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2004年12月26日にM9のスマトラ沖地震が発生し,その津波によって多くの被害が生じました.発生当時は連日TVのニュース番組で報道されましたので,記憶にある方も多いと思います. 震源に一番近く,30m近い高さの津波が押し寄せた北スマトラのバンダアチェに行ってきました. 地震から6年が経過し,建物が流され更地状態になっていた場所にも家々が立ち並び,復興が進んでいる様子が見て取れましたが,その家々の間に大きな船が・・・ ↓発電船 これは,発電船です.地震発生当時,電力事情の悪かったバンダアチェでは,港に泊めた発電船から電力を街に送っていました.その発電船が津波によって海岸線から4kmも陸に入った地点まで流されたのです. ↓船上より海岸線の方向を望む 発電船に登って,海の方を眺めると,はるか遠くに少し海が見えます.こんなに流されてきたんですね.想像してみてください.写真の端に写る車よりもだいぶ大きなこの船が,津波で流されて自分の方に向かってきたら,すさまじい恐怖です. また,この写真からは津波直後には何もかもが流されてしまった場所が,6年でここまで復興した事も見て取れ,力強く復興する姿を頼もしく思います. この船は津波の記念に保存されるそうです. 村瀬雅之 |
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鉱物や化石ファンの人は,既にチェック済みかもしれませんが,今年もミネラルフェアの季節がやってきました. 日程は,6月3日〜7日.場所は新宿です. 博物館や大学の実習でしか見たことのない様な標本を手に取ってみることのできる貴重なチャンスです. 詳細は東京国際ミネラル協会のHPをご覧ください. ミネラルフェアって何?って人は過去のミネラルフェアの記事を見てください.雰囲気がつかめるかもしれません. 村瀬雅之 |
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卒業生のISZW君が、アラスカへオーロラを見に行ったそうで、写真をいただきました。 綺麗ですね。いいなぁ… よく撮れていると思ったんですが、実は一眼レフで写真を撮ること自体が初めての体験だったそうです。 試行錯誤と、現地の方のアドバイスと、3日間天候に恵まれたことで、こんなにきれいに撮ることができました!とのことでした。 以下、ISZW君のことば。 当日の観察は午後11時頃から始め、最初は夜空に一本のオーロラがあるだけでした。 終了時刻の午前2時を過ぎ、ホテルへの帰路に着こうとした時オーロラの大爆発が起こりました。 本当に夜空でオーロラが動き回り一刻一刻変化していきます。 そこにあって触れられない大空に光が現れ、真っ暗な空に彩りを与えていきます。 この時はさすがに「スゲー」って心から叫びました。 きれいということもそうですが、こんなことが起きる地球ってすごいんだなって思いました。 まだまだ知らないことや見ていないこと、体験していないことがたくさんあり、 それを得るまではどこへでも行こうって気持ちになりました。 I・S・Z・W!! いい経験したね!!! 彼の名前を「ISZW」で載せていいかどうか相談した時に「新しい方位みたいでかっこいいですね」と言ってくれました。方位ISZWが指すのはまだ見ぬ地なのか?未来なのでしょうか?? む、ちょっとクサかったかな… 写真のご提供ありがとうございました。また素敵なところに行ったら送ってちょうだいね! (三浦恭子) |
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東日本大震災があまりに甚大な災害であったために,こちらに注目が集まっていますが,依然として宮崎県の霧島山新燃岳では火山活動が続いています.ちょうど学科の卒業生で現在宮崎県在住の方から噴火当初の様子について写真とコメントをいただきましたので紹介します. 今回の一連の噴火は1月19日に始まり,1月26日の15時頃から爆発的な噴火が発生しました.26日の噴火発生時に卒業生の方は新燃岳から約50km北東方向の西都市の自宅に居られましたが,噴火には気がつかなかったそうです.しかし,22時頃から風も無いのに新燃岳側の窓だけがガタガタと音をたてて鳴り出し,この震動は翌27日の2:30〜3:30頃が最も激しく窓や入口の扉が地震の時のように激しく震え,恐怖を感じたそうです.これは火山が噴火した時に爆発の圧力が大気を圧縮させて発生する「空震」と呼ばれる現象と思われます. 噴火はその後も続き,新燃岳から約47km東方の宮崎市内でも27日の15時頃大きな空震を感じ,18時頃,黒煙が帯状になって空を移動している様子を目撃しました(写真上).また,翌28日の朝7時頃には西都市内でうっすらと火山灰が積もっているのを確認しました.街は暗く車はヘッドライトをつけて走り,歩く人もまばらで,人々はコートで顔を覆ったりマスクを付けていたりしていたそうです(写真下). このような噴火に直面することはめったにありませんが,噴火は発生するとしばしば長期化します.宮崎県の方々にはしばし大変な時期が続きますが,火山灰や土石流から安全に身を守っていただきたいと思います.貴重な写真とコメントをお送りいただいた卒業生の方,ありがとうございました. 宮地直道 |
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この建物,よく見るとちょっと傾いていますね。 “斜塔”といえばイタリアのピサが余りに有名ですが,この写真はオランダ北部,フリースラント州の州都,レーウヴァルデン(Leeuwarden)での一コマです。この建物は約480年前に建てられましたが,敷地一帯が軟弱な地盤から成る干拓地であるため,しだいに傾いてしまったものです。 オランダの国土は正に干拓の歴史そのものであり,国土面積の27%は海面下です。北オランダのこの地も例外ではありません。日本では,高度経済成長期における地下水の過剰揚水が地盤沈下を引き起こし,ゼロメートル地帯を創り出しました。 実情は異なるにせよ,軟弱で低位な土地を適正に利用していく上で,地表面に対する最適な地下水面高度を維持する水管理の大切さをこの歴史的な建造物は物語っています。 森 和紀 |



