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雲仙普賢岳は1995年にその噴火活動を終えました.この5年間におよぶ噴火で,島原市をはじめとする地元の人たちは,家族や自分たちの家を失ったりして大変な苦労をされました.しかし,全国からの支援もあり,現在では見事に復興することができました.私は昨年,噴火後初めてこの地を訪れましたが,その復興ぶりは目をみはるものがありました.この地方では「がんばる」ことを「がまだす」と言います.住民の人たちは「がまだす」精神で困難を克服したに違いありません. また,単に復興するだけでなく,被害の様子を後の世代に伝えるために,被害を受けた住宅をドームで覆って保存し,案内板などで噴火当時の様子を詳しく説明しています(上の写真).火山の麓で生活する以上,長い年月の中では噴火に遭遇することがあるかもしれません.島原の人たちは噴火を忘れずに火山とともに生きてゆこうとしているのです.このような考え方に基づき被災跡地などをそのまま野外博物館(フィールドミュージアム)として活用しています(下の写真).島原周辺にはこのような野外博物館がたくさんあるので,もし長崎県を訪れることがあれば,ひとつでもこのような博物館をのぞいてみませんか? 宮地直道 |
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