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文理学部では地球システム科学科の実験室を含む新しい実験棟を建設中で,来年の夏には完成する予定です.現在は建物を建てるための基礎工事が進行中で,工事現場には普段目にすることの無い地下数メートルの深さまでの地層が出現しました.そこで,建設会社の方にお願いして工事を一時中断していただき,学科スタッフや学生,卒業生が緊急調査チームを作り工事現場の地質調査を行いました(写真上). あいにくの雨模様でしたが,限られた時間の中,地層の観察が進められました(写真下).地層の中には火山灰層や泥炭層があり,最上部には植物の根の跡が一列に並んでいました.この付近は約50年前まで水田が広がっていたそうで,これは水稲の根の跡なのかもしれません.これらの地層がいつごろのものか,今後の研究成果が待たれるところですが,これまでの研究より恐らく3〜5万年前の最終氷期から現代にかけてのものと思われます. 多数の試料を採取しましたので,これから地層が形成された当時の気候環境や立地環境などを推定するために,様々な分析を行う予定です.結果がわかりましたら,またこの場でもご報告したいと思います.それにしても普段生活している足元に数万年前の地層が埋まっているとは驚きです.まさに地層はタイムカプセルですね.皆さんもこのタイムカプセルを使って過去の地球の歴史を一緒に旅してみませんか? 宮地直道 |
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