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久々の卒業生インタビューは、平成19年度大学院修了の井田貴史さんです。地質コンサルタント会社で働き始めて早三年目。大型連休で東京に帰ってきたところを宮地先生にガシッと捕まえていただき、インタビューしました。 ―――社会人になって三年目に入りましたが、仕事には慣れましたか? うん、ぼちぼちです。お陰さまで。 ―――会社は地質コンサルですが、コンサルってつまりどういう会社なんですかね? 地質コンサルタント=地盤の問題解決 で、主に地質の調査を請け負う会社ですね。たとえば地すべり調査・対策や、ダムを作るとかトンネルを掘るとかする前に、その場所の地質がどうなってるかっていうのを調べるんですけど。今やっている仕事は現場が多いですねぇ。 ―――調べるというのは、具体的にどんな風に? ボーリングして、地すべりかどうか見たり。地すべりというと、どーっと一気に滑るようなイメージがあると思うんですよ。実際僕もそう思ってたし。でも実際の地すべりのほとんどは、年に数ミリから数センチ単位でゆっくり動いてる。プレートの動きと同じ速さですよ。それを傾斜計使ったり水位観測したり、平面図や断面図を見たりしながらどんな風に変動しているか調べるんです。 ―――確かに、地すべりって言えば一気に動くものだと思ってるかも。 そうなんですよね。さらに言うと、空中写真で見えるような大きな地すべりが一体となって滑動していていると思いがちだけど、実際はその中の小規模な地すべりが滑動していることが多い。特に僕は学生のときに火山ばかり研究をしていたのもあって、基盤岩の地質に関する知識がないのが苦しいところでしたね。大学のときにズバリ「地質学科」っていうところにいた人なんかは、そんなことないと思うんですけどね。地すべりとか地層の分布を調べるだけじゃなく、構造物に対する影響や、危険予測や対策の検討もします。 ―――本当に現場の仕事が多いんですね。 今は、室内で作業するより現場にいる時間の方が圧倒的に多いです。 ―――どうしてコンサルに入ろうと思ったんですか? 学部学生の時の就活では全然違う業種を受けたんですけどね。大学院まで進んだんだから、専門的な職に就こうと思って、コンサルに興味を持ちました。 ―――コンサルで働く魅力ってなんでしょう? いま愛媛の事業所で働いてるんですけど、大学のときに学んだ領家・秩父・三波川・四万十の地質帯にじかに触れ合えるってことですかね。うん。それから今は気の許せる先輩がいます。仕事のことを何でも話し合える。 ―――学生時代に遡りますが、井田さんは宮地先生の研究室所属でしたね。一番の思い出って何ですか? 調査などで日本各地のいろんなところに行けたってのが一番ですね。北海道の釧路湿原でカヌーしたり。あとは何たって自分の研究対象だった富士山の御殿場ですね。山頂までは2回しか行っていないですが御殿場は何回も行った。火山は面白いです。仕事でも是非やりたいです。 ―――宮地先生がその言葉を聞いたら喜ぶでしょうね。ではでは、最後に現役学生への一言をどうぞ。 遊べ。以上。社会人になったら無理ですから。 ―――井田君はかなり遊んだ? 全然(笑)。だからなおさらそう言いたいですね。 ―――なるほど。意外にまじめな井田君でした。今日はありがとうございました。 (インタビュー後記) 冒頭にも記したとおり社会に出て3年目の井田さん。落ち着いて、自分の仕事を客観的に見ようとする姿勢から、インタビュー中に「いい意味でもうフレッシュマンじゃないんだなぁ」と感じさせられました。 入社10年目はどうなっているんでしょうかね? 7年後にもう一回インタビューやってくれない?とお願いしたら、照れ笑いしつつも快くOKしてくれました。約束忘れないで下さいよ! |
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2010年05月21日
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