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高知の桂浜といえば、大河ドラマ「龍馬伝」で記憶に新しい方も多いかと思います。 今日は高知の桂浜でみられるレキをご紹介します。 海の方から見た桂浜の全景です。画面左手の岬の突端に観月台があり、岬の画面右手が弓状の桂浜です。 浜を見下ろす高台に坂本龍馬像があるので有名ですが、龍馬記念館も人気の観光スポットのようです(中央部に見える建物)。 桂浜は、砂浜をイメージされる方も多いかもしれませんが、2mm以上のレキが多い浜です。 「土佐五色石」とも言われるそうで、たしかにカラフルです。 ざっと見たところ、灰色の砂岩や黒っぽい頁岩、赤色や灰色のチャート、白色の石英が多く、緑色の結晶片岩や黒っぽい凝灰岩、茶褐色のレキ(種類は不明)もみられます。 礫(レキ)は石が楽しいと書きます。 石を見ながらの浜辺の散歩も楽しいものですね。 この標本は、最近8号館3階に展示しましたので、学生の皆さんはぜひ実物を観察してみてくださいね。 安井真也 |
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活発な噴火活動が続く霧島の新燃岳ですが、 今日は10数年前の新燃岳の火口の様子をご紹介します。 写真は1997年撮影のもので、3枚の写真をソフトでパノラマ写真に加工しました。 画面右下の虫眼鏡印クリックで拡大します。 新燃岳火口底のエメラルドグリーンの火口湖が印象的で、ニュージーランド北島のトンガリロ・クロッシングを思わせる風景です。 画面左手の二つの高まりは通称“ウサギの耳”と呼ばれ、山麓からもよく見えます。 後方の高い山は韓国岳、その画面左手は大浪池(火口湖を有する火砕丘)です。 新燃岳の火口湖の周囲の火口壁にへばりつくように見られる同心円状の溶岩は、過去の噴火の溶岩ドームの痕跡とみられます。 同心円状の構造は、現在形成されている溶岩ドーム表面の縄状構造とよく似ています。 火口底へ向かって階段状に低くなっているのは、地下からの供給が止むなどしてドーム内部の溶岩が地下に戻る際にできたと考えることができそうです。 火口壁には、江戸時代など新燃岳の何度かの噴火で堆積したとみられる層や、より古い時代の溶岩の断面を観察することができます。ただ、整然と積み重なっている訳ではなく、“不整合”もあるのでちょっとやっかいです。以前ここを訪れた時は、3次元的に山体がどう成長したかを想像しながら、スケッチに何時間も費やしました。 このように火山の火口をじっくり観察することは、その火山がどのような噴火をしてきたかを知る上で大きなヒントになります。 地球システム科学科の「卒業テーマ研究」で、このようなテーマに取り組む学生さんもいます。 どの火山の火口もけっこう複雑で、一筋縄にはいかないのが難しいところですが、地道に観察を続けていいきたいところです。 安井真也
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Perthから北へ約800kmの場所にあるShark Bayという 自然世界遺産に登録される内湾があります. この内湾に面するPelon半島にも 興味深い海岸が幾つかありましたので紹介します. 先ず一つ目はShell Beachと呼ばれる海岸です. その名の通りこのビーチは貝殻でできています. 遠くからでは分かりにくいのですが, ここには写真のように小さな貝殻が無数に堆積していました. 早朝だったこともあり人もいなく,とても静かで穏やかな海岸でした. Pelon半島の先端に位置するPelon岬では, 海岸に色鮮やかなコントラストが認められました. 青い空と海,白い砂浜,植生の緑,そしてオーストラリア大陸を広く覆う赤色の土壌. 以前紹介したのと同様に,ここまで辿り着くのにかなり苦労したこともあり, ガイドブックにも記されていないこの光景を見たときは少し感動を覚えました. http://blogs.yahoo.co.jp/geogeosys/30504759.html 最後にこのShark Bayで最も有名なHamelin Poolです. ここにはストロマトライトと呼ばれる藍藻類が泥などを集めて岩石をつくり生息しています. この内湾では蒸発により海水の塩濃度が高いために貝類などの捕食者が生息できず, ストロマトライトのみが生息できるようです. このストロマトライト,一見何の変哲もないただの岩に見えるかも知れませんが, 地球史の中で非常に大きな役割を果たした生き物なのです. 現在の大気に当たり前のように存在する酸素ですが, 実はこのストロマトライトが約27億年前に光合成を始めたことにより 地球に存在するようになったと考えられています. ここに足を運んだのは夕方で,ご覧のようにストロマトライトは海水面下に沈んでいました. 早朝に立ち寄っていれば,よく地学の教科書にあるような 海水に浸かっていない姿を見ることができたバズで少し残念でした. まあ,この偉大な生物の教科書で見ることのない水面下の姿が見られたということで 無理矢理に納得した次第です. でも,やっぱり残念. 山中 勝 |
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「イベント」カテゴリーに入れるのは不謹慎かもしれませんが、地球システム科学科の学生にとって4年間の中で最大のイベント『卒業テーマ研究論文提出』が、今年度は今日の16:10〜18:00に行われます。 これは、提出場となっている部屋への入室が1秒でも遅れたら、非情にも鉄の扉を閉められてしまうという、大変スリリングなイベントです。 現在の地テム4年生のコメントをレポートしますと… 学生A「もう完璧っすよ(と、出来上がった論文をパラパラと見せてくれる。遠目には綺麗)」 学生B「なんとか終わりが見えてきました…」 学生C「やっとデータ解析が終わりました!」 おいっ、C君大丈夫かい?? みなさん、4年間の成果を詰め込もうと一生懸命ですが、時間は守ってね。 では第一実験室でお待ちしています。 (三浦恭子) |
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12月15日に神奈川県下に黒色の粒子が降下し、車のボンネットに降った様子などがテレビや新聞などで報道され、どこから飛んで来たものか論議を呼びました。 地球システム科学科が運用している富士山監視カメラで見ると、この日の午前中には東斜面を吹き上げるような上昇流が発生しているのが認められます(動画参照)。この日、上空では強い西風が吹いていますが、下層では上昇流・下降流が伴っていたようです。 このような条件のもとで、富士山周囲の粒子が巻き上げられ西風で運ばれた可能性があるのですが、学科ホームページの『自然災害と環境問題』のトピックスページに解説を掲載しましたので、詳しい説明はそちらを見て下さい。 (遠藤邦彦) |



