日大 地球システムのスタッフブログ

日本大学文理学部 地球システム科学科 のブログアーカイブ

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3月19日午前2時58分(現地時間)に、ハワイ島キラウエア火山の山頂部のハレマウマウ火口で小規模な噴火がありました。ハレマウマウ火口での噴火は84年ぶりのことです。アメリカ地質調査所ハワイ火山観測所(HVO)のHPには早速写真付のレポートと報道発表記事が公開されています(リンク許可済)。降りたての火山灰や地面にめりこんだ噴石などの写真が見られます。
Eruption Update  写真は,images をクリック
Press Release

写真はSWリフトゾーンの割れ目の中から見たキラウエアカルデラ内の様子で、白っぽい部分の奥がハレマウマウ火口です(2004年撮影)。白っぽいのは火山ガスの放出が盛んな場所です.このところずっと火口からSWリフトゾーンにかけての一帯の二酸化硫黄濃度が高く、立ち入り禁止の措置がとられていました。3月12日には1日の二酸化硫黄ガスの放出量が過去約30年で最高値を記録しました.気になって毎日チェックしていたのですが、ついに噴いたかといったところです。

ハレマウマウは昨年9月の海外実地研究で皆で覗き込んだ火口ですが、この一帯,当分近づくことはできなさそうです。一方、海外実地研究では灼熱の溶岩を見られませんでしたが、最近、ヒロからアクセスしやすいところでオーシャンエントリーが始まって、地元で話題になっているようです。   海外実地研究

このように生きている火山の活動状況は刻々と変化するので、目が離せませんが、それを可能にしているのが、HVOのHPです。HVOスタッフの尽力で、最新の写真に、ライブカメラの映像、溶岩の分布図、傾斜計やGPSデータなどがリアルタイムで公開され、至れり尽くせりといった感があります。そして蓄積された過去の画像アーカイブは1997年8月から10年以上に及び,膨大な量の写真を見ることができます。このような“実況中継”を通じて、ホットスポットの火山の活動の実態を世界中どこからでも把握できる、というのはすごい時代になったとつくづく思います。

安井真也

構内散歩 -4-

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今回は地球システム科学科のある8号館の玄関付近です.オブジェやソファが置いてあって,インテリア雑誌風(?)の空間です.上のアニメには昨年の「固体地球物質科学実験1」の実習風景も出てきますが,ここの壁がこれまた立派な岩石の教材なのです.

この壁は光沢があって触るとつるつるしています.粒の大きさが数ミクロン位の細かい研磨剤で磨いて仕上げてあるのでしょう.表面にほとんど傷がない状態なので平滑で光を反射するのですね.またの機会にお話しますが,薄片*作製の実習で岩石を磨いていくと,研磨剤の粒が細かくなるにつれて,研磨面がツルツルになるのを実感できます.

さて,ここの壁にはどんな岩石が見られるのでしょう? 様々な色調・模様の正方形や長方形のプレートがはめこまれています.例えば下の写真には,数センチ大の化石がたくさん入った岩石が見られます.その上にはカコウ岩(みかげ石)が写っています.先日の記事にあった上野のパンダの石碑と同じ種類の岩石で,駅の階段などでもおなじみの模様ですね.余談ですが,以前,新宿駅の構内で,カコウ岩の模様が拡大コピーされた壁紙を見たときはぎょっとしました.

8号館に来られたときは,入り口で岩石チェックをしてみるのもよいかもしれませんね.

*薄片:岩石を顕微鏡で観察するために,30分の1ミリ以下の薄さにしたプレパラート

安井真也

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