日大 地球システムのスタッフブログ

日本大学文理学部 地球システム科学科 のブログアーカイブ

地球の見所(海外編)

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 8月にバングラデシュに調査に行ってきました。

 バングラデシュはガンジス川などの幾つかの川が作ったデルタ地帯に位置しています。そのため、土壌は肥沃ですが、毎年のように河川が氾濫し多くの被害を及ぼしています。また、気候は熱帯性で、ほぼ毎年のように洪水、サイクロン、竜巻に見舞われます。また、経済的にも最貧国の一つで、各国からの援助を頼りにしつつ様々な災害対策や交通網の整備が行われています。1枚目の写真は首都ダッカの様子です。


 今回はバングラデシュ工科大の研究グループと一緒に首都ダッカ周辺の地盤特性(地盤沈下と液状化対策)と近郊のアドベ(Adobe:日干しレンガの一種)建造物に関する調査を行ってきました。

 この写真は首都ダッカで採取した試料です。赤と白のマーブル模様でチョコレートみたいな見た目でした。
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 これは郊外の農村地域の建物です。このような建物はアドベからできています(アドベで作られている建物は古代遺跡に多く、有名なものではイランのバム遺跡などがあります)。
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 この写真はアドベの壁のアップですが、所々にもみ殻が混じっています。これは水をはじかせるために入っているそうです。現在でも中東をはじめ、アドベを使った家は多くあるのですが、地震に対して非常に弱いため、地震時には大きな被害がでてしまします。そのために、ワラなどを混ぜて強度を上げようという研究が行われています。また、遺跡の修復や保存を行う上でもアドベにどのような粘土が使われているかなどが重要になってきます。
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 こちらは調査に興味を持って集まってきた地元の子供たちです。
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竹村貴人


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アスキヤへの道

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この日宿泊したミーバトン湖(ミーは蚊や虻,バトンは湖をあらわす)から
アスキヤ火山にかけては約100キロの道のり.
この間は,広大な溶岩原が続きます.
道路は未舗装ですが,よく整備されていて普通車でも十分に走れる印象です
(ただし途中浅い川を渡らなくてはいけないのですが・・・).

しばらく走ると,
周辺はゴツゴツした黒い玄武岩質溶岩から,
一番目の写真のような砂や礫にからなる灰色の堆積物に変わります.
これらは,氷河がその下で噴火した火山により大量に溶かされ発生する洪水の堆積物だそうです.

アスキヤ火山に近づくと,2番目の写真のように,
周囲はアスキヤの1875年噴火によりもたらされた軽石で覆われます.
ガイドさんはしきりに溶岩の黒と軽石の白のコントラストを強調します.
この軽石は,手にとって見ると白というよりも金色をしていて綺麗です.

アスキヤの外輪山まで来ると,道は1961年噴火の黒や赤褐色の溶岩流の縁を通ります.
この溶岩流は,先端部ではガサガサしたアア溶岩ですが,
溶岩流の上部の方では,スラブ状パホイホイに変化するように見えます.
途中には,火砕丘の一部が流されてきたようなものも見られます.

しばらく走ったところに駐車場がありそこからは徒歩でカルデラ内へ向かいます.


金丸龍夫


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暑い日が続きますね.
以前ルアペフ火山の山麓の様子をご紹介しましたが,今日の写真は夏でも寒いルアペフ火山の山頂部です.詳しくはコチラをどうぞ


安井真也



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Queen of Iceland

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アスキヤ火山に向かう途中に王冠状の山の形から
Queen of Icelandと呼ばれているヘルドブレイズという山がきれいに見えました.
この日は晴天で,いつもは雲に隠れてしまっていることが多いという王冠をはっきり見ることが出来ました.

ここで,ヘルドブレイズと書いていますが,
アイスランド語は巻き舌で発音も聞き取りも非常に難しく,
さらに私には聞こえていない音も入っているような気がしましたが,
とりあえずここではそう聞き取れたヘルドブレイズという事にしておきます.

分厚い氷河の下で噴火したことにより形成した卓上火山といわれる火山で,
水中での噴火が起こったときに見られる岩石で出来ています.
アイスランドではこのような日本では見ることの出来ないタイプの火山をたくさん見ることが出来ます.

2番目の写真でヘルドブレイズの左に見えているのは,聞き取れませんでしたが,
「ヘルドブレイズの尻尾」という意味の名前の山です.
そのさらに左に白く見えるのはアイスランドの国土の10%を覆うバトナヨークル.
写真の一番左に見える2つの尖った山は,「天に2つそびえている山」という意味の名前の山で,
噴火の兆候があり注目されているそうです.


金丸龍夫


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氷河川を渡る

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アイスランド中央部には南北から北東−南西方向のプレート発散境界が走っていて,
地表では火山と多くの河川となっています.

このため車で東西移動をするためには,
バトナヨークル(アイスランド最大の氷河)を起源にする濁流をわたる必要があります.

アイスランドでは市街地以外には全く橋は無いと思っていたのですが,実はたくさんありました.
今回通ったミーバトンからアスキヤの間の河川には1960年代からいくつかの橋が架けられています.
橋は架けられていても,つい最近まで主要道は川幅20m以上もあるような川を渡るルートとなっていたそうです.
しかし,2000年頃に起きた大勢の客を乗せたバス事故をきっかけに道は橋を通るルートに変更されたそうです.
2番目の写真で車の車窓越しに見えているのが事故現場です.

この周辺にかかっている橋には羊の混交を防ぐためのゲートがつけられています.
この河川の西側(ガイドの方はミーバと呼んでいた)よりも,
ガイドの方が農場を経営している河川の東側の方が上質の羊を生産しているそうです.
ほとんど野生状態で手付かずで生産しているのかと思いきや,
かなりこだわりをもっているようでした.

三番目の写真はアイスランド中北部の南北に配列した火山列です.


金丸龍夫


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