日大 地球システムのスタッフブログ

日本大学文理学部 地球システム科学科 のブログアーカイブ

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iPodの裏面はピカピカに磨かれています。金属をピカピカに磨くには砥石や砥粒による加工が行われており、いかにピカピカに磨けるかは、職人の腕と砥石・砥粒の善し悪しにかかっています(ちなみに、iPodの裏面の加工は燕三条で行われています(バフ加工ですが))。このように、日本の産業を支える「ものづくり」の基盤となる加工技術には磨きが重要な位置を占めており、砥石の開発は技術立国を標榜する日本において重要課題のひとつであると言えます。
今回、3人の機械系の研究者と1人の地質工学系の研究者(私)の共同研究で、加工技術の分野では画期的な砥石の開発に成功し、その内容について砥粒加工学会から論文賞を頂きました(池野順一・斉藤弘憲・斉藤奈美子・竹村貴人(2009)合砥に基づく新たな鏡面研削用砥石に関する研究〜合砥の調査および積層砥石の開発〜, 砥粒加工, Vol. 53, No. 3, pp. 174-179)写真1.
ピカピカに磨きあげるといえば、日本刀を思い出します。研究グループでは日本刀の磨き職人、彫刻刀の磨き職人にどのような天然砥石が良いかを教えてもらいました。さらにピカピカに仕上げることのできる天然砥石(写真2”適度に”風化した泥岩:この”適度に”がポイントです)を地質学・地質工学的に徹底に分析することで、人工的に同じ構造を持つ人工砥石を開発に成功しました。そこらへんの山に転がっている泥岩を天然砥石という視点で捉え、科学的に磨く(摩擦)という現象を考察することで、最先端の産業技術に繋がるというのは、科学を勉強する醍醐味でもあり、そこまで展開できた時の楽しさというのは格別です。


竹村貴人

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