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桑島化石壁の後は、東尋坊にも行ってきました。 東尋坊は日本海に突き出た巨大な岩体で、国の名勝・天然記念物です。その岩体は六角形の鉛筆を束にしたかのように、規則正しくひび割れています。これを柱状節理と呼びます。 なぜ柱状にヒビが入っているのでしょう? この岩体は、約1300万年前にマグマが地下の堆積岩層の間に入ってきて冷え固まることによってできたと考えられています(東志野・清水,1987;藤澤,2005)。 マグマは冷え固まる時体積が縮みます。堆積岩の中に進入したマグマは、おそらく水平に広がった鏡餅のような形だったのでしょう。マグマは冷えて固まります。冷たい堆積岩にもっとも多く触れる岩体の上面および下面から冷やされることによって、岩体の表面が収縮しヒビが入り、冷却が岩体の内部に進むにつれて、ヒビも岩体の内部に向かってどんどん成長していって鉛筆のような柱状になったと考えられます。 本来は地下にあるべきこの岩体は、地殻変動や日本海の波による侵食を受け現在地上に現れて我々に自然のアートを見せてくれているというわけです。 村瀬雅之 |
地球の見所(国内編)
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