全体表示

[ リスト ]

 東日本大震災で被害が大きかった宮城県石巻市で、神戸大医学部付属病院産科婦人科(神戸市中央区)の医師2人が妊産婦らを支援した。石巻市ではすべての産婦人科医院が被災し、石巻赤十字病院に妊産婦が集中。同病院で診療や手術に当たった2人は「家を失ったことなどが影響して、入院中の産婦が体調を崩すこともあった」と活動を振り返った。

少しでも力に 鈴木嘉穂医師(35)と平久(たいらく)進也医師(33)。日本産科婦人科学会の支援要請を受け、4月9〜16日に派遣された。いずれも「自分たちの技術を生かし、誰かを少しでも助けることができるなら」と志願したという。
 石巻市では4カ所ある産婦人科医院がいずれも被災し、派遣時はうち1カ所がようやく外来や分娩(ぶんべん)を再開。妊産婦が集中した石巻赤十字病院では、正常分娩なら、通常より早い産後3日目程度で退院してもらうなどの対応を取っていた。
 2人は、避難所なども巡回する必要がある常勤医らの支援として、分娩や外来、妊産婦健診などを担当。帝王切開手術も3日連続で実施した。
ダメージ 妊産婦には、被災の影響もうかがえた。30代の女性は、帝王切開による出産の約3日後から血圧が上昇した。話を聞くと「津波で自宅を流され、夫が職を失い、先行きが見えない」などと涙を流した。精神的なダメージが高血圧につながったとみられる。
 健診では、泥だらけの母子手帳を持参する女性がいた。車に乗っていて津波に遭遇し、窓から逃げて助かったという。常勤医からは「津波を避けるため屋根の上に逃げ、2〜3日救助を待った妊婦もいた」という話も聞いた。
 避難所から外来に訪れた20歳代の妊婦は、風邪が治らないと訴え「避難所では水が不足し、うがいや手洗いが十分できない」と嘆いていた。
兵庫にも 避難所には妊産婦は少なく、親類の家や夫の実家などに身を寄せる人が多い。兵庫県内に避難し、神戸大で受診するケースも。被災地からだけでなく、関東地方の妊産婦で計画停電、飲料や食料などの買い占め、放射性物質の影響を避けたいという人もいるという。
 鈴木医師は「屋外はちりが多く、マスクをしないとせきが出るほど空気の状態が悪い。妊産婦に影響しないか心配だ」と指摘。平久医師は「今も困っている人がいることを意識し、被災地外でもできることを実践したい」と話す。
 
イメージ 1
派遣時を振り返る鈴木嘉穂医師(左)と平久進也医師=神戸市中央区楠町7
 
(金井恒幸)
 
(2011年5月2日 神戸新聞)

「地域医療問題」書庫の記事一覧

閉じる コメント(1)

顔アイコン

【被災地の漁師の報告】 「被災地3県で、医師が300人近く立ち去った。救急を中心に地域医療が崩壊。危機的状況」と。福島県立医大菊地学長が窮状を訴えた。〜 被災地医療、福祉の崩壊は小手先の対処では無理。
http://blogs.yahoo.co.jp/sasaootako/62156552.html

このような、状況ですね。TBしていきますね。

2013/3/26(火) 午前 7:04 みさご丸

開く トラックバック(1)


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

いまならもらえる!ウィスパーWガード
薄いしモレを防ぐパンティライナー
話題の新製品を10,000名様にプレゼント
いまならもらえる!ウィスパーうすさら
薄いしモレを防ぐ尿ケアパッド
話題の新製品を10,000名様にプレゼント
ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事