|
前回に続きカナディアンロッキーの光景を紹介します. カナディアンロッキーには沢山の氷河が存在します.氷河については以前の金丸さんの投稿の中にもありましたので(http://blogs.yahoo.co.jp/geogeosys/archive/2008/9/3) ,いまさら詳しい説明は不要だと思います.今回はこのうち最も代表的なものを紹介します.一枚目の写真では奥の山の上にある氷から舌状の氷河が伸びています.山の上の氷がコロンビア大氷原,氷河がアバサスカ氷河です.ここはカナディアンロッキー観光のハイライトとして知られています.どうです?アイスランドの氷河よりもきれいでしょう? ここには氷河が作り出す地形が幾つか見られます.例えば氷河のまわりにはモレーンと呼ばれる“小さな山”が見られますが,わかりますか?これは氷河が運んだ土砂によりできた地形です.写真左のものがわかりやすいですかね.ここでは“小さい”と表現しましたが,近くに行くと実は見上げるほど大きいのです.氷河の上に小さな点が三つほど見えますよね(写真を拡大してみて下さい).これはスノーコーチという氷上を走るバスです.両者の大きさを比べてみれば,モレーンの大きさが実感できるのではないでしょうか.ここカナディアンロッキーではスノーコーチに乗って実際に氷河の中央部まで行き,その上を歩くことができるのです.それが二枚目の写真.なかなか雄大な景色でしょう? コロンビア大氷原には,この景色に負けず劣らずの雄大なストーリーがあるのです.ここに降った雨や雪は,現在は氷として存在していますが,将来何処へ行くのでしょうか?このような水の動きを考えたとき,この氷原は北米大陸を三つに分ける地点なのです.ここから流れ出した水はやがて三つ方向へと分かれてそれぞれ大河となり,,一つは北極海(Arctic Ocean)へ,もう一つは太平洋(Pacific Ocean)へ,そして最後の一つはハドソン湾を経由して大西洋(Atlantic Ocean)へと注ぎ込んでいるのです.それを示したのが三枚目の写真です.このような地点を“分水嶺”といいます.大陸を悠々と流れ三つの大洋へと注ぎ込む大河の始まりがここにある.そう考えると同じ写真も少し違って見えませんか? 山中勝 |
全体表示
[ リスト ]



