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日本大学文理学部 地球システム科学科 のブログアーカイブ

在学生・卒業生の声

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5年前に地球システムを卒業され,アメリカに大学院留学されていた大谷和敬さん.宮地先生に会いにこられたところをインタビューさせていただきました.


―――今回宮地先生に会いにいらっしゃったとのことですが,宮地先生の研究室をでられたのですよね?環境にご興味があったのですか?

 本当は宇宙や天文に興味があって入学したのですが,入ってみてアレ?天文学の先生がいないって(笑).それで1−2年生の時期は,勉強以外のことばかりやっていたのですが,2年生の研究室選びの時に,各研究室の紹介プレゼンを聞き,面白そうだと宮地先生の研究室へ.環境問題の理学的な側面だけではなく,法律的や社会的な側面にも興味を持ち,宮地研では,そういったテーマも扱うことができました.ようやく入ってよかったなと思いました.

―――4年生の時は,どんな研究をされたのですか?

 20年くらい続いている釧路湿原の環境変化を調べるプロジェクトに参加させていただきました.2ヶ月間北海道で研究しながら過ごして,研究の奥深さを知りました.そこから研究面白いってなりましたね.

―――それが大学院進学につながってくるのですね.しかし,なぜ海外の大学院(カリフォルニア州立大学大学院)を選ばれたのでしょうか?

 純粋に海外への憧れもありました.アメリカ行ってみたいって.それに日本で学んだ環境問題と同じことが世界中で起こっているわけで,同じような問題を,違う国・違う民族はどのように捉え,どのように解決しているのかを海外で学びたいと言うのが動機です.

―――いきなりアメリカの大学院は大変だったのではないですか?言葉の違いの問題とか.

 大学院は成績の平均がB以上でないと退学という厳しいものでした.成績評価は,レポート・ディスカッション・ディベートと他項目あり,とにかくやるしかないと頑張りました.
 水処理・水ビジネスの研究で修士号をとったわけですが,カリフォルニア州立大学ですから,学位記にアーノルド・シュワルツネッカー知事のサインがあるんですよ〜.
(学位記を見せていただく)

―――お〜本当だ〜

 言葉の問題は,大学院レベルの内容が英語で話されるわけですから,最初の1年間は全く理解できませんでした.録音して家で聞きなおしたりしました.次は言っている内容が分かっても,質問ができない.どのように英語で言えばよいのかわからない.
そんな中で,廃棄物処理のプレゼンをする機会があったのですが,プレゼンの受けが良く,「俺結構いけるじゃん」と思ったんです.自信というか,開き直りというか.そこからですね,とりあえず前に!という気持ちになりました.
 英語ではネイティブにどうしたってかないませんよね.それなら簡単な英語でも内容が伝わるように発表資料を工夫する.そうやって頑張っていれば周りの人たちも必ず助けてくれます.

―――外国での大学院生活は大変だったのですね.生活に関しては何か印象に残ったエピソードなどありますか?

 日本ではなかなか起きないことがおきますよ.家の近くで殺人事件やカージャックがありました.ハリウッド映画のように,車が爆発炎上して,多くのパトカーやヘリが来て犯人が逮捕されていきました.

―――えー.それはすごいというか,目の前で起こったら怖いですね.

 住むところには気をつけようってことで(笑)

―――話は変わりますが,在学中に起業されたそうですね?

 2005年から,日本人のルームメイトとスポーツデザインエージェントの会社を始めました.日本人デザイナーのイラストやキャラクターのアメリカでの営業代行をしています.

―――アメリカでの大学院生活をしながら起業.すごいですね.

 やりたい放題ですよね(笑).一度きりの人生なので,いろいろやってみないとね.

―――この度,日本に帰国されて水環境のコンサルに就職されるとお聞きしましたが?

 大学・大学院で学んだ水処理や水ビジネスについて,学問上ではなく実際社会ではどうなっているのかを働くことで学びたいと思っています.

―――どのようなことをされるのですか?

 半導体洗浄など,目的・用途にあった水を作るという仕事です.この分野は日本が最も進んでいます.

―――水処理というと,汚水処理など使った後の水のことばかりイメージしていましたが,使う前の水を作るという仕事があるのですね.

 僕も最初はそういうイメージでした(笑)

―――最後に,地球システムに入学を希望する高校生や在学生に,ぜひメッセージをお願いします.

 大学生活は,何をやってもいいと思うんです.一生懸命になれる,没頭できる物であれば.それは学問でなくても良いと思います.自分がこれだと思えるものをとことん探してみてください.そうすれば大学生活は良かったなって思える物になると思います.

―――ありがとうございました.


(インタビュー後記)

 大谷さんとは初対面でしたが,とても面白いお話をたくさんお聞きすることができました.インタビューを通して,例え困難なことであろうとも「やりたいことは,やってみる」という前向きな姿勢を強く感じました.皆さんも,一度きりの人生,やりたい放題やってみてくださいね.

 突然のインタビューのお願いにもかかわらず快諾いただいた大谷さんには大変感謝しております.ありがとうございます.是非また大学に遊びにいらしてください.



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