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今回は地球システム科学科のある8号館の近くで見られる石材についてです. クリーム色がかった不思議な質感のこの石(上の写真,スケールは30cm),ご覧になったことがある方も多いと思います. 大谷石(おおやいし) 栃木県宇都宮市の大谷付近で採れる有名な石材です. 軽量で加工しやすく耐火性もあることから,昔から石材として活用されてきたものです. 大谷石は,今から2000万年ぐらい前に海底火山が噴火して,噴出した大量の軽石や火山灰が水中に堆積して形成されたと考えられています.専門的には,“火砕岩”,さらに詳しくいうと,“凝灰岩”などといいます.写真に見られる“孔”は軽石が抜け落ちた跡です. 軽石や火山灰というのは,マグマが盛大に発泡してちぎれて出来た“火砕物”で,非常に爆発的な噴火の産物です.石垣などで大谷石を見るたびに,はるか昔の大規模噴火はどんなものだったのだろうかと,想像が広がります.といってもリアルに想像するのは難しいのですが・・・ さてこの大谷石,どこにあるのでしょうか. ヒントは2枚目の写真です.この写真でこれが何だか想像がついたかと思いますが,大谷石はこの土台に使われています.よく見ると,ちょっと怖い顔の狐が,小さな猫をおさえて(?)います.文理学部の学生さんや教職員でも,この猫まで知っている人は少ないように思います.私もつい最近知りました. 歴史を感じるこの一画,8号館と6号館の間のあたりを歩くと見つかると思います. 対になっている,もう一匹の狐が何を持っているかは見てのお楽しみです. 安井真也
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2008年03月09日
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