日大 地球システムのスタッフブログ

日本大学文理学部 地球システム科学科 のブログアーカイブ

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卒業生インタビュー第二弾は、第一弾に引き続き「緊急特命インタビュー」となりました。平成12年度卒業、某鉄道会社勤務の菊地康次さんと、お台場にある某科学館勤務の笠松舞さんです。
お二人とも火山・岩石学研究室出身で、それぞれ東伊豆火山群と富士山の研究をしておられました。

遊びににいらしたところを宮地先生がすかさず捕まえ

宮:「インタビューして!今!はやく、今!」
三:「イエッサー!」

といった勢いで突撃いたしました。もちろんかなり脚色しています。
和気あいあいのインタビューをどうぞ。


―――ご無沙汰しております。

笠:お久しぶりです。


―――お仕事は順調ですか?

笠:ええ、楽しくやっています。いまエイリアンをテーマにした企画展を行っていて、宇宙などについていろいろと勉強しているところです。よかったらチラシ、どうぞ。


―――わぁ…エイリアン、不気味ですね(笑)ちょっと生じゃ見られないかも。

笠:これが実験台みたいなスペースに横たわっていますが、よくできているんです。入り口では、泣き出す子供もいますよ。


―――そりゃそうでしょう。私も泣くかもしれない(笑)。今のお仕事は、こういった展示を一般の方に説明するのが主ですか?

笠:そうですね。一応中高生以上を対象とした科学館なんですが、小さなお子さんもたくさん来ますので、とにかくわかりやすく説明します。私の仕事は科学コミュニケーターっていう職業なんですけどね。常設展示の勉強だけでなく、こういった企画展ではチームがが結成されて、その分野について勉強するんです。
学生時代の自分の研究にぴったり当てはまる分野はあまりありませんが、勉強しているとやっぱ楽しいですね。



―――私自信が感じたことなんですが、なかなか自分の専門を直に仕事に活かせる機会ってないと思うんですけど、それでも大学でやってきたことは社会人になってから何かしらプラスに働きますよね。

菊:それはもちろん、そうだね。プレゼン能力なんかも身に付くし、ゼロから企画を考えるときなんかにも、大学での研究で培われた根気強さが活きてくるし。まぁあと基本的なことだけど、こつこつ勉強する姿勢とかね。


―――菊地さんが鉄道会社を志望したのは何故ですか?

菊:大学院まで行ったから、やっぱり研究職を最初に考えたけど、僕らの就職活動してた頃は就職難だったからね。そもそもコンサルなんかは募集をしてなかった。それで、自分の好きなことって何かなぁとよくよく考えたら「あ、オレ電車好きだな」と思って。今は車掌をやってます。


―――車内放送とか。

菊:そうそう。さっき笠松さんが「わかりやすく説明しないといけない」って言ってましたけど、それは僕も日々感じていますね。電車が止まったり、何かしらトラブルがあった時に、お客さまに向かって鉄道会社の専門用語でまくしたてちゃダメでしょう。なるべく丁寧に言う。でも喋りすぎると逆にうるさいし、結構これ考えるんですよ。トラブルがない時でも、どういうことを放送すれば親切かな、とかね。


―――ははぁ。違う業種でも同じような課題があるのですね。笠松さんは何かお仕事の中で気付いた事はありますか?

笠:いろんな分野の展示に関わってきましたけど、関係ないように見える分野でも、勉強していくと意外なところで繋がってるんですよね。それが面白い発見でした。研究の時に見ていた装置が別の分野でも使われていたり。あと、ロボットについて勉強をしていると機械工学的な印象があるけど「腕の関節どうやって動くのかな?」とか考えてるうちに人間の体の仕組みに興味がわいてきたんですよね。ロボットから生命の分野に繋がっていくの。そういう分野間の繋がりも多くの人に伝えたいと思いますね。


―――へぇ…そういう深みのあることを教えられると面白そうですね。科学館にはリピーターはいますか?

笠:たくさんいますよ。電車好きの人もいるし、特にお子さん(笑)。


―――お二人は年に1度、こうして研究室にいらっしゃるとのことですが。

菊:決めてるわけじゃないよ(笑)。

笠:なんとなくね、そろそろ遊びにに行こうかなと思う間隔が1年というだけで。

菊:それくらいの間隔だと「また来たの?」とも思われないし「ものすごく久しぶりだね!」と驚かれることもないし。

笠:そうそう(笑)。この学科は卒業してからもこうして訪ねてきやすいっていうのがいいところですよ。それはもう、絶対。

菊:同僚の話を聞くと、あんまり卒業してからは大学と関わり持ってなかったりするからね。地球システムのこの雰囲気は貴重だね。


―――お褒めの言葉がでましたね(笑)。他に、学科のいいところって何でしょう?

笠:これは賛否両論あるかもしれないけど、地質の勉強をすると、フィールドワークやったり根気よく分析したりするから、精神的にも肉体的にもタフになるかなぁと思いますね。

菊:それはどうかなぁ!?

笠:いや、あくまで個人的な意見でね。あとは自分たちが住んでいる地球について人が知らないことを知れる、とか(笑)。旅行に行ったり山に行ったりするのが楽しくなるってのもあるし。

菊:電車に乗ってて、地下から地上に出ると「あ、谷だな」と思ったり(笑)。

笠:あとはさっきも言ったけど、人間関係が密なのがいいですよね。社会に出てからも、どこに行っても人間関係は付き物だから、大学の時にこういう学科でいい人間関係を築けるのはいいことだと思います。


―――確かに、学生同士も仲良くなりますしね。これから地球システム科学科に入ろうという高校生や、在校生へ何かメッセージはありますか?

笠:何でもかんでもやっておいた方がいいっていうことですね。興味がないと思ったものでも、やってみると興味が生まれるかもしれない。私は実は、この学科に入った時はあんまりフィールドワークに興味がなかったんだけど、実習やってたら突然「フィールドって面白い!」って目覚めたのね。ホントに突然。何がおこるかわからないなぁ。みなさんもそうやって、食わず嫌いしないで何でも挑戦してほしいです。

菊:僕はもう、学生時代は自由を謳歌してほしいと思いますよ。本を読んだり旅行をしたり。4日以上連続で休めるのなんて今のうちですからね。ホント、今しかできないことっていっぱいあるから。それと、うちの学科に来てよかったなと思える研究や友人作りをしてほしいと思います。


―――なるほど。本当に、学生時代には積極的にいろいろなことをやってもらいたいですよね!
お二人とも、どうもありがとうございました。



(インタビュー後記)
火山・岩石学研究室の先輩ということで、楽しくインタビューさせていただきました。このお二人に限らず地球システムの卒業生は仲がいいのです。
笠松さんから科学館のチケットをいただきました。是非伺いたいと思います。いろんなことに興味を持つということで、エイリアンも見てみようかな〜。
お二人ともありがとうございました。

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