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オーストラリアで最も有名な場所といえば 一枚目の写真にあるエアーズロック(別名ウルル)でしょう. 広大な荒野に悠然と姿を現すこの一枚岩は オーストラリアRed Centreの象徴であり, その姿から「地球のへそ」と形容されることもあります. 写真ではその大きさがなかなか実感できないと思いますが, 高さは348m,これを一周するトレイルは9.4kmもあります. ゆっくり観察しながら歩いた私は一周するのに3時間半もかかってしまいました. この大きな一枚岩は砂岩という堆積岩でできています. 写真を良く見ると縦に沢山の筋が見えますね. 長い期間にわたり雨・風の風化を受けることで この岩の堆積構造がこのような筋となって表れています. 地層は水中で水平に堆積しますので, この情報から砂の地層が堆積した後, 地殻変動を受けて90度ほど傾いたということになります. このエアーズロックから45kmほど離れたところには 二枚目の写真のオルガ岩群(別名カタジュタ)という巨岩群があります. こちらの周囲も歩いてみたところ, エアーズロックの砂岩よりも粒子が大きい礫岩が目につきました(三枚目の写真). さて,こちらの堆積構造はどうでしょう・・・? 皆さんも景勝地では地球科学的な目で観察することを 心がけてみてはいかがでしょうか. これを繰り返すうちに他の人が気付かない 何かが見えてくるかも知れませんよ. 山中勝 |
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