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アイスランドに訪れた人のほとんどが参加するであろう観光ツアーにゴールデンサークルツアーというものがあります. 観光地とはいえ,地質学的にも非常に興味深い場所です. 地熱地帯を横目に見ながら環状線を南下する際, ガイドさんから,アイスランド語でレイキャ(reykja)は煙,ヴィーク(vik)は湾をあらわす言葉で, 首都レイキャビクは“煙の湾”という意味であるという案内があり, きっとどこかに風の谷もあるに違いないなどと思っているうちに, バスはセルフォスという人口6千人の町の手前で北上し一路目的地に向かいます. 見学地は主に3箇所で, まずはじめはグルフォス(フォスは滝を意味する)という滝です. ここは,山中さんが紹介されているような,氷河から流れ下る白濁した水が豪快に流れ下る様子が見られる場所ですが, 足元をみれば,柱状節理の発達した溶岩や角礫岩,枕状溶岩などが見られ, 見上げれば,ラングヨークル(ヨークルは氷河を意味する)を見ることが出来, 一気に気分が昂ぶります. 次は,ゲイシールとかゲイシャーといわれる間欠泉. 現地の人が何と呼ぶのか定かではありませんが,英語で言うガイザーです. 数分に一回,高さ20メートルほどの水柱が吹き上がります. 皆さんカメラを構えて待っていますが,噴くかと思ったら噴かなかったり, あきらめて帰ろうとすると,吹き上がったり,なかなか意地悪なヤツです. そして最後は,何といってもシングヴェトリル国立公園! かの有名な“ギャオ(ギャウ?)”です. プレート発散境界である大西洋中央海嶺上に位置するアイスランドならではの地球の割れ目体験できます. 一緒に行った方曰く,白人女性が「I feel tectonics!」と叫んでいたそうですが, 私も「I feel tectonics too!!」と叫び返したい気分でした. 金丸龍夫 |
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