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体験した医療訴訟についてのブログを書いています。
タイトルは、『 わたし大学病院を相手に医療裁判しました。』 です。
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『 K 元研修医からのメール 』はしばらくお休みしております。
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医療裁判・大学病院の実態を 知ってもらい、(裁判官・弁護士についても含)
少しでも多くの人が ‘病院’や‘医療過誤’そして‘医療裁判’について 考えてくれたなら、
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不慮の事故や事件で 家族を失った人には、
「あの日さえ無かったら…」と思う1日が毎年やってきます。
私にとっては 今日がその‘あの日’です。
あの年の6月15日も 今日の様な 抜けるような青空でした。
朝から…、今頃の時刻は まさかこれほどの危険が予想される手術とは知らずに
緊張気味の父をリラックスさせようと 会話を交わしていた…とか、
今頃父は 手を振りながら手術室に向ったのだな…などと考えてしまいます。
命日よりも 辛い1日です。
このような想いをする家族が これ以上 増えません様に…。
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以下、昨年の6月15日の日記です。
今日は、父が手術を受けた 当日です。
あの日のことを 繰り返し考えてしまいます。
昨日の記事に書いた 『 慈恵医大青戸病院事件 』の判決が出ました。
このような裁判結果や 父の裁判終了後の医療報道・裁判事情を見ると…、
一審で 充分な納得が出来ないまま‘和解’をせず、
もっと踏ん張って‘控訴’していれば、
だいぶ結果は違っていたのだろうな…などと考えてしまいます。
(あの時点で、出来る限りの事は し尽くしたと考えていますが…)
今回の裁判長の言葉は、父の件にもピッタリ当てはまる…。(カッコ内は父の件に合わせて加筆)
・手術を避ける注意義務があったが、これを怠った
・(同時手術と言う高度な手術を)安全に手術する知識や技術、経験がない
・被害者の死亡(脳梗塞の発症→死亡)を予見して回避する義務に違反した
・経験を少しでも積みたいという自己中心的な利益を優先した
(学会発表の対象にも成る経験であった)
・患者の安全と利益の確保という医師として最も基本的な責務を忘れた
・青戸病院(→××医大病院)としても初めての(同時)手術で、
(そのような同時手術は)医師はいずれも執刀経験がなかった。
・主治医は執刀経験がないこと(+病院でも初めてのことも)を男性に伝えなかった。
・自らの技術を顧みずに何を行ってもよいわけではない
今回の裁判長が、父の裁判のK裁判長のように
無謀な手術であったという客観的な意見があっても
「手術施行の判断は、医師の裁量権の範囲だ!」などと…、
判決を出さなくて 良かったと思います。
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(色や太字で 文字を強調した部分は、ブログ管理者の判断でおこないました。)
朝日新聞
3医師に有罪判決、慈恵医大青戸病院事件 東京地裁
東京慈恵会医科大付属青戸病院(東京都葛飾区)で02年、
「腹腔(ふくくう)鏡」を使った前立腺がん摘出手術を受けた千葉県松戸市の男性(当時60)が手術の約1カ月後に死亡した事件で、
業務上過失致死罪に問われ、無罪を主張した当時の泌尿器科医師3人の判決が15日、東京地裁であった。
栃木力裁判長は「3人には手術に必要な最低限の能力がなく、手術を避ける注意義務があったが、これを怠った」と指摘。
「手術は無謀で、他の医師らの責任も大きい」として3人にいずれも執行猶予つきの有罪判決を言い渡した。
栃木裁判長は「安全に手術する知識や技術、経験がない3人が手術を始め、出血管理などを全くせずに手術を続けた結果、被害者を死亡させた」と、3人の過失と死亡の因果関係を認定。
助手を含めた3人全員が、被害者の死亡を予見して回避する義務に違反したとの立場をとった。
刑の重さを決める事情としては、「3人は経験を少しでも積みたいという自己中心的な利益を優先し、患者の安全と利益の確保という医師として最も基本的な責務を忘れた」と強く非難した。
また、「青戸病院では医師らの責任を免れさせるため、遺族にうその弁解をしていた。
被害者の死因を知りたいとの思いを踏みにじられた遺族の怒りや不信感も無視できない」とも述べた。
一方で、判決は、3人の上司の診療部長や副部長の監督がほとんど機能していなかったことや、患者の全身管理を担当していた麻酔科医の対応が極めて不適切だったことなどを指摘した。
「死因を心不全と偽る工作をするなど、組織ぐるみで隠蔽(いん・ぺい)を図ろうとした」とも認定。
「責任を3人に全面的に負わせることは相当ではない」と述べ、実刑は回避した。
この手術は当時、青戸病院としても初めてで、3医師はいずれも執刀経験がなかった。
だが、主治医は執刀経験がないことを男性に伝えなかった。
また、手術は学内の倫理委員会の承認を得ずに行われた。
手術は、体に直径1センチほどの穴を数カ所開けて内視鏡や器具を入れ、医師がモニターを見ながら患部を摘出する。
開腹手術と比べて患者の体に負担が軽いとされるが、熟練した腕が求められる。
慈恵医大青戸病院は15日、「判決を厳粛に受け止めております。改めて患者様とご遺族におわびします。
今後も一層気を引き締め、永続的に安全管理に努め、安全で質の高い医療を提供できるよう努力してまいります」との談話を出した。
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