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第四紀という地質時代の中で最も新しい時代の始まりが約80万年間古くなることが、2009年6月に国際地質科学連合で正式決定されました。 模式地はイタリアのシシリー島南部におかれ、境界の年代は258万年前になります。更新世の始まりも同じ位置におかれます。更新世の前の鮮新世もその分古くなります。 このころから地球は寒冷化に向かい、南北両極に大規模な氷床が成立するようになります。氷床の拡大・縮小が繰り返される氷期・間氷期の交代で特徴づけられる第四紀の気候変動・環境変動がこの時期から本格的に始まったということになります。258万年という境界の年代は世界中でとらえやすい、ガウス/マツヤマ地磁気境界の年代です。地質時代の区分は動物化石を基準になされてきた長い歴史がありますが、第四紀については気候変動を基準に区分することになりました。地球温暖化問題をはじめ、現在と未来の気候・環境が重要になるなかで、現在に至る第四紀という時代の持つ意味を示しています。 日本学術会議、第四紀学会、地質学会は、この新しい第四紀の定義に関わるシンポジウムを行います。興味のある人は是非参加して下さい。 ● 1月22日(金) 日本学術会議シンポジウム『人類の時代 第四紀は残った』 10:00~17:15 日本学術会議講堂(港区六本木、地下鉄乃木坂駅 下車2分) ● 1月31日(日) 日本第四紀学会シンポジウム『第四紀の開始期の環境変動とテクトニクス:第四紀の新定義を検証する』 14:40~18:00 早稲田大学22号館202教室(地下鉄東西線早稲田駅 下車15分) *詳細は、日本地質学会ホームページ、日本第四紀学会ホームページを参照してください。 遠藤 邦彦
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2010年01月14日
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