日大 地球システムのスタッフブログ

日本大学文理学部 地球システム科学科 のブログアーカイブ

地球の見所(海外編)

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地獄の門 NZ-7

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箱根の大涌谷や別府など火山の硫気変質地帯に出かけると,地面が白っぽく,卵の腐ったような火山ガスの臭いがして異様なかんじがしますね.
写真はニュージーランド北島のヘルズゲイトという,なかなか見応えのある硫気変質地帯です.日本でもよく,○○地獄というネーミングがありますが,地獄を連想させるという点ではニュージーランドでも同じようです.3枚目の写真のパネルには“悪魔の大なべ”とあります.ぐつぐつとした様子が表現されていますね.

ヘルズゲイトには硫気変質地帯を見て回る散策路の他,素晴らしい温泉施設が併設されています.白濁した硫黄泉や泥湯など,日本人にはうれしい限りです.
地熱を感じる散策路や温泉は,火山の恵みですね.



安井真也


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キラウエア火山の山頂部のキラウエアカルデラの縁に建てられた有名なホテル,ボルケーノハウス.
19世紀にはマーク・トゥエインが滞在して,ハレマウマウ火口の赤熱の溶岩湖の絶景をデッキから鑑賞したことでも有名なホテルです.

写真のように,ボルケーノハウスの壁石や門には溶岩が石材として使われています.ホットスポットの火山島,ハワイ島は丸ごと火山岩からできています.その大半は黒々とした玄武岩質の溶岩です.キラウエア火山ではいたるところに溶岩が露出しています.石材にはことかかない,ということですね.

以前,ハワイ島在住の人がうっかり石垣を触って手を切ってしまった場面に遭遇しました.穴が多くごつごつしたアア溶岩から切り出した石材は表面が荒々しいので,怪我をしないように注意が必要ですね.


安井真也


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みなさんは、何月の誕生石はこれこれ!とパッとわかりますか?
なかなか自分の誕生月以外は覚えていられないとは思いますが、今回の記事は8月生まれの方々にとってはなかなか感動的なお話です。…そうでもないかな。


ハワイ島はアメリカ合衆国の領土の中で一番南にあるので、ハワイ島最南端がそのままアメリカ最南端になります。
ハワイ島の最南端は「サウス・ポイント」と呼ばれていて、断崖絶壁から抜けるように青くて美しい海を臨むことができるんです。

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ここでアメリカ人のご夫婦に会いまして、「あなたもあっちに行くの?」と聞かれ、イエ〜スと答え、また会いましょうねとお約束。
「あっち」というのは、サウス・ポイントから車でチョロッと移動し、さらに1時間歩いてたどりつく「グリーンサンドビーチ」のことです。


グリーンサンドビーチについて解説せねばなるまい!

ハワイ島が火山島だということはすでにお話しましたが、火山はそのマグマの成分によってできる山の形が変わり(昭和新山のようにモコッと丸くなったりハワイのようにのぺ〜っとなだらかだったり、その中間の富士山のようだったり…)、産出する鉱物の種類が変わります。
日本の火山の成分は、バラエティに富んでいますがだいだい全体的に白っぽく、産出するのは角閃石・輝石・石英・雲母・斜長石などなど。
それに対してハワイのマグマは玄武岩質で黒く、ひたっすらカンラン石が生まれるんですね。

カンラン石というとあまり聞きなれないかもしれませんが、またの名をペリドット。
8月の誕生石の、あの黄緑色の石なんですよ。

グリーンサンドビーチはそのカンラン石が集まっていて、ビーチが緑色に見えるということで有名なんです。


すごい!と思いますよね!

是非行きたいって??


そのためには

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こんな道を延々延々1時間歩かなきゃいけませんけどね

(この写真の道はまだいい方です。荒れてるところもあります)


しかもその日は雨が降ってきてちょっと切ない旅になりまして。
時々後ろを見ると、遠くの方にサウス・ポイントで出会ったご夫婦が歩いているのが見えます。奥さまはビーチサンダル履いていたけど大丈夫なのかなぁ。

雨止まないかなぁと思いながら40分位歩いたところで後ろからトラックが追い抜かしていったのですが、なんとその荷台に、後ろを歩いていたはずのご夫婦が!
「あなたも乗っていかない?」と、自分の車でもないのに気さくに誘ってくださった奥様。果てしない道のりにうんざりしつつあったので、喜んで乗り込んじゃいました。

そして車で10分ほどのところにとうとう目的のグリーンサンドビーチが…


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綺麗でしたよ〜。きっと晴れていればもっと色がはっきりするんでしょうが、それでも綺麗です。波打ち際で飽きずに1時間近く遊びました。
帰りはがんばって1時間歩きましたが、その途中で岩場があったので覗いてみると

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あら!ここもグリーンサンド!


しかも…

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グリーンサンドビーチの砂より粒が大きくてきれいです。

また雨に降られながら帰り、最寄りのパン屋さんに車で行ったらまたご夫婦に会いました。
「私たちは帰りもあの男性の車に乗せてもらったわよ。あなたは?」
「歩きました」
「おー!クレイジーね!」

呆れられちゃいましたが、もう一つのグリーンサンドビーチを見つけられたからいいんですよ。


(三浦恭子)


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みなさま、星空を見るのは好きですか?神話には詳しいですか?
私はさっぱり疎くて、あんまり星空を見上げるということはないのですが、ハワイ島で満天の星空を見てから興味を持つようになりました。
地上4000メートルを超える山から見る星というのは、それほどすごいものなんです。

もしハワイ島に行くことがあったら、オプションツアーで星空観測ツアーに参加するといいですよ。日本じゃ絶対に見れない光景があなたを待っておりますからね。


ツアーは大きな四駆の車がホテルに迎えに来てくれるところから始まりました。マウナケアの頂上まではハワイ島の西側の町、コナから3時間〜4時間といったところ。ツアーガイドさんの、ハワイで見られるフクロウの話や高山病にならない呼吸方法などの話を聞きながら向かいます。

ガイドさんのお話によると、マウナケアから夕日を見る時はこれを見逃すな!とのこと。

・マウナケアの影
・緑色の太陽
・360°赤く染まるナントカ現象(ごめんなさい忘れました)
・地球の影


緑色の太陽と地球の影ってなんなのー!是非見たい!という感じにテンションの上がる車中でした。



途中、
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こんな牧歌的な風景や

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こんな荒涼とした火山ならではの風景を見ながらぐんぐん登っていきます。どんどん寒くなります。

標高2,800mあたりにあるオニヅカビジターセンターで休憩。世界でも数か所でしか確認されていないという「銀剣草」を見ました。葉っぱが無数の銀色の毛に覆われています。絶対に触っちゃダメ、根が浅いので近寄ってもダメです。
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それから車は山頂へ。

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山頂にはスバル天文台をはじめ、丸い形をしたいろいろな天文台がありました。

そしてとうとう日が沈み始め…




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東側にマウナケアの影が!!!こりゃきれいですよ!

それから夕日に目をやり、結構な速さで沈んでいくのをみんなでじーっと見ました。
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緑色の太陽というのは、波長の関係で日が沈みきる瞬間に1秒だけ見えるらしいんですがね…
ガイドさんが「ホラ見えた!」と叫びましたがツアー客たちはさっぱりでした。慣れの問題らしいです。


そして一面が真っ赤に染まり…

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お向かいのマウナロアのシルエットの美しいこと。何度も見ているはずのガイドさんが「綺麗だね〜、ほんと綺麗だね〜」と感動していました。

最後にいよいよ「地球の影」!じゃん!

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わかりますか?太陽が地表より低くなったので東側の雲に地球の影がうつるんです。ただ一直線の影ですが、下界ではまず見られないこの光景に一同ウットリでした。



そして一同は天文台の邪魔にならないよう少しだけ標高の低いところへ移動し、暗くなるのを待ちました。お待ちかねの星空観測です。
最初のうちは「あ、金星が見えた!」「こっちは木星だよ!」などと星が見えるごとにワイワイやっていたのですが、どんどん暗くなり、目が慣れてくると数え切れないほどの星が。
ちょうどその日は月が昇るのが真夜中に当たるとのことなので、満天の星空を観察することができたんです。その数6,000。もし満月があったら500しか見れないというから、ラッキーもいいところですね。


生まれて初めて見る天の川や、さそり座からいて座・山羊座・みずがめ座・うお座までの星座、ドラゴンとそれをふんづけているヘラクレス、夏の大三角形、秋の四角形、アンドロメダ銀河などなど…

極寒の中、30分くらいかけて一つ一つの星座を丁寧にガイドさんが説明してくださり、最後に、宇宙の壮大さと、その中で命をもった私たち一人一人の存在のかけがえのなさについて、熱く語ってくださいました。

いやぁ、感動しました。こんな無数の星の下で聞くからなおさら。

とんでもなく膨大な広さの宇宙の中に浮かんでいる孤独な地球。

私たちは本当に奇跡的にそこで命をもらったんですね。





ガイドさんのお話にみんなで拍手して、車に乗り込む前にこの星空を少しでもカメラにおさめようと頑張った結果がこちら↓↓


























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やっぱり安いデジカメじゃダメだったよ

ちゃんと一眼レフ持って行くんだったなぁ…




次回は緑色の砂浜です。


(三浦恭子)


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みなさまこんにちは。過ごしやすい気候となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。


じつは先日、日本はすっかり秋だというのにハワイ島へ行ってわざわざ夏を満喫してきました!

みなさんはハワイといったらどんなイメージがありますか?
白い砂浜ではしゃいだり、アロハシャツを着てショッピングしたり、くねりんくねりんに曲がりに曲がったストローで日本じゃお目にかかれないようなカラフルなトロピカルジュースを飲んだり…といったところでしょうか。

今回ご紹介するのは、このようなキャピキャピ旅行記じゃなく、自然や生命の神秘を感じる壮大なハワイの横顔です(それにトロピカルジュースやワイキキビーチを紹介するのはこのブログの趣旨からずれますからね‥。そもそも飲んでないし泳いでないし)。私が行ってきたのは、日本人観光客の多いオアフ島から飛行機で50分ほどのところにあるハワイ島=ビッグアイランドです。

第1回目は、いまなお活発な活動を続けるキラウエア火山です。


ハワイ諸島が火山でできた島であることはご存知でしょうか?
太平洋の真ん中の地下深くから湧き上がってきたマグマが噴出し、島となって、そこに人々が住んでいるんです。ハワイ島には標高4,000メートルを超える巨大な火山、マウナケアとマウナロアがそびえ立っていて、東から流れてくる雲をとおせんぼします。だからハワイ島の東側はいつも雨が降っているのです。

私が行った時も、空を覆う雲に向かってプウオオ火口からモクモクと煙が上がっていて、別世界を見ているような不思議な光景でした。


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このように火山ガスが流れているため、道路は一部通行禁止となっていました。モクモクを見たあと、東側から回って海の方へ南下し、いざ!どろどろ流れる溶岩を見に行きました。


が…


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遠かった。煙が上がっているの、わかりますか? これ以上は近づけないようでした。
夜に見に行くと暗闇の中で赤く光って綺麗らしいんですがね。


あたり一面を覆っている溶岩のところどころに

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こんな風に黄色いシールが貼られていて、青い鳥を思いながらこれを追って歩いて行くと安全に海の近くに出られました。そこで見たものはこちら↓

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溶岩が海へ流れ出ていく(オーシャンエントリー)ので、海水が一気に蒸発して水蒸気が煙のように上がっているんです。真っ白で綺麗でした。ドロドロに流れる溶岩は見れませんでしたが、オーシャンエントリーが見れたのでまあよかったかなというところです、ハイ。



火山の状勢は刻一刻と変わります。もしハワイ島に行こうと思ったら、いま溶岩が流れているかどうか、よく調べてから行くことをお勧めしますよ。



次回はマウナケアから見た夕日と星空のお話です。


(三浦恭子)



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