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地理的諸国漫遊記

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房総めぐり その3

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房総めぐり その3

今回は鋸山のご紹介です。
鋸山は富津市と鋸南町の市町境に位置する標高329mの山です。
千葉県には最も高い山で愛宕山(鴨川市と南房総市の市境付近)の408mなので、千葉県の中では高い山です。
国土地理院 地形図閲覧→[ http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?b=350928&l=1394942]

ここは、かつて石切場だったところで、その名残を山のいたるところで見ることが出来ます。(写真)
石切の名残で山頂付近に断崖絶壁の山肌が露出しており、それらがノコギリのようにギザギザしていることが鋸山と呼ばれるようになった由縁だそうです。

特に人気を集めているのが、山頂付近にある「地獄のぞき」です。(写真)
垂直に切り立った崖から、この部分だけが飛び出しているのです。
ここから見下ろす景色は高所恐怖症の人にとっては生唾ものでしょうが、そこまで怖くはありません。
ただ、下から「地獄のぞき」を見ると、多少「ぞっ」とします。

鋸山中腹には「日本寺」というお寺があり、実は鋸山全体がこの「日本寺」の境内となっています。
歩道や階段、参道のいたるところにお地蔵さんが祀られており、その数は世界最多だそうです。
ひとつとして同じ顔をしたものはありませんが、いくつかは廃仏毀釈によって頭の部分が落とされています。
「日本寺」のメインは日本一の大仏です。(写真)一枚岩から出来ていて、高さは31mだそうです。

鋸山全体をすべて踏査するには数日必要だそうですが、気軽に山登りをする程度ならば最適な山だと思います。もちろん登っている最中は、苦しいですよ。
晴れていれば富士山や東京湾、房総丘陵など360度の大パノラマを楽しむことが出来ます。

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房総めぐり その2

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房総めぐり その2

前回の沖ノ島(館山市・陸繋島)に引き続きまして、房総めぐりの第二段。
今回は、鹿野山です。
君津市と富津市の市境付近に位置しておりますが、特に目立って山頂と言われるところはなく、ここら一帯の高まりが鹿野山です。ここにはかの有名なマザー牧場や鹿野山ゴルフ場などがあります。

でも、今回の目的は鹿野山自体ではなく、鹿野山から望むことが出来る九十九谷(くじゅうくだに)です。鹿野山から展望できる上総丘陵の山々といくつもの谷が織り成す景観を見ることが出来ます。晴れていれば・・・。特に朝夕は雲海と朝焼け・夕焼けも加わって、まるで水墨画のようなパノラマをみることができるようです。
今回はあいにくの曇り空で、あまりいい写真が撮れなかったので、ご紹介に留めておきます。

鹿野山の北側斜面は緩やかなのに対し南端は急崖になっています。
ケスタ地形といいます。
これはパリやロンドンに見られるものと同じ原理でできています。

鹿野山ケスタの急崖が、九十九谷の景観をさらに引き立てているように感じました。

房総めぐり その1

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房総めぐり その1

前にご紹介した陸繋島である「沖ノ島」に行ってまいりました。
国土地理院 地形図閲覧→http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?b=345926&l=1394930
陸繋島とは、単独の島だったところが沿岸流などによって運搬されてきた砂の堆積(陸繋砂州)によって陸地と地続きになっている島のことです。

満潮時には完全に島になるかと思ってましたが、どうやら完全な島にはならないようです。
といっても砂州の砂の濡れ具合からの私の判断ですが、砂州上に海の家を建てており間違いはなさそうです。
教科書に載っている地形を生で見られたことに感動でした。

サンゴを見たいと思ってましたが、もちろん海にもぐらないと見られません。
サンゴ・ウォッチングhttp://tateyama-umikan.ms-n.com/やビーチコーミングhttp://www.awa.or.jp/home/tkk/などのツアーに参加したほうが、質のよい学びになることでしょう。

島の外周には特徴的な地形を見ることが出来ます。
波食棚です。
波食棚とは硬層と軟層が重なった地層が差別侵食を受け、硬層だけが洗濯板のように地表に残っています。
また、この地形は房総半島沿岸のいたるところで見ることが出来ますが、すべて同じ向きに傾斜しています。
西側よりも東側のほうが高くなっているのです。
おそらくの話ですが、太平洋プレートが房総半島に食い込むチカラによって、傾斜したものと思われます(というか思ってます。のちほど真相を確認します。)。

波食棚と同じような原理で、軟層と硬層の差別侵食&傾斜した地層を見ることが出来ます。
しかも、山というスケールで。
それらはパリやロンドンで見られるケスタ地形といわれるものです。
これは次回ご紹介いたします。

今回は島の内部は時間が無かったので見られませんでした。またの機会にと思います。
沖ノ島についての詳細はトラックバック先ををご参照ください。

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