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岩手・宮城内陸地震で動いた断層は未知の活断層だったと言われています。今回のような内陸の活断層では、地震の繰り返し周期は数千年〜数万年と言われており、地震が起こった後に数千年後の次の地震に備えるというのは現実的ではありません。地震が起こる前に活断層を知りたいわけです。では、いったいどうやって活断層を見つけ出すのでしょうか? その方法の一つが、航空写真の判読です。活断層は昔に断層が動き地震を起こした跡で、そこでまた繰り返し断層が動く可能性があるというものです。断層が動くと段差や横ずれが、地形に残ります。例えば、河川が横ずれ断層を境に屈曲していたり、断層が直線の谷を作っていたりします。そのような断層のずれによって作られる地形を航空写真から見つけ出していくのです。 その時に使うのが実体鏡(写真)。航空写真を立体的見ることができ、地形を読み取るのを助けます。僕は写真判読はやったことが無かったのですが、せっかくの機会だったので試してみました。地形の凹凸が強調されて浮かび上がり、非常に面白いです。しかし航空写真から正確に情報を読み取るのは、なかなか難しく、かなりの訓練のいる職人芸的な作業だと感じました。学生の皆さんは、かなり努力してこの職人芸を身につけます。しかし一度この技術を身に付ければ、断層以外にもさまざまな地形、地質、植生、土地利用など多くの情報を得ることが出来るようになります。そして、その情報は卒業論文研究に立派に生かされるわけですね。 村瀬雅之 |
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2008年06月29日
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