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前日は雨だったため天気を心配していたのですが、その日だけ運良く晴天。きれいに浅間山の山体を観察することができました。金丸さんが浅間山の展望写真を報告していらしゃいますので、僕は露頭観察の様子を報告します。 火口から東へ約4kmの地点で天明噴火の露頭を、観察し記載しました。天明噴火は江戸時代の天明3年(1783年)に浅間山で起こった大噴火です。 この場所では、天明噴火の時に1.5メートルも軽石が積もりました(写真の地層の上部三分の二を占める白っぽい地層)。でもご安心を。軽石は大きな物が頭に直撃したりしなければ、死ぬようなことは無いようです。天明噴火の時も焼石に打たれて死んだ人は一人記録されているだけだとか。それよりも怖いのは、宮地先生が雲仙普賢岳の噴火の紹介の中で解説されている火砕流です。この露頭には火砕流堆積物は含まれていないですが、火砕流が近くを流れた痕跡と思われる薄い層が複数挟まっています。 さらに巡検の詳細や写真が見たい方は、浅間巡検報告のページをご覧ください。 村瀬雅之 |
実習レポート
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浅間巡検についてです. (上の写真をクリックすると、パノラマが楽しめます↑) 今回の巡検のスタートは浅間火山群のスケッチから. ここからは,一枚目の写真左から小浅間溶岩ドーム,仏岩火山,前掛火山が見えます. 写真中心から右側には前掛火山の歴史時代に噴出した溶岩流である下舞台溶岩,上舞台溶岩,鬼押出溶岩が見えます. 絵心のない私にはスケッチは苦手な作業の一つです. 見えたものをありのままに書いているはずなのに, 出来上がったスケッチは,まるで印象派絵画の様. しょうがないので,「マネ*の真似です.」とオヤジギャグかますわけです. 巡検の詳細や写真が見たい方は、浅間巡検報告のページをご覧ください。 金丸龍夫 *マネ:19世紀の印象派画家(もちろん私のスケッチのような稚拙な絵は描かない).
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5月25日、(午前中だけ)あいにくの雨でしたが、野外実習その2が実施されました。 今回の目的は、『都市域の水文環境調査』ということで、八王子市の子安神社(中野山王町)に湧いている「明神池」とその周辺の井戸調査(つまり地下水調査)です。 知ってますか?大都会、東京にも多くの湧水があります。 http://www.env.go.jp/water/yusui/result/sub4-2/PRE13-4-2.html http://www2.kankyo.metro.tokyo.jp/sizen/yuusui57sen/ichiran.htm#%94%AA%89%A4%8Eq%8Es この中の一つ、子安神社の「明神池」は、東京都の代表的な湧水(東京都名水57選)に選ばれており、 http://www2.kankyo.metro.tokyo.jp/sizen/yuusui57sen/photo/18/18.htm その水は、昔からその周辺の人たちにとって大事なもので、飲み水に使うくらい澄んだ湧き水です。しかし、近年、地下水汚染が注目されており、沸かしてお茶にしたり、植物の植木用に使ったりとしているそうです。我々が実習している最中にも多くの人がやってきては、水を汲んでいきました。 (午前中だけの)雨の結果、湧き水はどんどんと湧いてきて、目に見えて水量が多かったです。それだでも、今回の実習では、現在の水質状況や水質変化の要因について調べることができる絶好の機会となりました。午後は、雨もやんだので調査日よりとなりました。聞き取り調査も行い、井戸ふたを開けて地下水面を測定したりと多くの経験をしたことでしょう。 これから(6月あたりに)、授業内で水質分析の実験が行われます。子安神社周辺の水環境は、明らかにされるのでしょうか??? 実習補助者 大八木 英夫 |
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5月18日に第四紀学実験1の授業の巡検で,15名の3年生と一緒に千葉県の房総半島南部に行きました.「第四紀」というのは約170万年前以降の時代で,人間が出現し地球の環境がめまぐるしく変化した時代です.また,現在私たちが目にする地形が形作られた時代でもあります.この時代の環境を具体的にどのようにしたら復元できるかを学ぶのがこの授業です. 今回は,五月晴れの気持ちの良い天気の中,房総半島南部の丘陵や低地の生い立ちを探るため,いくつもの露頭を観察しました.また,露頭を観察しただけではわからない当時の気温や水温などを推定するために,花粉の化石を含む泥炭や,貝化石がいっぱい詰まった泥の塊などを採取しました.これらの試料を使ってこれから授業の中で実験を行い,数千年前の環境をより詳しく復元するのです. 巡検が始まって間もないころ,参加者は露頭を見てもスケッチをノートに書くだけで手一杯でしたが,スタッフからの質問に答えるために一生懸命に露頭を見ているうちに,だんだん露頭をみるコツがつかめてきたようで,地層を見ながらこの地層がどのような環境で作られたのか友達同士で議論できるようになりました(写真). 参加者がどのような地層を見て感激した(?)かは,こちらをご覧ください. http://www.geo.chs.nihon-u.ac.jp/disast/excursions/08/08chiba.html 宮地直道
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4年生のK君と一緒に,長野県・岐阜県境にある御嶽山で水準測量調査をしてきました.この観測は名古屋大学が,1999年から毎年繰り返しおこなっています.今回その観測に日本大学地球システムも参加させてもらいました. 観測の目的は,御嶽山の東山麓では約30年にもわたり群発地震が続いているので,その原因を調べるのが1点.もう一つは,2006−2007年に起きた小規模噴火のその後の調査です.噴火を挟んだ2006年ー2007年に火山がわずかながら膨らむような変化が捉えられました.噴火後1年経ち,今の御嶽山の状態が今年の調査で明らかになります. それでは写真でK君の活躍をご覧ください(写真1).御嶽山が望める道沿いに観測点が作ってあります(写真2).観測は機材をもって一日数キロ歩く重労働です.K君は地球計測学実習で習ったことを生かし,見事にこなしていました.名古屋大学のチーム(写真3)は,コスタリカからの留学生が参加していました.昼は火山観測・夜は宿舎で留学生との交流と,貴重な経験が出来たと思います. 村瀬雅之 |




