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「♪夏も近づく八十八夜・・・」という歌をご存知ですか?八十八夜は立春から数えて88日目のことで,お茶の葉の収穫が盛んに行われる時期にあたり,この歌は茶摘みの様子を歌ったものです.今年は5月1日が八十八夜にあたります. 静岡県中部の牧の原台地はお茶どころである静岡県内でも最大の茶の生産地と知られ,写真のようにこの時期はいたるところで茶の収穫作業が行われています.お茶は健康飲料として私たちの生活に欠かせません.しかし,「おいしい」お茶を作るために,長年1m2あたり100g程度の窒素肥料が施されてきました.この量はお米を作るのに必要な窒素の約100倍にあたります.しかもお茶の場合,窒素肥料は樹の間の狭い通路にしか撒かれないので,とても高濃度になります. しかし,お茶の樹に吸収される窒素はこのうちの2割程度なので,吸収されなかった窒素の多くは土の中で硝酸という有害な物質に変化して,降雨とともに地下にしみ込み地下水を汚染することになってしまいました.消費者のおいしいお茶の要望に答えるか,環境保全を進めるか,農家の人たちは悩みましたが,安心安全なお茶を生産するために,10年ほど前から窒素肥料を減らす運動がはじまりました.おいしい新茶を味わいながら私たちの生活と環境の調和について考えてみませんか? 宮地直道 |
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