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日本大学文理学部 地球システム科学科 のブログアーカイブ

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災害の伝承

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1991年6月3日,長崎県の雲仙普賢岳では成長中の溶岩ドームの一部が崩れ落ち火砕流が発生し,この火砕流に巻き込まれて 43人が犠牲になりました.噴火から18年目の今年の6月4日も昨年と同様,普賢岳の麓の島原市では慰霊の行事が多数行われるとともに,小学校では当時の被災者が体験談を話したりビデオで当時の様子を放映したりしたそうです.

災害のことはすぐ忘れてしまいます.しかし,新たな災害を少しでも減らすためには過去の災害の様子を受け継ぐことはとても大切です.以前ご報告したように島原市ではこの時の災害の様子を留めるために様々な形で災害の跡を野外博物館として保存しています 関連記事1. 私も一昨年,ここを訪れた時に語り部の方々から身に迫る思いで災害の様子をお伺いしました(写真).この噴火を卒論のテーマにした当学科の卒業生である大野さんも,今年から啓蒙活動を行う火山学の専門家として島原市で活躍しています 関連記事2. 災害は忘れた頃にやってきます.災害を受けた人も知らない人もお互いにいつまでも災害の記憶を風化させない努力を続けたいものです.


宮地直道


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