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国指定天然記念物「手取川流域の珪化木産地」の一部である「桑島化石壁」(石川県)にいってきました(写真1)。 ここは日本の恐竜ファンなら一度は行ってみたい聖地の一つです。 この付近で化石が産出することは、明治時代から知られていました。明治時代にドイツ人のライン博士によって植物化石が発見され、彼の友人ガイラー博士により論文にされ報告されました。これは日本の化石が外国で紹介された初のできごとでした。桑島はそんな記念すべき場所なのです。化石壁の近くにはライン博士の業績をたたえる石碑が建ち、日本地質学発祥の地と記されています(写真2)。 この化石壁、すごいのはそれだけにとどまりません。見つかった化石は植物40種類以上、軟体動物(2枚貝など)9種類、節足動物(昆虫など)10種類、魚類4種類、両石類1種類、爬虫類(亀、トカゲ、恐竜)19種類、鳥類1種類、単弓類1種類、哺乳類1種類と多数に及びます(参考文献より)。恐竜の足跡も見つかっています。日本の白亜紀前期の化石の一大産地といえるでしょう。 残念なことに落石の危険があるため、化石壁の下は立ち入り禁止(写真3)。行ってみたい気持ちを抑えて、少し離れたところから眺めます。ここから6種類もの恐竜が出たと思うと、感慨もひとしお。 足元の転石を拾ってみると植物化石が入っていました(写真4)。きっと壁の間近に行くことが出来たら、このような化石が多く入っているのが見れるのでしょう。さすが化石壁。 天然記念物ですからもちろん採集は禁止です。写真だけとって元に戻して帰りました。 参考:恐竜時代の生き物たち 〜桑島化石壁のタイムトンネル〜 千葉県立中央博物館監修 村瀬雅之 |
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