するがの自然

富士山が 見えるようになりました。

函南原生林

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学習の道ー観察会2

 原生林の観察会と云えば、植物の観察が主となることは当然だが、植物が依って立つ地面となると、土壌・地質の問題である。しかし、原生林は、山が保全されて来たので、崩壊などは少なく、いわゆる「露頭」はないに等しい。そこで、自然を守る会の今後のために、箱根火山の静岡県側の地質の資料を作成した。
 文献は、日本地質学会(2007)国立公園地質リーフレット1「箱根火山」である。
(日本地質学会国立公園地質リーフレット編集委員会(2007)1.箱根火山.日本地質学会)
 地質図などは引用の許可を得ていないので、ぼくの作った図表だけを紹介する。

箱根火山(南西部)の活動史

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この辺りは、湯河原火山体の玄武岩〜安山岩である。湯河原火山は成層火山であり、溶岩もあるはずだが、細かい区分は発表されていない。
 学習の道の沢にある転石は、輝石安山岩が多い。

 露頭は、「伊豆スカイライン」に伴う崖くらいである。
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 この崖の上は、標高980m の山頂の丸い山で、無線中継所が出来ている。

※この図表で気になったことは、約3000年前の「神山岩屑なだれ」である。同じ頃、と言っても、2900年前(2400年前説もあるが)、富士山の東斜面でも「岩屑なだれ」」が発生しているのである。「御殿場岩屑なだれ」⇨「御殿場泥流」である。

学習の道ー観察会1

11月28日は天候に恵まれ、函南原生林(学習の道)の観察会が行われた。
                        主催:三島自然を守る会

 いつもの観察会と違う点は、自然観察指導員(植物)の O 氏夫妻が特別参加ををしてくれたことだった。
イメージ 1 イメージ 2 左:トネアザミ         右:ツルシキミ

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ここには 大きなブナ があった。 ブナの代わりに富士山
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 ここで ぼくは どういう訳か「流浪の民」を思い出した。流浪の民は、ブナの森に集い 宴をし、ブナの葉を敷いて「うつい」をし、ブナの木のささやきを聞きながら眠る※という。
 ここで見たものは、一本のブナだったが、森だったら、ジプシーだけでなく、人々も集まったんだろうと思った。そう思わせるものがあった。
 かつて ヨーロッパには広大な自然林があって、ヨーロッパ文明を育み、ブナは「森の母」と尊ばれた という。

 観察会の様子。きょうは ぼくも写真を撮る余裕があった。
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こういう倒れた木にも出会った。しかし、幹は腐っているのに、先端は生きている ように見える。
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 よく見ると「リョウブ」は枯れて倒れ、「リョウブ」に巻き付いていた「ツルマサキ」が生きているのだった。地上では仲良く絡み合っているように見えるのだが、地下では熾烈な戦いが行われていた ということらしい。

 例によって、沢水の水温と電気伝導度。気温:13.6℃の時、水温は9℃、電気伝導度は45.1μS/cm(18℃換算)だった。電気伝導度は、紫水の池や木立キャンプ場の水より、さらに低い。

 ※日本語の歌詞は、石倉小三郎訳の「眠りを誘う夜の風」である。眠りを誘うものが「夜の風」か「ブナの木のささやき」かの違いである。どちらを好むか! である。石倉氏の訳は、名訳と云われているが、原詩との乖離が大きいとも云われているようだ。ナイル川の水のことを「ニイルの水」と訳したりしている。終わりの方も、ちょっと違うんじゃないかな! である。
 日本の合唱団も、独自の解釈で歌っているんだろうけど、日本語としては、どうも理解できない歌い方をしている。例えば、「夢に楽土を求めたり」の「求めたり」、ある合唱団の歌い方は「とうめたり」としか聞こえない。それから「媼(おうな)」、この「う」は「お」の長音ではないから、「おーな」ではなく、「おうな」と歌うべきだ。
 石倉訳では、「夢に楽土(を)求めたり」だが、ジプシーたちは楽土を「夢見る」なら分かるが、「夢に求めた」は ? だ!

原生の森公園

 函南町営木立キャンプ場を経て、「原生の森公園」に行って来た。
 ここは「紫水の池」が目玉である。
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 池の水は澄んでいるが、底は泥である。気温:18℃、水温:11〜12℃、電気伝導度:約60μS/cm。
 稜線まで1〜1.5 km だから、このEC は当然と思うが、地下水は豊富なようで、降水量も多いんだろうと想像する。
 この原生林は、「水源涵養林として、木を切らない、森の中にも入らない」という掟によって守られて来たという。が、水源涵養だけでなく、山そのものが守られて来た という印象を受けた。

 紫水の池は、尾根を切って伸びる細長い凹地の中にある。細長い凹地は、東西性の尾根を切って1 km 以上伸びているので、「断層」が関係している。 ※日本地質学会(2007)「箱根火山」

函南原生林ー学習の道

三島自然を守る会で、これから箱根西麓も見よう! となったので、手始めに、函南原生林(箱根禁伐林)を見ることを提案した。この原生林の、するが側から見て一番奥、一番高い所に「学習の道」が設定されているので、そこに行った。
 国道1号を登ってゆくと「箱根峠」である。
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 空は青すぎるくらい青い。
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 峠から、伊豆スカイラインを少し南に下がって、原生林を見下ろした。落葉樹と常緑樹が混じっている。遠景は、伊豆の山々と田方平野である。こちらは、駿河湾から暖かい湿った空気が流れ込んでくるので、何となく霞んでいる。この気象条件があるので、この原生林のような植生が可能となっている と聞かされている。

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 まず 谷に降りた。標高は640m、流れている水は少ないが、木々の生育に必要な水は十分にあるようだ。川原の石は、ほとんど安山岩。形は、円礫が多いが、円磨された扁平な礫もある。

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 アカガシの倒木。樹齢は?(説明を読まなかった)
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 これは生きているアカガシ、「樹齢は700年といわれています」とある。

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 これはツルシキミ。高さ50cm くらいで、林内でもっとも小さな木の一つ。木漏れ日がチラチラと当たり、風に揺れて、可憐な感じだったが、有毒植物だそうです。

 

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