|
長い間投稿が空いてしまいましたが, オーストラリア大陸についてもう少し紹介したいと思います. 大陸の西側には何カ所か特徴的な海岸があります. 今回紹介するのはPerthから約800km北に行った町Carnarvon付近の海岸です. この沿岸に“blowhole”と呼ばれる水が穴から噴き上がる場所があります. この名前から私は“間欠泉”をイメージしていましたが, オーストラリア大陸には現在活動している火山は存在しませんので, 一体どのような形で水が吹き上がるのか 現地に到着するまで大いに疑問を感じていました. 実際に到着してみて,ようやく納得. 水が吹き上がるのは火山の熱によるのではなく,波の力によるものでした. この場所では南インド洋の荒波が 石灰岩質の岸壁に激しい勢いで打ち寄せています. その溶けやすさから,石灰岩にはしばしば沢山の穴が空きます. 海水面付近に偶然できた穴から 波の力によって打ち寄せられる海水が吹き上がっていたのです. ここではこのような海水が吹き上がる光景が 何十年にもわたって繰り返されてきたのでしょう. 周りには沢山の塩が析出していました. とても珍しい光景のように思いますが, この場所が降雨の少ない乾燥地帯に位置すること, さらにはこのような吹き上がりを通じて 海水が大量に地表にもたらされるという条件が揃うことによって はじめて出来上がる光景なのかも知れません. 山中 勝 |
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
全1ページ
[1]
全1ページ
[1]


