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袋売りの少年と妹の話
ノラルディンは、10歳の男の子、マリマルの兄。
マリマルは、8歳の女の子、ノラルディンの妹。
二人は、フィリピンに住んでいる。
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フィリピン、ミンダナオ島出身の兄妹が、
故郷から1000キロも離れたマニラの親戚の家で間借り生活をしながら、親元に送金をしています。
兄は10歳。
妹は8歳。
兄は、市場で1枚20円の買い物袋を売っている。
そのお金で、妹を学校に行かせてやり、
ミンダナオに住んでいる両親に送金している。
彼らの故郷ミンダナオでは、キリスト教の国軍と
イスラム教のゲリラの戦いが激しく、
一度は、一家でマニラに逃れてきたが、
親はマニラでの働き口が見つからず、
小さな兄弟姉妹とともに、戦いの激しいミンダナオに帰っていった。
兄弟姉妹5人の内、働ける年齢である、
10歳の男の子と、8歳の女の子だけが、マニラに残る事になった。
彼らの故郷ミンダナオは、フィリピンの中でも
最も貧しい所だ。
両親は、地主から畑を借りて米を作っているが、
1年の稼ぎは、マニラで袋売りをしている兄妹の
1/3にしかならない。。。
ミンダナオの母親から、2ヶ月振りに手紙が届いた。
兄は学校に行っていないので、字が読めない。
学校に行って字の読める妹が、手紙を読む。
その手紙には、
「死産で、入院ている。」と書かれてあり、
「お金が足りない」
「会いたい」と書かれていた。
これまでにも増して、兄弟は袋売りに精を出した。
兄は、買い物客の荷物持ちをするなどして、
お金を貯めた。
雨の降る日は、売り物の袋を頭からかぶり・・・
学校に行っている子供たちからは、
「汚い」「貧しい」「親がいない」といじめられ、
大人には、汚いものでも見るような目で、虐げられた。
それでも、頑張って袋を売った。
やっと、いくばくかのお金がたまった。
母親からの手紙が届いてから1ヵ月半後の事だった。
船でマニラから2泊3日、1000キロの旅。
母親に会い、号泣する兄と妹。
残酷にも、わずか8日間で、マニラに戻る事になる。
母親が入院したとき、宝石商からお金を借りたが、
全くお金を返せない為、宝石商が取り立てにきたのだ。
このままだと、警察に訴える!とすごい剣幕だ。
父親と叔父は、兄妹をマニラに帰せば、
毎月の仕送りが期待できるから、
マニラに帰そう!という。
しかし、母親は父と叔父でお金はなんとかして!
兄妹はマニラに行かせない!と反対する。
が・・・
10歳の男の子は、自分の意思でマニラに戻り、
又、袋売りを始める。。。。
貧しいとは、こんなにも辛い事なのか!
生きる為に、10歳の子供を手元から離し、
働かせなければならない親。
親兄弟の幸せを願い、10歳にして、
親元を離れ、仕事をする決心をする子供。
あぁぁ!
心から願う!
全ての子供たちが、幸せいっぱいに生きていけますように!!
全ての子供たちが、親の愛情たっぷりに生きていけますように!!
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現在小さな兄弟は、日本からの支援により、
両親と共に暮らし、学校にも通っています。
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