日大 地球システムのスタッフブログ

日本大学文理学部 地球システム科学科 のブログアーカイブ

ちきゅう徒然

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新燃岳の噴火

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東日本大震災があまりに甚大な災害であったために,こちらに注目が集まっていますが,依然として宮崎県の霧島山新燃岳では火山活動が続いています.ちょうど学科の卒業生で現在宮崎県在住の方から噴火当初の様子について写真とコメントをいただきましたので紹介します.

今回の一連の噴火は1月19日に始まり,1月26日の15時頃から爆発的な噴火が発生しました.26日の噴火発生時に卒業生の方は新燃岳から約50km北東方向の西都市の自宅に居られましたが,噴火には気がつかなかったそうです.しかし,22時頃から風も無いのに新燃岳側の窓だけがガタガタと音をたてて鳴り出し,この震動は翌27日の2:30〜3:30頃が最も激しく窓や入口の扉が地震の時のように激しく震え,恐怖を感じたそうです.これは火山が噴火した時に爆発の圧力が大気を圧縮させて発生する「空震」と呼ばれる現象と思われます.

噴火はその後も続き,新燃岳から約47km東方の宮崎市内でも27日の15時頃大きな空震を感じ,18時頃,黒煙が帯状になって空を移動している様子を目撃しました(写真上).また,翌28日の朝7時頃には西都市内でうっすらと火山灰が積もっているのを確認しました.街は暗く車はヘッドライトをつけて走り,歩く人もまばらで,人々はコートで顔を覆ったりマスクを付けていたりしていたそうです(写真下).

このような噴火に直面することはめったにありませんが,噴火は発生するとしばしば長期化します.宮崎県の方々にはしばし大変な時期が続きますが,火山灰や土石流から安全に身を守っていただきたいと思います.貴重な写真とコメントをお送りいただいた卒業生の方,ありがとうございました.

宮地直道


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