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ハワイ島・キラウエア火山の1969年の割れ目噴火の跡をご紹介します。 この時の活動は,写真の地点での割れ目噴火に始まり、5年近く続きました。 大量の溶岩が流出するとともに、イーストリフトゾーン上にはマウナウルという名の小型の火山ができました。 写真のような噴火の跡が生々しく残されていますが、割れ目の中に成長した木の存在が40年以上の時の経過を物語っています。 ↑ これぞ大地の裂け目! ここからマグマのしぶきが火のカーテンのように噴きあがった溶岩噴泉の光景、想像できるでしょうか。 割れ目噴火の終わりに溶岩が地下に戻っていったことが、つるんとした表面の筋からわかります。 噴火割れ目の両側にはスパターランパートと呼ばれる石垣状の地形がみられます。 着地したマグマのしぶきが積み上がってできあがったものです。 この写真を撮影した時は夕方で、観光客も少なかったのですが、 ちょうど写真の視野にいた方がありました。 この人と比べてスパターランパートの大きさを想像してみてください。 周囲をよく見ると、この写真の視野以外では、ランパートは片側のみにしか見られません。 溶岩が流出した際に、片側を破壊して運び去ってしまったようです。 スパターランパートの内側には、このように累々と積み重なったスパターがみられます。 割れ目の方向に垂れ下がる様子から、マグマの”しぶき”のねばり気が低かったことが想像できますね。 スケールのハンマーの長さは39cmです。 フィールドに身を置いて、何事が起きたかをあれこれ考える。 これ“地質屋”の至福の時間、なのです。 安井真也 |
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