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釣行記や手作りアイテムの情報を中心に発信していきたいと思います。
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 アタリセンサネタ第4弾(^^;。いや〜、しつこくてすいませんが、技術屋は思いつくと作らずにいられませんで(笑)。今回のはアラームが自動で止まるタイプの改良版、こちらの記事のタイプとの違いは改造ベースが最初のモノと同じコンパクトな「ガードマン」な点とアタリ検知スイッチの構造変更です。

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 こちらの記事ではバルブキャップ基板の出力を論理反転してブザー基板のトリガに入力するために、写真下のトランジスタを使ったスイッチ入力回路があるDAISO製窓用防犯アラームを改造ベースに使ったのですが、やはり写真上のマコト製「ガードマン」の軽さ、コンパクトさは捨てがたいです。それと、アタリ検知スイッチ部は側面に取り付けた方が扱いやすいのですが、この写真のように「ガードマン」は側面部が幅20㎜ある平面なのに対して、DAISOのブザーは側面の平面部が狭いためアタリ検知スイッチの構造物を裏面にしか取り付けできないのが難点です。

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 う〜ん、どないかして「ガードマン」の方にバルブキャップ基板を組み込めへんかいな〜と思いながら回路見てたら…あ゛!ブザー基板の入力端子使わんでも、常時鳴動にしといて電源ラインをバルブキャップ基板のオープンコレクタ出力で開閉したったらエエんやん、ブザーは電源を切ったら止まるんやから…(^^;。つまり回路的にはこうなります。
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 元々のリードスイッチを取り除き、ブザー基板のTRGを開放にしとけば「ガードマン」は単なる「主電源を入れたら鳴るブザー」になりますから、このようにブザー回路のGNDと電池の−極の間にバルブキャップ基板を割り込ませれば良いのです。KISSってヤツですね(^^;。
※KISS:Keep It Short and Simple=簡潔かつ単純に設計する方が失敗や故障が少ないという技術の基本法則

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 次にアタリ検知スイッチの改良。こちらの記事のバージョンはラインがクリップと接点板の隙間を通って外れる時に回路が切れるのをバルブキャップ基板に検知させる仕組みですが、主電源が入っていると「ラインをクリップに引っ掛けてセットする時」にもアラームが鳴ってしまいます。釣り人的には気にしなきゃいいだけなんですけど、技術屋的に気になるッ(笑)。

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 というわけで、このようにしてみました。今回のセンサはリールより上側に取り付けて、このように前端のフックに一度引っ掛けてからアタリ検知スイッチになっているアーム先端のクリップに引っ掛けます。センサの働きをするのはクリップ先端ではなくアームを保持しているアームフックとの接点(赤丸)部なので、仕掛けを投入してセットアップする時にアラームは鳴りません。

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 このセンサはラインをこのようにZ字状に掛けるので、リールより竿先側に取り付けることができます。なお、センサをリールより竿尻側に付けたければ前端のフックは使わず直接アームにラインを引っ掛けます。

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 アタリでラインが引っ張られるとアームが前方に倒れて、写真赤丸の接点部が一時的に離れることでバルブキャップ基板にトリガ入力が入ります。アームをアームフックから外して後ろ方向に曲げると感度が鈍く(強い力で反応)、前方向に倒すと感度が鋭く(弱い力で反応)なるので、感度を調節できます。また、このセンサアームをもっと太くて硬い素材で作ってセンサを竿に取り付けるベースも強化すれば、重いオモリを掛けるボート釣り等で手持ち竿と置き竿を併用する事もできそうです。

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 強く引けばアーム先端のクリップからラインが外れるよう、テストしながらアームの曲げ角度を調整して最終的に写真下のような感じになりました。最初の状態(上)からかなりアームを前に倒し、クリップも前傾させたワケですね。これで竿を絞り込むような大きなアタリの時はリールをフリーにしておけばラインが自動的に出て竿を持って行かれずに済むし、竿を手に取ってアワセればラインが外れてすぐに支障なくリールを巻くことができます。

 それでは製作方法です。

【材料】

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窓用防犯アラーム「ガードマン」(マコト)
自転車用点滅式バルブキャップ(グリーンオーナメント)
コードクリップ1個(ダイソー)
金属製コードクリップなど10㎜×20㎜程度の金属片
ステンレスバネ線(φ0.8mm)20㎝程
リード線、ハンダ、接着剤、ホットボンド

【加工手順】

※作業上の注意点はこちらこちらの記事参照、感電とバルブキャップ基板の熱破壊に注意

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1.ブザー基板からリードスイッチを取り外す。
 基板から部品を取り外す時は、このようなハンダ吸取器(バキューム)があると便利です。シリンダーシャフトをカチッとロックされるまで押し込んで、コテ先を当ててハンダが溶けたところで黄色いボタンを押すと溶けたハンダを一気に吸い取ってキレイに取り除いてくれます。

2.ブザー基板のV+からバルブキャップ基板のV+へ、ブザー基板のGNDからバルブキャップ基板のOUTへ、バルブキャップ基板のGNDから電池の−極へ配線する。
 ※この時点でバルブキャップのTRGとGNDをピンセット等で短絡してブザーが断続的に鳴ることを確認しましょう。

3.ブザーのV+からLEDのAnode(+)へ、OutからLEDのCathod(−)へ配線する。

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4.このようなアーム、アームフック、前側フックをワイヤ曲げとハンダ付けで作り、アームとアームフックにはリード線を付けておく。

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5.金具類を接着剤で本体側面に貼り付ける。配置は写真を参考に。

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6.アームとアームフックからの配線を引き込み、バルブキャップ基板のTRGと電源−極に配線する。写真は配線し終わった状態。LEDは本体にφ5㎜の穴を開けて裏側から通し、ホットボンドで固定しておく。

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7.ブザー基板裏面にバルブキャップ基板をホットボンドで固定する。

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8.配線、基板を収納してフタを閉じる。
9.エポキシパテを盛って台座を作ったコードクリップを裏面に貼り付ける


 最初にご紹介したマグネット式では音が大きすぎるので音量対策しましたが、今回の回路は先のモノと同様、昇圧コイルを通して丁度いい程度の音量になるので必要ありません。パルス信号を使って断続的に短くブザーを鳴らすとコイルのインピーダンスが高くなるので、音量がかなり小さくなるのです…って専門的過ぎるな、分かりやすく言うと大きい音出すには一瞬「タメ」が要るのに、その前に電源を切られるので音量が上がりきらないのです。

 残る問題は防水性かなぁ…(^^;。イモビ用途なら雨の掛からない場所(自転車ならサドルバッグの中、バイクならカウルの中など)に仕込めますが、アタリセンサはハダカで使わざるを得ないので強い雨や波を被ったらアウトです。今回のようにブザーの電源ラインをバルブキャップ基板で開閉する方式で改造するなら、バルブキャップ基板を仕込む直径12㎜×高さ3㎜程度の空きスペースさえあればどんなブザーでも改造が可能なので、防雨構造の防犯ブザーをベースに改造すると良いでしょう。また、音はナシでLED点滅だけで良いなら、100均の自転車用リアライトはかなり防水性が良いので使えそうです。他に良い改造ベースがあれば教えてください(^^)。

オマケ

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 仕事で関東方面にいるのですが、今朝新幹線から撮影した富士山です。今年は雪が少ないと聞いてましたが、2月半ばというのにありゃまウスラハゲ(^^;。

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 仕事先は田園地帯の真ん中なんですが、もうフキノトウが出ています。今年は春が早いですね(^^)。私もそろそろ冬眠から覚めねば…次回こそ釣行記を(笑)!

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