|
春の色をもとめて、春眠暁を覚えず、
春の朧は、輪郭から解放された 不束な心地
☆☆ 不思議な話です、銀行が資本主義を
行き詰まらせます、その輪郭が見えないのは、
頭がマル暗キに毒されているからです、
「ルービン、サマーズ、グリーンスパン」の
金融玉葱の芯 ☆☆
「ルービン、サマーズ、グリーンスパン」の金融政策が、間違いを犯したため、金融大騒擾を突発させる‘非’制御状態が広がりました。預貯金や現金を預かって出し入れする商業銀行は収益を企業に融資する利息から得て経営、投資銀行の収益は株式や債券の発行時に発行額に応じる手数料を得て経営します。資産の少ない投資銀行は、巨大な資産をもつ商業銀行に買収されやすく、多くが吸収され、商業銀行の一部門になっています。
巨大赤字(財政赤字・国際収支赤字)を進行させたレーガン大統領の、その赤字停滞を継いだクリントン大統領は、経営不振に陥らなかった金融法人ゴールドマン・サックスから、ロバート・ルービンを財務長官にシフト、増大した‘不良’債権による機能停止が放っておかれた銀行システムの、その収益増加・策は、極くカンタンな図式で、企画・実行されました。世界市場の上を舞って自由に移動する‘富裕マネー’を、呼び込んで集める‘高金利ファンド’が矢継ぎ早に設立され、集まった富裕マネーは経営の思わしくない‘不良’法人をマルごと買い取る、M&Aに向かい、買収の成功例を次々と誕生させます。その動きは、ヘッジファンドを刺戟、高金利を武器にする‘ボンド債’を富裕マネーに買わせ、規模の大きなM&Aを次々と成功させ、‘ファンド’の高収入と高配当がウォール街の住人の眼を眩ませました。安心できる投資先は、見極めが至難なほどムズかしいのですから、M&Aの成功は、‘富裕’マネーのフローを変えました。出現した新たなマネーフローはM&Aに向かい、銀行システムが支配しコントロールした壮大なマネーフローとは別に、堂々と覇を競って対抗します。
銀行システムはその内に恒常的に抱えこんだ、‘不良債権’の拘束を解き、M&Aを商売にするファンドにそれを供給し、‘良’の有効資本を回復させた銀行が投資ジョブに活力を与え、融資ジョブを小資本にも向けて広げさせます。つまり‘貸し渋り貸し剥し’の脅威から中小企業が解放されるわけです。グラス・スティーガル法の銀証分離規定も1980年代から緩和されましたが、リスクが跳ね上がる大規模なM&Aは、ビジネスの成功が疑われ、ビジネスを不発で湿らせつづけるのが当然でした。口火を誰が切るか、背任の煙が立つ中の決断は、並みのヒトには下せません。
1990年代以降ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーのような米系投資銀行が高度な金融技術を武器に複雑な企業合併案件や巨額の資金調達の財務アドバイザーに指名されるようになってから、M&Aが‘主導’する壮大なマネーフローが本格化します。しかしその前は、ウォール街の債権市場を安定させるはずの計画が失敗、市場は金利を上げ続け、アメリカ経済の回復を遅らせる失政に苦しみました。財政均衡の主導、FRBの金融緩和、財政再建およびドル高容認などによる「金利の低下」など、諸々の政策手段によって好況へ導き、経済政策の責任を果たし、高い評価に囲まれます。M&Aビジネスが際立てた高収益と高金利は、新しい資本の流れを確立、金融システムを共同謀議させ、それまでの商業銀行システムのマネーフローと一線を画し、金融ビジネスに衆目の眼を惹き、金融立コクをジ画ジ賛、苦労とリスクの実体経済を見下すまでになります。ヘッジファンドの傲慢な経営が金融取り引きを圧接・急迫させ、お粗末サブプライムローンの高金利に油断した結果、拡散しきった金融工学証券化商品が転売不能に陥って、世界を巻きこむ金融大騒擾が突発します。金融‘危機’などと無責任を気取った所で、金融大騒擾を誘った‘主犯格’は共同謀議のその‘儲けの偏在’によって証明され、‘政府が問題’の米政治の責任は、G20の世界から責め立てられます。
◆◇朝日新聞09/5/11経済危機インタビュー/ジル・ドスタレール・ケベック大教授−カナダ・ケベック大モントリオール校教授。ケインズ、ハイエク、フリードマンらの経済思想などを研究。近著「ケインズの闘い」で知られる。62才
――ケインズの研究者として、彼の視点で今回の経済危機を分析してください。
「ケインズがここにいたら、投機的バブルや壊れやすい金融システムをもたらしたのは、規制緩和や自由放任主義である、と厳しく批判するに違いない。彼はまた、借金の上に築かれた消費拡大が問題だったというだろう」
――なぜですか。
「第2次世界大戦後の経済成長をみると、生産性の上昇とともに労働者の賃金が伸び、それを背景に消費が拡大した。ところが近年は、賃金が伸びないのに安易な借金をもとにした消費が増えた。蓄えがない人にまでどんどん家を買わせるやり方で無理を続け、それが限界に達したのだ」
――ケインズが尽力したブレトンウッズ体制の再構築が課題とされています。
「彼は国際通貨基金(IMF)より強力な、世界の中央銀行のような機関と新しい共通々貨の導入を提唱していた。米国の反対で実現しなかったが、今こそ制御不能の世界経済を放置せず、IMFより強力な国際機関をつくり、世界の金融などをコントロールする方向に向かうべきと主張するのではないか」
――戦後の主流だったケインズ経済学はいったん否定され、再び復活しています。
「戦後の世界経済システムはケインズが望んだものに比べて中途半端なものだった。過激な自由主義もうまく機能しなかった。現在の危機を克服するには、財政による景気刺激も重要だが、より良い経済成長を保障するために強力な規制と調整の力を持つ国際機関が必要だとした彼の思想を生かすべきではないか」
――世界資本主義を改良せよということですか。
「彼は、資本主義の枠内で経済効率と政治的自由、社会的正義の三つを調和させることが最善だと考えていた。しかし、今日でも我々はケインズが目指した調和を実現できていない。それにはもっと根源的な、民主々義に基づく政治が世界経済をコントロールできるようにするための改革が必要だと思う」
――ケインズはニューディール政策が不十分だと批判していましたが、米オバマ政権のグリーン・ニューディールをどう評価しますか。
「現代でニューディールを語る場合、それが環境問題の解決につながるグリーンなものであることはうなずける。だが、同時にそれは世界規模でならなくてはならないはずだ。各国の協調が必要で、地球温暖化対策に消極的だった米国にオバマ大統領が登場したことに大いに期待したい」
――29年に始まった世界大恐慌の頃は社会主義の運動も盛んでした。
「ソ連などが試みた共産主義は失敗した。別の形を見つけ出さなければならない。純粋な資本主義はうまく機能できないのだから、代わるシステムを見いだすことが必要だ」(聞き手・小此木潔)
世界をリンクする銀行システムは、‘不良債権’が必ず増加するという悩みにつきまとわれ、景気対策で投じられる財投投資も、この‘不良債権’に邪魔されます。1980年代以降、商業銀行の向こうを張り、投資銀行が‘不良債権’の攻め手探しに、腐心します。
不思議な話です、銀行が資本主義を行き詰まらせます。銀行が業務をサボり産業経済に‘不良債権’の山をつくらせ、資本主義をストップさせます。ケインズがゲイの‘気分’を募らせ、不甲斐ない金融政策を烈しく罵りました。ですから共産主義のソ連が、人工衛星を先名乗りさせて計画経済を誇示すると、レズビアンのように乱れる銀行や金融コームいんを見て、慨嘆した産業人は、資本主義の明日を疑い、計画経済から資本が襲ってくれば、レズに耽る銀行が呑みこまれ、共産化されるのではと、怖れました。
注意の先は、ゴールドマン・サックスが刺戟した投資マネーの流れが、高収益と高額報酬の噂を呼んで神話化され、ウォール街に君臨、ゴールドマン・サックスやシティーが金融界の裸の王様になった、その点です。その烈しい動きから外されたリーマン・ブラザーズは破綻、ウォール街が激震、裸の王様ゴールドマン・サックスは、異常なその衝撃の中を黙して、外に出ました。M&Aの激甚手法を使い、停滞する巨大資本マネーを‘自由’流動化させた、その成功が‘金融立国’をエコノミストに喋らせてハシャがせ、‘違法行為’をカンペキに隠蔽させました。
新金融ビジネスは、ハゲタカ・ファンドを招き入れながら、桁チガいの高報酬と高収益を収め高金利を‘富裕マネー’に供しました。動きの遅い金利収入で重い資産を動かす商業銀行のマネーフローから独立させ、高額手数料収入でスピードを誇る投資銀行が、金融市場の先頭を走ります。劣化の著しい‘不良債権’に飛び掛かって始末する、その特異性の特技を発揮するハゲタカ・ファンドに眉をしかめても、資本主義を裏切る劣化債権はその規模が大きかろうと、ハゲタカに処理させなければ、銀行システム全体が共産主義の怠慢に陥ります。
ヘッジファンドが制限無しの証券化商品を大量販売、停滞をリピートする銀行システムから、投資銀行を主体にした金融システムへスイッチ、実体経済から遊離した壮大な資本マネーは、グローバリゼーションと‘金融立国’の大合唱に煽られて、証券化商品に買い換えられ、金融システムの中でその金利‘弾丸’の乱射ゲキに、ウツツをヌカし、お粗末サブプライムローンのパンクで傲慢なマネーフローが紙屑に変わって、金融大騒擾。つまり、闇ルートを形成した米財務長官の金融権力は、ヘンリー・ポールソン財務長官のお喋りでウォール街を洗脳、窮すれば通じる方式が暗黙下に成立、資本不足に陥った金融システムは‘公的資金注入’が実行されると信じこませました。
公的資金を注入した投資銀行が、チューチョなく契約通りに高額報酬を払って、米議会を激昂させたのは、その手法が計画したシナリオ通りだったことを表面化したからです。‘金融立国’の世界リンクを誇った金融システムは、その経営ミスを公的資金注入で‘解決’する手法を用意、責任の問われない‘高額報酬の不落世界’を、衆目の眼に映させました。どんな網の‘責任のカタチ’で裏切りに被せるか、オバマ大統領は姿を現すその深刻さに狼狽えても、G20の怒りを風に受け、法規と無法規の世界対立を制する、理知に向かって新しい法治・理知を、リンカーンのように編み出すにチガいありません。
怒りを見せたG20が‘不問の規制’を‘これまで通り’に受けいれる、そんな政府・談合に応じるかどうか、ニッポンの壊れた民主々義とチガい、民主化を進めたG20の民主々義が‘無責任’の壁に挑戦、無責任の壁をジ画ジ賛するG4の談合方式は、ギブ&テイクをめぐって熾烈な駆け引きを展開させるでしょう。ニッポン・コームいんは、100兆円をシャッキンした甲斐もなく、‘天下り焼け太りテンゴク’法人への投資がバレ、その‘醜い’、効果の無い裏切り‘魂胆’が見破られ、オトナ扱いされません。不忠のシャッキン千兆円がズシッと重い酷税をコクみんに負わせ、いい加減な投票が詰られます。
コッカのシャッキンは、机の引き出しをいつも空ッポに、
∈ こんなよい月を 一人で見て寝る
なんにもない 机の引き出しを あけてみる ∋
(尾崎放哉)
∈ 初忘れ 頬を赤らめ イロハニホヘト ∋(小林一茶)
∈ 壁の穴や 我 初空も うつくしき ∋(小林一茶)
つつしんで……丈司ユマ著作権
|