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やっと南極で採取した岩石試料が届きました. ↓は私達の調査隊が研究用に採取したゴルドマナイトというバナジウムを含むザクロ石です. メッシュ幅は1cm 普通のザクロ石は,鉄やマンガンと酸化アルミニウムが主な成分となっている赤い鉱物ですが, 小山内ら(1990,南極試料)によると, ゴルドマナイトは,鉄やマンガンの代わりにカルシウムと酸化アルミニウムからが主成分となっていて, バナジウムやクロム,鉄などを微量に含むという鉱物です. この大きなゴルドマナイトは泥質の変成岩の中に, まるで化石が入っているノジュールかと思わせる様なところから発見されました. バナジウムはホヤなどによる生物濃縮が知られています(Uyama et al., 1993, J. Ex. Zoo.など). もしかしたら,太古の海に生きていた生物が,何億年もの年月を経て, 今ゴルドマナイトとして目の前にあるのかもしれない,などと想像しながら採取しました. 地質学的なロマンを感じさせる美しい鉱物です. 7月15,16日に行われる文理学部オープンキャンパスでは, この石も展示する予定です. 是非,間近でご覧になって下さい(触れられません). 金丸龍夫
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地球の見所(海外編)
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5月の中旬,私の母校である甲府市立湯田小学校で南極教室が開催されました. 南極教室とは,テレビ会議システムを利用して, 今,昭和基地に滞在している南極越冬隊員と直接会話して南極について学ぶ事ができる催しです. 昭和基地側で今回の南極教室を担当して下さったのは, 我が学科の卒業生であり,私と同じく第53次南極観測隊員として, 気象庁から派遣されている大吉(オオヨシ)さんです(画面右)↓. 大吉さんや越冬隊長ほか越冬隊員の方々が, 地平線を転がる太陽やペンギンの話など沢山の南極に関するトピックを紹介してくださり, 小学生も私もとても楽しい時間を過ごしました. 今,南極は極夜期にあたり, 一日中真っ暗な時期ですが,越冬隊員の方々は毎日様々な観測を継続しています. 金丸龍夫
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とある3年生F君が休暇中にグランドキャニオンに行ってきたとのことで、写真をもらいました。 F君いわく、「スケールがないので写真では壮大感が伝わりにくいけど、すごかったですよ!」だそうです。確かに足の先はすぐ崖ですね… 日本の観光地だったら柵を取り付けていそうですが、そういったものがないのも、なんというか、アメリカン? 懐の深さを感じます(もちろん見る側は気をつけなきゃいけませんが)。 こちらは、雨が降っている様子と夕日。 このような図で、少しは地テムらしい勉強もしてきたようです。 いいですねー、旅! 南極とまでは言わなくても学生のみなさんには是非世界を旅していただきたいです。 (三浦恭子) ★三浦さんは昨年晩秋に退職されましたが、彼女が残した記事がありましたので掲載します。
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南極の夏も終わり,いよいよセール・ロンダーネ山地最後の朝です. 撤収にあたり,一昨晩,ちょっとしたパーティーが開かれました. ここで我々が用意したのは書道パフォーマンス. ベルギーの方たちの名前に漢字を当てて, それを目の前で書くといった程度のものですが,なかなか好評で喜んでいただけたようです. 書道のあとは,折り紙パーティー. 毎年,ここに来た日本隊の方々と折っているそうで, ベルギーの方たちのほうが遥かに上手い! ↓は不肖わたくしめが記したもの. なんとなく思いつきで書いた「道」と,ギギさんの当て字「妓々」. 普段,字が汚くて有名な私ですが, なかなか上手く書けているとおもいませんか? 小学校から中学校まで習っていた書道が初めて役になったような気がします. 皆さんも海外に行くときは,墨と筆を持っていくと良いかもしれませんよ. 金丸龍夫
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夏の間,昼も夜も明るかった南極も,ついに日が沈む季節となりました. 各国の夏隊も撤収の時期です. 我々も自分たちの撤収準備をしながら,お世話になったベルギー基地の撤収を手伝っています. 「一宿一飯の恩義がござる」ので. ところで, 今年,ベルギー基地にはいくつかのメディアの方が来ています. ↓の除雪作業をしている方,なんと!かの有名なナ○ョナルジ○グラ○ィックTVの番組ホストの方です. 取材で何度も日本に来られたことがあるとか. 研究者もメディアも総出で重労働です. もちろん,この方が作業されている風景は撮影されています. 私もすぐ脇で雪かきをしていましたので, ついに私も国際デビューです. 金丸龍夫
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