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本日の火山災害のページの2009年浅間山噴火(速報)への新着記事2件です。 2009年2月2日浅間火山噴火の予知成功まで 2009年2月2日浅間山噴火の噴煙はどのような風に乗ったか |
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2009年02月09日
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浅間火山が噴火をしました.昨年の9月にも小規模な噴火をしたのですが,今回は火山灰が東京や神奈川でも降ったので,みなさん驚かれたようです.でもご安心ください.今回の噴火は暴れん坊の浅間火山の噴火の中ではごく小さなものです.ちょっと咳をしたというほどでしょうか.50年以上前には,浅間火山の噴火はもっと頻繁でもっとずっと激しかったのです.ここ40年間くらいは時々思い出したように小さな噴火はしましたが,至って静穏な時期だったのです.火山の研究は噴火したときも重要ですが,むしろ噴火していない静穏でみんなから忘れ去られている時期の研究の方が大事なのです.地球物理学的な方法で噴火予知をしようと思えば,静穏な時期にも観測を続けていなければなりません.また,火山や火山噴火の癖を知り,地質学的・岩石学的な方法で噴火活動の長期予測をしようと思えば,地質調査や採取試料の分析を静穏な時期に地道に汗を流して続けなければなりません.噴火時の迅速な研究は必要ですが,噴火の時しか研究しないのであれば,単なる「噴火屋」で終わってしまいます.浅間火山のことを本当に知ろうと思ったら,浅間火山の10万年近い歴史をコツコツとひもとかねばならないのです.火山・岩石学研究室では,ここ10年以上にわたって,学生さんを巻き込んで浅間火山を対象に地道な研究を続けています.学生さんたちの卒論や修論は確かに玉石混交ですが,中には学会講演まで結びつく仕事もあります.他の分野でも,たかが卒論だと思わないで地道に努力を続けてみましょう.蟻の一穴がやがて巨山を崩すこともあるのですから. (高橋正樹)
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