地理ビアの泉 ―地理授業を面白くする一服の清涼剤―

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地理的諸国漫遊記

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大潟村干拓博物館

「大潟村干拓博物館」http://ac.ogata.or.jp/museum/index.htm
大潟村・八郎潟に行くならまずここに行きましょう!
ここでは八郎潟干拓や大潟村に関する基本的な情報を充分に得ることができます。
常設展示も丁寧でわかりやすく説明されています。ミュージアムショップ(展示ガイド、ブックレットなど)がないのが非常に残念ですが、上記の博物館のホームページで詳細に説明されているので、まぁよしとしましょう。Do ペーパーレス!

入館するといきなり大きな壁が現れます。壁の上に船!
そうです、この壁の高さに日本海の水面があるのです。
大潟富士と同様に、周囲の水面よりも低い所に我々はいるのだということが強く印象に残ります。
たしかに広大な田園風景を見てると、ここが海面よりも低い所だとは想像がつきませんから、大潟富士やこの水の壁の存在が重要となるわけです。
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干拓前と干拓後の空中写真の大きなパネル、八郎潟干拓地をめぐるあゆみ(年表)、大潟村誕生のビデオシアター、大潟村(八郎潟干拓地)のジオラマ、干拓の手順を示す模型などなど視覚的にわかりやすく展示されています。私は特に干拓の模型が非常にわかりやすく気に入ったので(撮影許可もらって)全21コマをカメラに収めました。
他の博物館展示の写真や干拓の様子に関してはトラックバック先のアレルギーさんのブログもご覧ください。
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また、県内に限らず全国からも総合学習などで勉強しに来てくれるそうです。
しかし「先生が博物館に丸投げしてくるケースが多い」学芸員の方はと嘆いておりましたが・・・。
ともかく私の好きな博物館の上位に食い込みました。また訪れたいと思います!
9/24から11/6まで企画展として錯覚展が開かれています。
干拓とはまったく関係ありませんが、こちらもおもしろかったです。パンフレット↓
http://ac.ogata.or.jp/museum/photo/kikaku/180924.jpg

八郎潟の謎(トラックバック先をご参照ください)

経緯度交会点

北緯40度と東経140度が交わる地点。それが秋田県大潟村「経緯度交会点」です。
まぁ地表面すべてが何らかの経緯度交会点ということになるわけですが、ここは10度単位で経緯度が交わるところということで、ちょっと特殊です。日本では10度単位で交わるのはここだけだそうです。また、40つながりでもありますね。
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大潟村の住宅地である総合中心地の通りに看板を発見。
砂利道に入り経緯度交会点をめざすが、行けども行けども姿を現さない!
この道であってるのだろうか・・・。引き返そうか・・・。まぁ、行くだけ行ってみよう!
2kmほど進むと、やっとモニュメントらしきものが見えてきた。車のスピードを上げる。
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広大な田園の中にぽつんとモニュメントが立っていて、横にこじんまりとした駐車場が整備されています。
モニュメントの床には北緯40度線と東経140度線が引かれており、モニュメントの真ん中で交わっているということでした。
北緯40度といえばニューヨーク、マドリード、ナポリ、北京と同じ緯度で、東経140度はハバロフスク、キングストンと同じ経度ということになります。
この緯度経度は「地理のものさし」として知っておいてよいと思います。
ただ、経緯度がキリのいい数で交わっているよ!ということだけですが、ここをきっかけに色々と想いをめぐらすことができます。

ちなみに日本では緯度経度にちなんだモニュメントは他にもあります。
高知県高知市の江ノ口川河口付近では東経133度33分33秒、北緯33度33分33秒が交わることから、「地球33番地」を名乗っています。毎年3月3日に地球33フェスティバルが行なわれています。
http://www.sunsuntv.co.jp/earth33/index.html
兵庫県西脇市は東経135度、北緯35度が交わり、日本の中心にあたることから「日本のへそ」を名乗っております。日本へそ公園や経緯度をテーマとしたにしわき経緯度地球科学館「テラ・ドーム」があります。
http://www.city.nishiwaki.hyogo.jp/icity/browser?ActionCode=content&ContentID=1127798828656&SiteID=0

西日本めぐり・その4 <鳥取砂丘・天橋立>

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<4・5日目行程>
0910 鳥取駅前
↓ 日本交通バス
0930 砂丘センター砂丘展望台
 <鳥取砂丘散策>
1032 砂丘東口
↓ 日本交通バス
1052 鳥取駅前
1109 鳥取駅
↓ 山陰本線
1152 浜坂駅
1226 浜坂駅
↓ 山陰本線
1330 城崎温泉駅
1353 城崎温泉駅
↓ 山陰本線
1404 豊岡駅
1446 豊岡駅
↓ 北近畿タンゴ鉄道
1557 天橋立駅
 <天橋立散策>
1744 天橋立駅
↓ 北近畿タンゴ鉄道、山陰本線・タンゴディスカバリー4号
2004 京都駅
2030 京都駅
↓ 山陽本線・新快速
2122 米原駅
2124 米原駅
↓ 東海道本線 
2205 大垣駅
2319 大垣駅
↓ ムーンライトながら号 <車中泊>
0442 東京駅
いよいよ最終日。今日の目玉は鳥取砂丘と天橋立。
不覚にも二度寝してしまい、起きて10分でホテルを出る。
2時間用意していた鳥取砂丘散策タイムが1時間に。ん〜しかたなし。
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鳥取砂丘は乾燥帯にできる砂漠とは別物と考えていただいたほうがよいだろう。
砂漠は少雨乾燥により植生がなくなり、砂漠化してしまったところ。
一方、鳥取砂丘は中国山地から流下する千代川が運んできた土砂が沿岸流や北西季節風によって吹き寄せられて堆積したものである。千代川上流はかつてたたら製鉄のために木材の切り出しが盛んに行なわれていたこともあり、こうしたことも土砂流出に拍車をかけたという。
見た目は似てるけど、両者は全然違うものだ。
鳥取砂丘では雨も降るし冬には雪も降る。おまけに夏はフェーン現象で暑い。
おかげで鳥取砂丘では一部で雑草が繁茂してしまい、除草作業をするそうです。砂漠じゃありえないことです。参考→ http://www.tottorisakyu.jp/sakyu/iv/2006jyosou/jyosou.html
馬の背とよばれる小高い砂列(浜堤)にはわずかな風紋を確認することができた。
また、馬の背の下にはオアシスがあり、内陸のほうから水が流れてきていた。源流を探そうと思って水辺を歩いていたのだが、あまりにも虫が多すぎて断念した。
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わずかな滞在時間であったが満足し、次の目的地・天橋立に急ぐ。
鳥取から山陰本線は細切れ運転で乗り継ぎが続く。5時間かけてようやく到着。

天橋立の概略は前に記事で紹介したのでここでは割愛させていただくが、日本三景のひとつである有名な砂州である。
地理ビアの泉:「約3500年かけてつくられた橋がある」
駅の南の高台にある天橋立ビューランドというところからお目当ての写真を撮ることに。
教科書などに載っている天橋立の写真の多くはここから撮ったものと思われる。
ビューランド自体は展望遊園地なのだが、一切遊ばずにさっさと降りる。
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次に、天橋立そのものに向かう。
ちょうど海水浴シーズンなので、砂浜は海水浴客でいっぱい。海水浴場になっていたとは知らなかった。
高波もなく安全に遊べると言う点ではいいのだが、多数の来客でゴミの散乱がひどく、日本三景の実情の一端を垣間見てしまった。
また、全国的に海岸侵食が問題になっており、天橋立もその例にもれないという。
その対策として、海岸線と垂直に護岸工を海のほうへ張り出して、土砂の流出を防ごうとしている。
地形図などで見ると、何本も棒状のものが海へ突き出している。
私は以前からこの護岸工が何でできているのか疑問だったのだが、天橋立の場合は石が積み上げられていることを確認できた。
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最後に三人寄れば文殊の知恵の智恩寺文殊堂に参って、いよいよ帰路に着く。
ここでも予定外に特急に乗って帰ることに。そのため予定外のルートで大垣に向かう。
京都駅で夕食を調達しようと思ったが、いい店がない。
大垣駅で食べようと思ったが、店が閉まってる。探し歩いた挙句、結局駅から歩いて10分ほどのコンビニで調達。バスの来ないバス停で食べる。
そしてムーンライトながら号からムーンライト見ながら帰京したのでした。

帰還後、パソコンの故障などがあり、報告が大幅に遅れてしまいました。
楽しみにされていた方、申し訳ありませんでした。
たいした内容は書いておりませんが、報告は以上です。

西日本めぐり・その3 <鳴門の渦潮>

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<3日目行程>
0820 鳴門駅
↓ バス
0839 鳴門公園バス停
 <鳴門大橋、渦の道、渦潮鑑賞 (うずしお汽船 http://www.uzushio-kisen.com ) >
1025 鳴門公園バス停
↓ バス
1045 鳴門駅
1054 鳴門駅
↓ 鳴門線
1122 池谷駅
1137 池谷駅
↓ 高徳線・うずしお12号
1236 高松駅
1343 高松駅
↓ 瀬戸大橋線・快速マリンライナー
1435 岡山駅
1527 岡山駅
↓ 津山線・快速ことぶき号 
1637 津山
1643 津山
↓ 因美線
1748 智頭
1752 智頭
↓ 智頭急行
1836 鳥取
<鳥取泊>
この日の目玉は鳴門の渦潮。
駅前からバスに乗って鳴門公園方面へ。
先に観潮船のチケットを購入して、先に公園を散策する。
まずは千畳敷展望台から鳴門大橋を望む。淡路島も目と鼻の先の位置にある。
まだ、渦ができる時間ではないので渦潮は見られないが、瀬戸内海方面に潮が激しく流れているのはわかった。
この狭い海峡(幅1340m)を通り抜けようとする早い潮流とその両側にある緩やかな流れとの速度差によって渦が発生する。
鳴門という地名も「鳴る瀬戸」から来ており、地元の漁師も恐れるほど豪音を鳴らしながら巨大な渦がつくられることもあるという。
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次に徳島県立渦の道から渦潮を見ることに。ここは鳴門大橋の架橋の下に作られた観潮専用の歩道で、足元のガラス窓から渦潮を真上から見ることができる。吹き抜ける風が気持ちいい。しかし、まだ渦潮は見られなかった。
この日の最適な潮見の時間は10時30分。しかし、後のスケジュールのこともあり、9時30分の観潮船に乗船。
あまり大きな渦は見られなかったものの、いたるところで渦が形成されていた。
渦になっては消え、また新たな渦になり、隣の渦と合わさり、そしてまた消えてゆく。
興味深かったのは、渦潮となって沈み込んだ海水が涌き上がってくる湧昇流の存在。渦潮の動に対し、湧昇流が静でこの動静がぶつかることで、また新たな渦が誕生するのである。
EbiTV!に動画を載せましたのでご覧ください→http://www.ebitv.jp/video.php?id=579

あっという間に30分の観潮ショーは終了。
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↑渦の左側が瀬戸内海に流れ込もうとする早い潮流。右側が湧昇流。若干盛り上がっているのがわかる。
↓激しくぶつかり合ってます。
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あとは電車を乗り継いでいざ鳥取へ。
ここでも予定外に特急に乗り、高松駅で讃岐うどんを食べ、岡山駅周辺をぶらぶら歩く時間をつくった。
今度はまちをめぐり歩く旅もしてみたい。特に城下町の町割りを古地図を持ってくまなく歩きたい。

香川県内での車窓からは残丘だらけ。香川県はすばらしい残丘銀座ぶりだ。
なかでも讃岐富士と称される飯野山。きれいな円錐型の山が平野の中にぽつんとある。この山は火山と思われがちだが、侵食を免れてできた残丘である。よくもきれいに円錐型になったものだ。ちなみに現在四国に火山は存在しない(かつてはあったらしい)。
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映画「UDON」の中でも讃岐富士が効果的に描かれている。ため池に映る逆さ讃岐富士。
「香川県のことをわかってるなぁ」と思ったら、本広監督は香川県出身でした。
映画についてはのちほど。

西日本めぐり・その2 <大歩危>

<2日目行程>
0720 福山駅前
↓ 中国バス
0742 福山港(フェリーのりば)
0800 福山港
↓ せとうち物流
0945 多度津港
1039 多度津駅
↓ 土讃線・特急南風5号
1129 大歩危駅
 <大歩危散策、遊覧船乗船(30分)>
1451 大歩危駅
↓ 土讃線・特急南風16号
1510 阿波池田駅
1526 阿波池田駅
↓ 徳島線
1708 徳島駅
1903 徳島駅
↓ 鳴門線
1936 鳴門駅
<鳴門泊>

2日目は福山港から瀬戸内海を船で渡り、四国(多度津港)へ初上陸!
福山駅近辺は夜に着いて朝早くに出てしまったので、あまり散策はできませんでしたが、駅前の雰囲気はさすが広島県東部のの中心地という感じがします。バスが頻繁に出入りしていました。
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大歩危・小歩危は吉野川が四国山地を横断するところに形成されている峡谷です。
大歩危峡谷の遊覧船乗り場までは、駅から歩いて20分。ほかに交通手段が無いので歩く。
大歩危・小歩危の地名の由来は「大股で歩くと危険、小股で歩くと危険」と言われることがあります。
でも、それは跡づけで「ボケ」というのがホケ、ホッケという言葉を語源としており険しい所、または崖を意味すると言うことです。険しい所を表すボケに歩危という漢字を当てたのです。
歩危の大小の由来も諸説ありますが、真相はちょっとわかりません。
道中でこんな看板も見つけました。
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また、大歩危と小歩危では地層は傾きの向きが異なっています。
四国の南部はフィリピン海プレート上の島などが海溝で沈み込まずに四国の陸地に付着したところです。
これを「付加帯」と呼びます。この付加帯が四国に付着していく際の圧迫によって、地層はくねくねと褶曲しています。大歩危では北向きに傾き、小歩危では南向きに傾きます。そのため、両者の境界では地層が山型になっているということなのですが、遊覧船は途中で折り返してしまったので、見ることはできませんでした。
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大歩危峡にある石の博物館「ラピス大歩危」にも寄りました。
ここでは大歩危峡の地質の解説や鉱石・宝石が展示されています。
トイレに入ったら以下のような表示がありました。
乏水地域の四国らしい表示だなと思わず写真を撮りました。
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