地理ビアの泉 ―地理授業を面白くする一服の清涼剤―

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立体視

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立体に見えますか?

3Dアートと同じ要領で、二つの画像をそれぞれの目で見て、それを重ね合わせるわけです。
と説明しましたが、自分自身がどのように見ているかもよくわかりません。
これは見える人、見えない人がはっきりと分かれてしまうのですが、見えると大感動です。
目が悪くならない程度に、頑張ってみてください。

当ブログでも度々お世話になっておりますが、国土地理院のサイトで全国の地形図を閲覧することができます。さらに、どうサイトには地形図の立体視ができるページもあるので、ぜひ挑戦してみてください。
平行法、交差法、余色法(赤青メガネ装着で見える)の3通りで、任意の地点の立体視画像をつくることができます。
通常の立体視が見えない人でも、赤青メガネを装着すればほとんどの人が見ることができます。

予想通り、生徒の中で見えたのはクラスに一人だけ。
そこで、赤青メガネをつかって立体視の世界を味わってもらおうと思います。
しかし、一枚あたりの表示範囲が狭いので、何枚も取り込んで、重ね合わせて・・・。
なんとかして群馬県沼田市の片品川の河岸段丘の立体視画像を作成しました。
生徒のリアクションが楽しみです。
それと同時に地形図の世界を立体的にとらえる(つまり地形図を見て小地形を想起する)思考回路をつくっていきたいと思います。

国土地理院 地形図閲覧サービス(立体視もこちらから)→http://watchizu.gsi.go.jp/

房総めぐり その3

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房総めぐり その3

今回は鋸山のご紹介です。
鋸山は富津市と鋸南町の市町境に位置する標高329mの山です。
千葉県には最も高い山で愛宕山(鴨川市と南房総市の市境付近)の408mなので、千葉県の中では高い山です。
国土地理院 地形図閲覧→[ http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?b=350928&l=1394942]

ここは、かつて石切場だったところで、その名残を山のいたるところで見ることが出来ます。(写真)
石切の名残で山頂付近に断崖絶壁の山肌が露出しており、それらがノコギリのようにギザギザしていることが鋸山と呼ばれるようになった由縁だそうです。

特に人気を集めているのが、山頂付近にある「地獄のぞき」です。(写真)
垂直に切り立った崖から、この部分だけが飛び出しているのです。
ここから見下ろす景色は高所恐怖症の人にとっては生唾ものでしょうが、そこまで怖くはありません。
ただ、下から「地獄のぞき」を見ると、多少「ぞっ」とします。

鋸山中腹には「日本寺」というお寺があり、実は鋸山全体がこの「日本寺」の境内となっています。
歩道や階段、参道のいたるところにお地蔵さんが祀られており、その数は世界最多だそうです。
ひとつとして同じ顔をしたものはありませんが、いくつかは廃仏毀釈によって頭の部分が落とされています。
「日本寺」のメインは日本一の大仏です。(写真)一枚岩から出来ていて、高さは31mだそうです。

鋸山全体をすべて踏査するには数日必要だそうですが、気軽に山登りをする程度ならば最適な山だと思います。もちろん登っている最中は、苦しいですよ。
晴れていれば富士山や東京湾、房総丘陵など360度の大パノラマを楽しむことが出来ます。

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房総めぐり その2

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房総めぐり その2

前回の沖ノ島(館山市・陸繋島)に引き続きまして、房総めぐりの第二段。
今回は、鹿野山です。
君津市と富津市の市境付近に位置しておりますが、特に目立って山頂と言われるところはなく、ここら一帯の高まりが鹿野山です。ここにはかの有名なマザー牧場や鹿野山ゴルフ場などがあります。

でも、今回の目的は鹿野山自体ではなく、鹿野山から望むことが出来る九十九谷(くじゅうくだに)です。鹿野山から展望できる上総丘陵の山々といくつもの谷が織り成す景観を見ることが出来ます。晴れていれば・・・。特に朝夕は雲海と朝焼け・夕焼けも加わって、まるで水墨画のようなパノラマをみることができるようです。
今回はあいにくの曇り空で、あまりいい写真が撮れなかったので、ご紹介に留めておきます。

鹿野山の北側斜面は緩やかなのに対し南端は急崖になっています。
ケスタ地形といいます。
これはパリやロンドンに見られるものと同じ原理でできています。

鹿野山ケスタの急崖が、九十九谷の景観をさらに引き立てているように感じました。

房総めぐり その1

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房総めぐり その1

前にご紹介した陸繋島である「沖ノ島」に行ってまいりました。
国土地理院 地形図閲覧→http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?b=345926&l=1394930
陸繋島とは、単独の島だったところが沿岸流などによって運搬されてきた砂の堆積(陸繋砂州)によって陸地と地続きになっている島のことです。

満潮時には完全に島になるかと思ってましたが、どうやら完全な島にはならないようです。
といっても砂州の砂の濡れ具合からの私の判断ですが、砂州上に海の家を建てており間違いはなさそうです。
教科書に載っている地形を生で見られたことに感動でした。

サンゴを見たいと思ってましたが、もちろん海にもぐらないと見られません。
サンゴ・ウォッチングhttp://tateyama-umikan.ms-n.com/やビーチコーミングhttp://www.awa.or.jp/home/tkk/などのツアーに参加したほうが、質のよい学びになることでしょう。

島の外周には特徴的な地形を見ることが出来ます。
波食棚です。
波食棚とは硬層と軟層が重なった地層が差別侵食を受け、硬層だけが洗濯板のように地表に残っています。
また、この地形は房総半島沿岸のいたるところで見ることが出来ますが、すべて同じ向きに傾斜しています。
西側よりも東側のほうが高くなっているのです。
おそらくの話ですが、太平洋プレートが房総半島に食い込むチカラによって、傾斜したものと思われます(というか思ってます。のちほど真相を確認します。)。

波食棚と同じような原理で、軟層と硬層の差別侵食&傾斜した地層を見ることが出来ます。
しかも、山というスケールで。
それらはパリやロンドンで見られるケスタ地形といわれるものです。
これは次回ご紹介いたします。

今回は島の内部は時間が無かったので見られませんでした。またの機会にと思います。
沖ノ島についての詳細はトラックバック先ををご参照ください。

メカニズムは文法

最近、生徒がよく口にする。

「自然地理はよくわかんない」
「今やってる内容って地学じゃん」

このような声に、私は落胆と同時に少々の怒りを覚えている。
「がっかりだよ!」
しかも、理系の連中からの発言だから、本当に驚きである。
「びっくりだよ!」

地形の学習では、用語がたくさん登場する。また、それらの典型的な地形が見られる場所(地名)が登場する。ここで終わってしまうのは中学校までの地理。
高校の地理では、これらの地形がどのようなメカニズムによってつくられたか。だからどのような所に見られるのか。人間生活とどのように結びついているのかを学習する。

センターレベルでは、どのようにして地形が造られたか(形成のメカニズム)を、直球で問うてくる問題は出ない。でも、これが理解できていないと、正誤判定の問題にも対応できない。

では、英語の学習に置き換えて考えてみましょう。
次々と出てくる「地理用語」は英単語と一緒です。
意味が理解できていないと文意がまったくわかりませんね。これは覚えるしかありません。
でも単語が理解できていても、それぞれがどういった関係性を持っているかを理解していなければ文意がまったくわかりませんね。
つまり、英語の学習で言えば英文法、地理に置き換えるならば「事象のメカニズム」の理解が不可欠です。逆に英文法・事象のメカニズムが理解できていれば、初見の問題にも対応できますよね。
事象のメカニズムといっても、「水は低いほうに流れる」とか「山地から流れてきた河川は平地との地形変換点で減速するため、運搬力が低下し、土砂を堆積し、扇状地を形成する」など「これはこうなるもの」とか「こういうときはこうなる」といった基本的な事項です。

確かに自然のメカニズムは生徒が言うとおり地学が守備範囲としているところであるが、自然地理でも取り扱う所である。
勝手に地理と地学で境界線を引っ張らないで欲しい。
自然地理の学習は地学ではなく、「地理」なのである。

地理のおもしろさのひとつに、「自然と人間のつながり」というものがある。
つまり、自然環境の差異が、人間生活の差異をもたらしているということである。
もちろん人間生活や地域の様態には、自然的要因だけでなく歴史的展開や社会条件など複合的な要因が絡んでいる。
だから、自然環境だけが人間生活の様相を決め付けていると短絡的に考えるのは間違いである。
このような考え方は環境決定論として回避されがちであるが、地理的な見方として重要なことに変わりは無い。

自然のメカニズムの差異が、人間生活の差異を生み出す。
この両者の関係が1本の線で繋がった時、気持ちいいわけです。実に理にかなっているわけです。
そこに地理のおもしろさを感じてほしいのです。

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