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日本大学文理学部 地球システム科学科 のブログアーカイブ

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葉桜

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20日ほど前に満開の桜をこのブログでご紹介しました(過去記事)。
今日はさわやかな風が吹く中、文理学部の正門付近で4月6日とほぼ同じ位置から、今度は葉桜の写真を撮影してきました。

新緑の眩しさもまたよいものですね。

安井真也


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先日,神奈川県西部の足柄平野北部で行われた掘削調査に行ってきました.この付近は江戸時代の1707年に富士山が噴火(宝永噴火)した後,降り積もった火山灰が酒匂川(さかわがわ)に流れ込み,大雨時にこれが土石流になり氾濫して大きな被害が出たことが知られています.このような土砂災害は噴火後100年以上にわたり続きました.今回の調査はこのような歴史上の記録と堆積物が対応するかを調べるものでした.

現地に着くと大型の重機を使った深さ2m余りのトレンチと呼ばれる調査用の溝が作られ,地元の町長さんをはじめ多数の方々が見学に来られていました.これらの人たちの前で,見たこともない溝の断面に露出している何層もの土石流堆積物の地層を調べ,それがどのようにできたかをすぐに解説しなければならず,正直冷や汗ものです.幸い見学者の中には地元の歴史に詳しい方々が多数おられましたので,皆さんの助言を受けて,何とかそれらしい解説を行うことができました(上の写真).今回のトレンチの断面には少なくとも5層の土石流堆積物を確認でき,歴史資料と照合したところ,これらの堆積物の年代は概ね推定できそうです(中の写真).まさに地学と歴史学のコラボレーションの成果といえます.これらの土石流堆積物は,これから特殊な樹脂を用いて固めて絨毯のようにはぎとり,はぎとった標本は今後,近くの小学校に保管して授業に使うのだそうです.自分たちの郷土がかつて災害にあい,それを先祖の人たちがどのように克服していったのかを知ることができる素晴らしい教材になることでしょう.この調査の様子は後日,地元の新聞にも記事として載せられました.

このトレンチ調査の後,別の地点では人力で地面を掘削して調査を行いました.その時,地元の古老の方が見えて,宝永噴火後から現在までの河川の変化についての伝承を教えてくれました.その方の話では,現在,水田が広がっている場所も,噴火後,しばらくの間は河川が流れていて住むことができず,住民の方々は高台に避難していたそうです.それでも地元への愛着は大きく,苦労して堤防を作り現在の位置にまで河川の流路を動かし,立派な水田を作りあげました(下の写真).このようなことは地質学的な調査だけでは決してわかりません.地球の不思議を解き明かすには,理系の知識だけでなく,昔の時代背景や文化・風土といった人文社会学的な知識も必要になってくるのです.

宮地直道


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