|
写真はイタリアの有名な火山,ベスビオの西暦79年の大噴火で被災したことで有名なポンペイの遺跡です. 後方にわずかに見える雪をかぶった山がベスビオです. ポンペイは,古代ローマ都市の様子を知る上でも重要な遺跡ですが,今回は道路の敷石に注目します. 馬車の通る車道,歩道,家々が整然となっている町並みが見事です.馬車道には飛び石の横断歩道があります.見学した際のガイドの方の説明では,大雨で道が水浸しになっても人が渡りやすく,通常も馬車の通行がしやすい間隔に作られている,とのことでした. さて,車道や横断歩道に使われている敷石をよく見ると,すべて火山岩です. ナポリ周辺はカンピフレグレイカルデラやベスビオ火山など,イタリア有数の火山地帯です. 一般に石材は遠方から運搬するよりは近くに求めることが多いと思われます.おそらくローマ時代の人々も,ポンペイの近くに分布する火山岩を採石して敷石として利用したのではないかと思いました. ちなみに,一般家庭の台所には大理石などが使われていました.用途により石の種類を使い分けていたようですね. 安井真也 |
地球の見所(海外編)
[ リスト ]



