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このたび当学科の安井真也准教授と高橋正樹教授らが日本火山学会の学会誌「火山」に発表した論文が「日本火山学会論文賞」に選ばれ,その受賞式が行われました(写真).受賞対象は安井真也・高橋正樹・石原和弘・味喜大介(2007)「桜島火山大正噴火の噴火様式とその時間変化」という論文です.九州の桜島は日本でも有数の活火山で大正時代の1914〜1915年に日本の20世紀の噴火では最大規模の「大正噴火」を引き起こしました.この噴火についてはこれまで多くの人たちによりどのように発生し進行したかについて研究がなされてきましたが,噴火が複雑だったこともあり定説はありませんでした. 今回,安井さん達は,噴火発生当時の膨大な観察記録を整理するとともに,溶岩や火山灰などの噴出物が作る地形やその中に含まれる鉱物の形,化学組成などを詳しく調べ,いつ,どこで,どのような噴火が発生し,これによりどのような噴出物が作られたかを明かにしました.このような研究は単に昔の噴火の実態を明かにしたというだけでなく,今後の噴火に備える上でも重要な研究です.これらの点が評価され今回の受賞となりました.おめでとうございます. このような第一線の研究を行うには様々な分野の研究を総合化して洞察する力が必要になります.地球システム科学科の全教員はこのような幅広い分野の問題を総合的に捉え解決する研究を行うとともに,学生の皆さんにもこれらの力を身に付けてもらうための教育を進めています.それは必ずしも高価な機械や難解な数式を駆使しなくても可能です.これを機会に在校生の皆さんはもちろん,高校生の皆さんも関心ある分野の教員に最前線の研究について質問してはどうでしょうか? 宮地直道 |
ちきゅう徒然
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ゴールデンウィークは,皆さん何をしていたでしょうか? 休日を満喫できましたでしょうか? 私は,5年・・・.8年ほど前に修士論文のため通っていた湖沼を久々に訪れてみました. 場所は,長野県長野市です.近くでは善光寺のご開帳ともあって,特に往路は,高速道路が渋滞につぐ渋滞でたいへんでした.また,自動車で行くと1000円ということもあって,その恩恵も受けつつ計画実行しました. その場所は変わりなく,地元の人たちも元気に畑仕事をしており,覚えていてくれました. 私にとってまた通いたくなる場所です.ボートに浮かべること4時間.作業を終わらせ地元の人々にご挨拶(自然の湖沼を扱うのですが,やはりそこの水を利用している人達とお話しすることは重要なことですね.) 2ヶ月にまた来ます.といって,その場を去りました.今度は,どんなデータが出るのか楽しみです. さいごにこの湖の写真です.実は,今回は撮り忘れたので,昔撮った写真を探してみました. いい景色でしょ? 調査結果は,いずれまたの機会にご報告します. 大八木英夫 |
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茨城大学の藤縄明彦先生の方法をまねて, チョコレート溶岩流実験を予察的に行いました. 材料は,チョコレートと牛乳とゼラチン. やり方は簡単で,基本的に材料をよく混ぜて流すだけです. 今回は簡易に上から流しました. うまくやれば,溶岩じわや溶岩堤防などの溶岩地形が再現できるようです. 残念ながら,今回は溶岩地形の再現はあまりうまくいきませんでしたが, 一枚のフローユニットの上部に気泡が濃集している様子がうかがえました. チョコレート等の混合比や温度などあまり厳密に考えずに実験を行いましたが, ちゃんと下から噴出させるような仕組みを作り, 溶岩流の表面を効果的に冷やす事ができれば, かなり溶岩地形の再現ができる様な予感を感じました. 目指せ溶岩膨張&溶岩トンネルの再現です. 金丸龍夫 |
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地球システムの教材の標本をクイズ形式で紹介しています. 写真の岩石(玄武岩)に含まれている緑色の鉱物は何でしょうか? ヒント:8月の誕生石としても知られます. 答え:カンラン石 大型のものはペリドットという名の宝石として加工されます. この写真のカンラン石はそこまで大きくないので宝石にはなれなさそうですね. 安井真也 |
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今回のフィールド科学入門では,文理学部内でフィールドワークの基礎を学びました.自分の手足を使って,距離や物の大きさを把握するのはフィールドワークの基本です. ↓実際にキャンパスを歩いて,自分の歩幅を計測します.これを知れば野外で大体の距離が測れます. 自分の1歩は何センチだったでしょうか? ↓文理学部の庭石も,れっきとした標本.形の特徴をスケッチし,自分の手や指の大きさを参考に大きさを記入します. こうした訓練が,いざフィールドに出た時に活躍するハズです.頑張りましょう. 村瀬雅之 |



