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くるとしは、さるとし
なんか変だな
干支は何でこの順番なんだろう?
こんな面白いお伽噺が在りました。
昔、大晦日のある山で、動物達が集まり
誰が此の山の大将を務めるかで揉めに揉めていました。
そこへ此の山の纏め役である「年神様」がやってきて
「其れなら来年から1年づつ交代でやればいい。
明日、わしの家に早く挨拶に来た者から
先着10匹まで決めて10年周期でやることにしよう
ということになりました。
その後、争いに参加してなかった猫が
鼠の所にやってきて
「何かあったのか?」と聞いた所鼠は
「明後日2日の朝に年神様のところへ挨拶に行けば
大将になれるってさ」と大ウソを言いました。
「よし、2日だな!」と、猫は鵜呑みにしてしまいました。
その夜、牛は「ワシはのろいから夜の内から出発しなければ」
と、まだ真っ暗な中から家を出発しました。すると
其れを発見した鼠はこっそり牛の背中に飛び乗り
ちゃっかり年神様の家までついていきました。
そして、朝。夜明けとともに牛が門の所までやって来ました。
「お、一番は牛か」と思ったのもつかの間、
「待ってました!」と鼠が背中から飛び降り
逸早く門をくぐってしまいました。「やられた・・・」
と、牛はがっかり。
「一番、鼠。牛は二番だな」年神様、容赦ありません。
間もなく、向こうが騒がしく成って来ました。そう
他の動物達が押し寄せてきたのです。
そして怒涛の勢いで門を潜り抜けて来ました。
「三番虎!四番兎¡五番龍!六番蛇!七番馬!八番羊!
九番猿!十番鶏!以上、締切り!」
そして、門は閉じられました。
と、思いきや、なんと勢い余った猪と、
その脇をすり抜けた犬が門をぶち破って入って来ました。
「お前らそこまでして大将になりたいのか・・・
しょうがない、お前らも数えてやる」と
晴れて犬と猪はそれぞれ十一番目、十二番目と成ったのでした。
そして、あくる日、鼠の話を信じ込んだ猫が
年神様の家にやって来ましたが、
「そんなもん昨日おわったぞ」と当然の返事が返って来ました。
「おのれ、鼠めー!!」
猫は当然、怒り狂いました。
・・・と、これが十二支が「十二支」である理由。
猫が鼠を追い回すきっかけに成ったそうです。
おわり
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今昔物語
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