCは知人のお古で4年間お世話になりました。

このPCと共に立ち上がった劇団竹と言っても過言ではないし、沢山作品を生み出してくれた戦友なので、きちんとお礼を言って、厳重な梱包をして家電リサイクルに出しました。

さて新しい暮らしが始まります。

今日も執筆しました。新作はどこでやるのか、何人出るのか決めずに闇雲に書いてます。

落ち込むことはあるけれど、林重郎はこの町が好きです。

嘘です。元いた隣町に戻りたいです。

まだ色々なれません。

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