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この建物,よく見るとちょっと傾いていますね。 “斜塔”といえばイタリアのピサが余りに有名ですが,この写真はオランダ北部,フリースラント州の州都,レーウヴァルデン(Leeuwarden)での一コマです。この建物は約480年前に建てられましたが,敷地一帯が軟弱な地盤から成る干拓地であるため,しだいに傾いてしまったものです。 オランダの国土は正に干拓の歴史そのものであり,国土面積の27%は海面下です。北オランダのこの地も例外ではありません。日本では,高度経済成長期における地下水の過剰揚水が地盤沈下を引き起こし,ゼロメートル地帯を創り出しました。 実情は異なるにせよ,軟弱で低位な土地を適正に利用していく上で,地表面に対する最適な地下水面高度を維持する水管理の大切さをこの歴史的な建造物は物語っています。 森 和紀 |
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