おおがいさんのトモダチ

森の生け花や山野の一輪差しを思う常識から常識による常識のための常識

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虞美人草に燻って焦げるお節介の不快・迷惑2/2
…おい、今から休息しちゃ大変だ、さあ早く行こう…。
 愛される心地の中ですから、佇んだ思い思う咽びが、生の初声を耳に訊かせ、アホが響く下品を口にさせないはず。相続・戸主のワンマンに吐かせる、唯一無二の肉声なら、誠実な徴集兵士は雑兵にされる死の運命を、背に科せられ、無常の中に囚われ鎖ざされざるをえません。
…「君はあの山を頑固(がんこ)だと云ったね」と聞く。
「うむ、動かばこそと云ったような按排(あんばい)じゃないか。こう云う風に」と四角な肩をいとど四角にして、空(あ)いた方の手に栄螺(さざえ)の親類をつくりながら、いささか我も動かばこその姿勢を見せる。
「動かばこそと云うのは、動けるのに動かない時の事を云うのだろう」と細長い眼の角(かど)から斜(なな)めに相手を見下(みおろ)した。
「そうさ」
「あの山は動けるかい」
「アハハハまた始まった。君は余計な事を云いに生れて来た男だ。さあ行くぜ」と太い桜の洋杖(ステッキ)を、ひゅうと鳴らさぬばかりに、肩の上まで上げるや否(いな)や、歩行(ある)き出した。瘠(や)せた男も手巾(ハンケチ)を袂(たもと)に収めて歩行き出す。
「今日は山端(やまばな)の平八茶屋(へいはちぢゃや)で一日(いちんち)遊んだ方がよかった。今から登ったって中途半端(はんぱ)になるばかりだ。元来(がんらい)頂上まで何里あるのかい」
…「頂上まで一里半だ」
「どこから」
「どこからか分るものか、たかの知れた京都の山だ」
 瘠(や)せた男は何にも云わずににやにやと笑った。四角な男は威勢よく喋舌(しゃべ)り続ける。
「君のように計画ばかりしていっこう実行しない男と旅行すると、どこもかしこも見損(みそこな)ってしまう。連(つれ)こそいい迷惑だ」
…「君のようにむちゃに飛び出されても相手は迷惑だ。第一、人を連れ出して置きながら、どこから登って、どこを見て、どこへ下りるのか見当(けんとう)がつかんじゃないか」
「なんの、これしきの事に計画も何もいったものか、たかがあの山じゃないか」
「あの山でもいいが、あの山は高さ何千尺だか知っているかい」
「知るものかね。そんな下らん事を。――君知ってるのか」
「僕も知らんがね」
「それ見るがいい」
「何もそんなに威張らなくてもいい。君だって知らんのだから。山の高さは御互に知らんとしても、山の上で何を見物して何時間かかるぐらいは多少確めて来なくっちゃ、予定通りに日程は進行するものじゃない」
…「進行しなければやり直すだけだ。君のように余計な事を考えてるうちには何遍でもやり直しが出来るよ」となおさっさと行く。瘠(や)せた男は無言のままあとに後(おく)れてしまう。
 春はものの句になりやすき京の町を、七条から一条まで横に貫(つら)ぬいて、煙(けぶ)る柳の間から、温(ぬく)き水打つ白き布(ぬの)を、高野川(たかのがわ)の磧(かわら)に数え尽くして、長々と北にうねる路(みち)を、おおかたは二里余りも来たら、山は自(おのず)から左右に逼(せま)って、脚下に奔(はし)る潺湲(せんかん)の響も、折れるほどに曲るほどに、あるは、こなた、あるは、かなたと鳴る。山に入りて春は更(ふ)けたるを、山を極(きわ)めたらば春はまだ残る雪に寒かろうと、見上げる峰の裾(すそ)を縫(ぬ)うて、暗き陰に走る一条(ひとすじ)の路に、爪上(つまあが)りなる向うから大原女(おはらめ)が来る。牛が来る。京の春は牛の尿(いばり)の尽きざるほどに、長くかつ静かである。
「おおい」と後れた男は立ち留(どま)りながら、先(さ)きなる友を呼んだ。おおいと云う声が白く光る路を、春風に送られながら、のそり閑(かん)と行き尽して、萱(かや)ばかりなる突き当りの山にぶつかった時、一丁先きに動いていた四角な影ははたと留った…。
 思い思う生は、生殺しの生に貼り合わせれば、チガいの酷さが懐を抉ります。
 お節介に背を向け、お節介の外にスラッと出て麗しく美しい、藤尾の跡をなんにん仕留めるか、反応を見た漱石は、お節介の禍中に死を貼られ、死に向かう藤尾の独つに、咽ぶ一意の意の異を奉じ、生を絶つお節介の悲劇に荷担すれば、広がる悲劇のお披露目のお節介を断念、生殺しの延長から訣別しました。銀河鉄道の生は一本限り、大塩平八郎の乱は、鴎外の生で打ち切り。莫大な儲けの秘訣を父に尋ねなかった太宰治は、HUMAN LOST・1936年のメモランダムで6男・オズカスの正直や素直を堅め、未練の生を束ね5回目の心中で、思い思う屍の生を封じ、生殺しの悲惨な悲劇を賛美歌の中で絶ちました。
 お節介に燻る僻み(ひがみ)妬み(ねたみ)嫉む(そねむ)やっかみが、お節介を発揚、欲を自由のシンボルに篝る自由・知ら図の愚が山岳・列島を、漢字・観念の瓶詰めや缶詰にしました。欺し騙し瞞すウソ八百が、保守・傭兵ジ民トーの空に、入れ替て入れたのは、なち親衛隊・ミン主トーの虚空。
 燻る空・権力。マニフェストの中身はカン空・奸、4年をデフレ30年に収めたカン空奸の報酬・セッ取はカンワの逆手・増税が見返り。カラ壜・カラ缶や、カラ樽・カラ荷を詰めて集めた、カラ函・コッカはウソの効用を世界に知らせます。ヤキモチにスタンスを張る島田雅彦さんや斉藤環さん、お節介の猛毒を無心に呑み過ごして、驚かせました。
 ウソ書き歴史に身を潜めるカスミ我セキ・独裁、山県有朋・由来のエイエンを目指すから、驚く。エジソン・フォード・ライトやヘレンケラーの20世紀・文明市場は、荷を失った機関・車をスローダウン、ギガ・ネット社会が継ぐ自由市場は、欲を制し、携帯電話の荷を募らせます。世界遺産が大穴を埋めると思うなら、泥沼の泥舟や泥縄ばかり、権力・ジゴロの背後からホロコーストが迫ります。
…百折(ももお)れ千折(ちお)れ、五間とは直(すぐ)に続かぬ坂道を、呑気(のんき)な顔の女が、ごめんやすと下りて来る。身の丈(たけ)に余る粗朶(そだ)の大束を、緑(みど)り洩(も)る濃き髪の上に圧(おさ)え付けて、手も懸(か)けずに戴(いただ)きながら、宗近君の横を擦(す)り抜ける。生(お)い茂(しげ)る立ち枯れの萱(かや)をごそつかせた後(うし)ろ姿の眼(め)につくは、目暗縞(めくらじま)の黒きが中を斜(はす)に抜けた赤襷(あかだすき)である。一里を隔(へだ)てても、そこと指(さ)す指(ゆび)の先に、引っ着いて見えるほどの藁葺(わらぶき)は、この女の家でもあろう。天武天皇の落ちたまえる昔のままに、棚引(たなび)く霞(かすみ)は長(とこ)しえに八瀬(やせ)の山里を封じて長閑(のどか)である。
「この辺の女はみんな奇麗(きれい)だな。感心だ。何だか画(え)のようだ」と宗近君が云う。
「あれが大原女(おはらめ)なんだろう」
「なに八瀬女(やせめ)だ」
「八瀬女と云うのは聞いた事がないぜ」
「なくっても八瀬の女に違ない。嘘だと思うなら今度逢(あ)ったら聞いてみよう」…
 お節介が、たわいもないお節介を、詰み上げねます。
…「誰も嘘だと云やしない。しかしあんな女を総称して大原女と云うんだろうじゃないか」
「きっとそうか、受合うか」
「そうする方が詩的でいい。何となく雅(が)でいい」
「じゃ当分雅号として用いてやるかな」
「雅号は好いよ。世の中にはいろいろな雅号があるからな。立憲政体だの、万有神教だの、忠、信、孝、悌(てい)、だのってさまざまな奴があるから」
「なるほど、蕎麦屋(そばや)に藪(やぶ)がたくさん出来て、牛肉屋がみんないろはになるのもその格だね」
「そうさ、御互に学士を名乗ってるのも同じ事だ」
「つまらない。そんな事に帰着するなら雅号は廃(よ)せばよかった」
「これから君は外交官の雅号を取るんだろう」
「ハハハハあの雅号はなかなか取れない。試験官に雅味のある奴がいないせいだな」
「もう何遍落第したかね。三遍か」
「馬鹿を申せ」
「じゃ二遍か」
「なんだ、ちゃんと知ってる癖に。はばかりながら落第はこれでたった一遍だ」
「一度受けて一遍なんだから、これからさき……」
「何遍やるか分らないとなると、おれも少々心細い。ハハハハ。時に僕の雅号はそれでいいが、君は全体何をするんだい」
「僕か。僕は叡山へ登るのさ。――おい君、そう後足(あとあし)で石を転(ころ)がしてはいかん。後(あと)から尾(つ)いて行くものが剣呑(けんのん)だ。――ああ随分くたびれた。僕はここで休むよ」と甲野さんは、がさりと音を立てて枯薄(かれすすき)の中へ仰向(あおむ)けに倒れた。
「おやもう落第か。口でこそいろいろな雅号を唱(とな)えるが、山登りはから駄目だね」と宗近君は例の桜の杖(つえ)で、甲野さんの寝(ね)ている頭の先をこつこつ敲(たた)く。敲くたびに杖の先が薄を薙(な)ぎ倒してがさがさ音を立てる。
「さあ起きた。もう少しで頂上だ。どうせ休むなら及第してから、ゆっくり休もう。さあ起きろ」…。
  悦から離れ、侘び寂びにこころを広げた西行の名を控え、個の拗る私の悦を成敗の先に尊び、観念の先き迸りを妨げ、代わりに大原女の健気な清冽を眼前に拝み、お節介の出鼻を挫き、異変の侘びを信に諭す寂びこころ、調変の寂びを懐かしむ隣の侘びこころ、暗示の文法・律は、お節介の頭々を、寡黙の中に押しこめ、沈めました。嫌う対照を、文の嫌う限りにいたぶればいい(甚振る)、そんな考えを理解に持たない漱石ですから、お節介のドロップ・アウトは、読みながらお節介を認識するのも芳しくないレベルに低迷し、お節介に触れる鬱陶しさに迫られる思い思う徒労は、上手の手から零れて逃れ、軽い読みを貫く精一杯がその終わりを全うします。お節介が渦まく無人の駅舎に迎えられれば、万事休すです。
…「誠に済みません。――親不孝な学問か、ハハハハハ」…、
序でに燻すお節介の半畳は、
…「君白い帆が見える。そら、あの島の青い山を背(うしろ)にして――まるで動かんぜ。いつまで見ていても動かんぜ」…(停止する引用1/3の永遠回帰)
つつしんで
丈司ユマ
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 お節介を集める虞美人草は、プライドの秀麗を、死の誘いに与らせ、人を死に行かせ、果てしない悩の中に沈み思い思う漱石は、お節介を止めさせようと、周りに迸る欲を猫の自由に代え、5・7・5の俳句を燻す子規の自由・意志を敬い、観念の煩わしさを掃き払って消し、イロハ会話の日本語を即天去私の境に蹲らせました。観念よさらば。
 叡山が聳え、大原女が瑞々しい清冽を運び、お節介の集まる虞美人草が秀麗を死の餌に追い遣り、悩む漱石は、鴎外のシャドーな二人三脚を浮かばせ、小林秀雄の一角ツノを咎めに蹲かせ、富裕の馴れ初めを尋ねられず、HUMAN LOST・1936年のメモランダムに向かって骸を結んだ太宰治を。納得の世界に並べます、世はインフレ自爆デフレの30年。
 デフレ30年は働かない知の瘡蓋、漢字・観念を唯一無二のガリガリ・ガチガチに固め、解釈や講釈のお節介を欺し騙し瞞す構えの囮に際立て、臆するひとが楽な安全・安心を信じる終の幻想。
…見上げる頭の上には、微茫(かすか)なる春の空の、底までも藍(あい)を漂わして、吹けば揺(うご)くかと怪しまるるほど柔らかき中に屹然(きつぜん)として、どうする気かと云(い)わぬばかりに叡山(えいざん)が聳(そび)えている…、 侘び寂びの現実を真実の理に捉える叡山を心に描き、元来(がんらい)どこから登るのだ、そんな声を聞かせ、元来の云い詰めを空しい無の中にホドき、
…見えてるから、好いじゃないか。余計な事を云わずに歩行(ある)いていれば自然と山の上へ出るさ…〈引用〉、
 漱石はお節介の尻にケリを入れ、炙り出すお節介を、虚空・菩薩の中に納めさせました。虞美人草は思い思う生殺しの生ですから、お節介の根に張りつくなんて、滅相もない責めの締めを返上、吐血に苦しみ神経衰弱と闘う漱石は、お節介のお節介・回しを嫌い、こころに、硝子戸の中に、悪たれの折り紙を結びました。
 瀕する品乏の向こうに徳の侘び寂びを認識した、西行の名を控え表に使わなければ、すかさずお節介が割りこんで飛び入りする、ドコもカシコもドン・キホーテ。
…どこから登ったって、同じ事だ。山はあすこに見えているんだから…と諌め、…随分遠いね。元来(がんらい)どこから登るのだ…、消沈させる会話は、神経質になれば尖って刺し返す、お節介の悍ましいコト初め。…どこから登ったって、同じ事だ。山はあすこに見えているんだから…、切り返してもお節介は黙らず、…「恐ろしい頑固(がんこ)な山だなあ」と四角な胸を突き出して、ちょっと桜の杖(つえ)に身を倚(も)たせていたが…、
 飽くなきお節介のお手盛りは、虚を重ね詰め、加害の蔦は伐られません。
…あんなに見えるんだから、訳(わけ)はないと今度は叡山(えいざん)を軽蔑(けいべつ)したような事を云う…。
 謙虚・忌憚のそこそこ、お節介の意固地は謙遜を踏みつけ、云い忘れず、イロハ会話の日本語に執着のキワみを尖らせ、お節介の矢が無遠慮に飛ぶ、日本語の歪みを律の漱石は忘れられず、コーム・シューダンから脱し、意の一意の異の意を忘れまいと、虞美人草の麗しい花を咲かせました。
お節介の尻取りは、軽蔑するコトごとを賤しんで云わせ、情報をコトゴトく小言の中にカエし、権力の空っぽを脅すお節介の汀は、小言の上の空に満開するニッポン大学の辺境・魂。理解・不能な山岳・列島の観念を追ったラフカディオ・ハーン小泉八雲(1850〜ニッポン・1890〜1904年)、ギリシアのレフカス島に生まれダブリンへ移り、仏英米の流転を40才まで点々、山岳・列島に深く根づく源平・合戦の凄惨に、心を奪われ、ニッポン人の優しい大人しさに魂を出し抜かれたハーン、文法も要らない名詞句の漢字交じりを体得して受け継いだニッポンの悟り観念、仏英米のどの言葉にも実らない心のその不満は、耳成芳一の英訳・怪談に終の果てを体得したようです。
しかし漱石は、沙翁(シェークスピア)の凄まじい葛藤ドラマに巻きこまれました。観念を棄てなければ、舞台のセリフが憶えられない。奇蹟を愛でるオトコ・オンナの淫を清冽へ指南した、源氏物語より遅く、15世紀に書かれた平易な舞台・言葉なのに、多民族に揉まれ骨の髄まで聞かせて利く英語の底深さ、沙翁(シェークスピア)に名残る観念は、優しく哀しい上に耳に響き、意味・無しの擦過・破裂音はタダ故のタダの狡猾・渦。
刷りこみ習い倣う山岳・列島の漢字・観念ですから、石ころのように手から掌に転々と転がるその狭い心の厳さ、あって無いに等しい英文法の凛々しい日常・律の会話・一存が、一意の意を異の意に広げる人間らしさを、漱石の心に投じ、すべての含に出会い睦むそれを、見逃した八雲。山岳・列島のショアクは、漢字・観念の根源にあると、咽び偲んで帰コクした漱石。
 心を支配する東洋の漢字・観念、信を支配する西洋の会話・論理、沙翁(シェークスピア)に無かったニッポン会話は、誤魔化しの痛し痒しに埋まり、お節介の中に遊ぶ隙間だらけ、欺し騙し瞞すウソの終いが観念の中で、眠りに着きます。沙翁(シェークスピア)がヒトを殺さなかったヒトの死を要にしたのに、殺しを藤尾に兆す虞美人草は、底流に長けて渦巻くお節介の裏切り・本心を認識・証明。
耳成芳一の隙に割り込み、人魂のようにお節介が募らせる騒ぎは、小言のお節介からマル出しする観念の疼き。観念が、お節介の終着駅を無人の駅舎に煙を立たせて迎え、お節介の黙過を通過させます。揚げ足捕りに煙を揚げさせるお節介の汀、情報なんて揚げ足の一点攻めで無に詰められ、情報は意気揚々と零を重ねます。正統を世襲に帰順する唯一無二の観念ですから、世襲する有職故事のホカは、すべて異端の聞かず跳ばず、外交・電報も異端の端呉だから、リョー袖の観念が、正統に非ずと紙縒に巻いて頭の中に届かせません。観念の中に観念したモロモロいがい情報の正統を損じ、外交はコーム・シューダンの言葉・遊び、情報なんて空っポの紙・風船。ハワイで限られない太平洋戦争、重油をガブ呑みして聯合艦隊が届かず屈する米大陸に向かって、飛ばした僅かな正気が風船・爆弾だったという、欺し騙し瞞すウソの中に燦然と閃く侵略の手勢・実存。こんな手勢・締めは戦艦大和から一発も撃たせず屑鉄に崩落させた46センチ虚砲の仏ごころ。ムダ死の死に追いやられた3000余兵士の100余命を、生還させた大本営の意中の意は、愚々愚の愚・策の臆病・焦がし。
 一瞬にお節介の結びが会話から消えると、止められた簡単なことが、カンタンに進み始め、
…あんなに見えるって、見えるのは今朝(けさ)宿を立つ時から見えている。京都へ来て叡山が見えなくなっちゃ大変だ…だから見えてるから、好いじゃないか。余計な事を云わずに歩行(ある)いていれば自然と山の上へ出るさ…。
お節介がストップを成就した意の無のその遅延、神経衰弱に捕まり、食の楽しさを苦に変える吐血/気分に構えられれば、不可解なお節介は、生殺しの生を相手にするようで、気色の悪い煙りだけが立ち登ります。自由・意志に絡むお節介/観念の邪魔/法師。お節介の壁は信にバカの壁、恭順に抱える唯一無二の観念が辺り構わず露出、優秀な頭からお節介の疼きが消えないとなると、欺し騙し瞞すウソ咄しが近代化の精神を囓って腐らすのを止められません。権力・ジゴロに献げる、恭順/要領を編み出した志賀直哉の狡猾は、恭順に楯突きバカの壁を聳えさせる愚鈍の愚を戒め、もうけを懐に入れたいなら、素直に恭順を現し、権力・ジゴロを安心させ、ポピュリズム/権力に我が意の意を高じさせればそれで澄むこと。しかし生殺しの生に襲われるとは考えもしないのが恭順の平伏・宣誓。
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丈司ユマ
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金の小判すら通貨に使った商人主導のコッカ・権力、その前は岩見銀山が、アジア圏の通商を拡大させたのに、コッカ・産業の認識から隠されました。
トラックバックへの対応12/5/12: 源氏物語の有頂天は異常、誇った有頂天は卑しさが涌きあがり、ヒトの心軸が怪しく揺れて割れ、政の軸と性の軸が錯綜、律の軸がそれらの情欲に塗され、為政の軸足にソントク・ツゴーの心情を湧かせます。治世なんて漢字を使って云っても実態のない騙しに疼くタダの観念、ヒュポケイメノンを論じれば論理が笑い声を漏らし哭きかねません。いろは会話の日本語に混ざった漢文・漢字、実体に反するカタチを山岳・列島の内に遊ばせ、意の異を切ったアジアの一番手も文明開化が、二ハン談合・絶対独裁のもとで歪められ、借り物の空の観念がコッカ・権力を空洞を脅して響かせたため、降伏しないそれに原爆二発がを浴びせられ、アジアはヒトつなりを棺桶に納め、空っポには反省が起こらず、世界の奇蹟・自由貿易にも待ち伏せたデフレ30年に捕まり、富裕リッチのポピュリズムはサボタージ・権力に囚われ、心軸の無い怖い空洞が囲む自由貿易から直撃されました。芭蕉や一茶・良寛は、ソントク・ツゴーの情欲に流れ、心情が理不尽に乱れることに気づき、禁欲を時事に折り込む日本魂を5・7・5…最小にして最大、最短にして最長…の俳句に納め、感情を拭い去る言葉のその真髄に到達、感情を誘い乱れる元になった漢文・漢字を日本語の中枢から除外しました。しかしそれに頓着しないのがニッポン文学。お節介は世の中のにウソや騙しの毒を流す、そうアピールした漱石の虞美人草は、不発。シャッキン1000兆円が吐いて造った厚い瘡蓋は、勤勉で誠実を誇った山岳・列島の血潮を薄め、デフレ30年の加重を掛け、押し潰します。
束ね詰まれる借用書のその紙切れの書き換えを武士に向かって拒否、商人は信用商売の厚い広がりを誇り、金貨の小判・大判を借用書の書き換えに要求、どこでもどこにでも露われる権力・オフィサーたちの権力・ジゴロ、責任の及ばないポピュリスト・ポピュリズムを撒き散らし、民の対立心を臆病の中に誘います。衆愚は恭順の裏返し、‘衆愚’の陪審制がコッカの正義を判断、権力・司法を束ねるカスミ我セキ・独裁は野心・カニバリズムがコッカ・権力の内を疾しる蛮・族の呪いです。一気書きは、ココでブレーキ、お寄りの折りは、お気に召すまま、コメントは、まったく自由です……丈司ユマ

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  観念を砕くデジカメ・カラーのダイナミック・スナップ〈木村伊兵衛の風〉
 島田雅彦や斉藤環は、デフレの谷底を転がって雨月物語に戻って戦き控える、虞美人草のハードルがこれホド高かったと仰天させる無惨、対等の花が咲く山岳・列島のあわれや、もののあわれ
 してみると期待の星だった島田雅彦はヒトの利用に枯れて飢え、情けない悲劇のヒトに連なる、お節介を蔑視し憎む虞美人草はそう囁き、その耳元に無常を粘らせ、眼元に幻光を射してヴァーチャルに眩ませる。同席する斉藤環には、悲劇のヒトに役立たないそれを喜劇のひとに甘んじさせ納戸の片隅に押しこめ、収入に見合う精神科医の仕事に没せよと、耳垢を穿って引っ張り、お節介をでしゃばって緩み放うけるその口を噤ませる。ニホン文士が虞美人草を理解しないム恥・ム知を21世紀に曝す悲劇は、漱石が怖れた喜劇、何かに意志を隠し、売り上げ増の感情移入にウソの構えを高じ、豊満リッチ1%の恭順に取り憑かれて眼が醒めず、虞美人草の毒に当たる、それなら雨月物語へデフレの谷底を転がって戻るしかない。行きわよいよい帰りわ怖い、花一匁をバエズが歌ったら悲しげに聞こえるでしょうか、貶めを聴かせるでしょうか、千の風を声に聴かせるでしょうか。
 ∈納戸の隅に折から一挺の大鎌あり 汝が意思をまぐるなといふが如くに(牧水)∋
 芽吹く虞美人草の艶やかな咲き誇りを閑かに控え忍び寄る飽きに曳かれ永遠回帰を結ぶ虞美人草のその死の亡骸、虞美人草に挑むバカに仄めくお節介の眼は亡骸を拒んで代々をリレー、島田雅彦が枯れた借り物の意志薄弱に燻されて燻み、義美人草の蔓を滑り落ち、こころのコインに兆す奇蹟から隔てられ、ウソにマルめられ、生命の命令を憶え知らすふん転がしの知恵に及ばず字面に呑めって劣すれば、読み手なしに付け入りヒトごとの明後日を意志抜きのカルテ・字面に残し、専ら躁の鬱を交互に喋る医師の意志・ブ養生、動かない岩を見て岩に傾ぎ身を正し、ダイナミックに鳴く蝉の声を岩に聴き、蝉の精力に耳を傍立て、閑かさを偲び、自然の奇蹟を咽ぶ他方、奇蹟を認識せず、観念に閃き、意図に疼く思い思うお節介の眼、虞美人草に開いた怖れに戦く永遠回帰のその兆しから逃れず、そして即天去私の受難に気づかず、神経衰弱に祟られ、食に味わったお節介の味を忌み嫌わせた惨い因果に触れられず、大吐血したその不幸・不運を理解しない。第一義の意図が見落とし見逃す。
  ☆☆意志は、道義の認識、意図や抱負は道義の否認☆☆
  意図を重視する理由は、安全・安心が高まるから。認識では得た認識に安心感も安全・確実意識も持てず、正しい認識だったのかと迷い出し、迷いを絶てない不安に襲われるため、無関係の他の認識を束ねて認識を大きな意図の中に包み、意図の概念の一部に認識をセットし、丸裸の認識を意味ありげな意図に変質させ、意志を字面から消し去り、はなはだしきは、その意志を忘却してしまいます。
  ヒトとひとを束ねる意図は、絆に非ず、お節介や出しゃばりの悍ましい蔑み・地獄、お節介の眼に曝されお節介の眼が心魂に沁み、神経衰弱の中で大吐血した夏目金之助が死に、虞美人草の嫉妬や秀麗や冷視の無視に甦って、夏目漱石がまたヒトり誕生する。お節介を頂上体験する虞美人草を読んだら、ポール・エクマンに向かってライ・ツー・ミーを、意志・露わに実行、藤尾の死を悼み思い思う故郷は、遠くにありて思うもの、近くにあって思い焦がれる、蓴羹鱸膾じゅんこうろかい、お節介の眼に炙られて驕り出しゃばる中に飲まれます。
  その背景には、意志をマル出しに射す一瞬に、不安・心理が臆病を衝いて意志を覆って包むことがあります。しかし意志には、不安や心配や失敗を気にする必要がないのに、意志を出すことに馴れていないと、意志を丸裸にするその思い思う瞬間の躊躇いが烈しく、意志の丸裸を、意図の意味の中に刷りこませ、意図のカタチで思い思うことを書き、述べるため、意志が意味の裏に隠され、字面やお喋りの表に意志を現せません。
  吉本隆明とギ論した江藤淳が、権威の陶酔ポイントを、手際よく主張し切れずモタツき、マル出しした生脛を吉本隆明からケっ跳ばされると、感情を剥き出し、罵詈・雑言を吐いたため、見守るひとビトに江藤淳の劣勢を直感させた上に、吉本隆明から見くびられ、意固地になった保守・ホン流の自尊・意識を喪失、彼の評を読むひとを減らし、余所見しながらホンを読むなと大岡昇平から叱責された後はキレを喪ったしどろもどろが売りに転じ、権威の威勢を喪失、軽々しいヒトのひとりに落ちたのは、デフレに墜ちたコッカとオナじですから、本望らしかったようです。小林秀雄が、小林秀雄を超えたと誇らしくホコった下々下の下々の下・ワイを江藤淳から聞きながら、笑ってなにも答えなかったシーンを、思い出させます。驕りがどこから興りどこからどこに射すのか、憶え易き文と覚え難き言葉すら知らない恭順の保守・ホン流は、反省も不能の改革もままならない権力・ジゴロに混ざるポピュリスト・ポピュリズムのヒトりでした。
  金閣寺を焼滅したように安田講堂の焼き討ちに向かう全学連を見て、茫然自失したそれは、国会を囲んで巨っきくうねった反安保のデモ大行進を前に講演、その吉本隆明がなぜ愚民・共同妄想に呑まれパワーを失って縮んだか、冗長にすぎる芸術言語のその幻想に浸み着き拭い取れない欠陥に気づかなかったらしい真実を、仄めかせたものでした。 権威と闘い、観念を蹴飛ばし壊した闘いは、芸術・言語論では支えられず、ホンを買わずホン読まない愚民の群れがその荒廃の後をリレー、対決死票に退き隠った大労組・政トーは、陳腐化のサボタージに耽る大企業とともに、嘘に生きシャッキンに焦げる政府・かすみ我関の三巨頭・政治のム恥・ム策を転がり、日本世界・自由貿易の終わりの始まりを認識せず、ジョーン・バエズが唄った市場に向かう牛のように、デフレ30年の谷に沈みました。
  意図が意志より尊ばれ意図・合戦の終始を追わせるのは、意志を隠したままが咎められず許されるからです。こうして文藝春秋には嘘が嘘に詰まったまま野積みに詰みあげられ、図書館は整理室に大部屋を割かなければならず、焚書坑儒の逆さ吊りに悩まされます。
     ☆☆鋭い夏目漱石☆☆
 鋭い夏目漱石は、双つの鳥籠の囀りを聴き較べながら、観念や意図を先ず、当の頭脳から洗い清めて掃き出し、頭から観念や意図を空っポにすると、双つの鳥籠に耳を傾け、聴き惚れる意志をマジマジと真面目に眺め、なぜ意志を現さない習慣の中に、勉強した英知を刷りこみ表に現さない意志を裏に退き隠らすのか、疑問は懐疑を跳び越え急旋回、字面や咄しから、意志が掻き消されるのをヨシとするのは、何故か、諸悪の根源は深く張った、根っ子の先にコビりつく怨念とは別にさらに刷りこみ習う倣いにあるのではないかとホンキをホントーに掻き立て、気持ちを揺さぶるお節介の眼や口元の存在に気づき、文学でお節介を逆さに吊るし、不安な自我を欺し、驕るヒトを騙す芥子の媚薬とオナじそれを塾考、お節介の眼や口元を表から退かせることが意志の大成に欠かせないと確信、自我を騙しヒトを欺くこころの執着・コインの頭と尻尾をペアに組み、麗の妖が疼く藤尾を死に行かせるワケとワザを心得ましょうと、虞美人草の十九を現し、お節介の眼と口元を消す信の構えに自由の意志を律し、恭順の愚民・共同幻想を戒め、侮りに隠れる外国の厳しさに注意を促し、虞美人草に惑わない自由を意志に向かって宣言、お節介を固める恭順の猛毒を藤尾に呑ませ、自由・意志の天下・武布を認めました。

虞美人草 十二   貧乏を十七字に標榜して、馬の糞、馬の尿を得意気に咏ずる発句と云うがある。芭蕉が古池に蛙を飛び込ますと、蕪村が傘を担いで紅葉を見に行く。明治になっては子規と云う男が脊髄病を煩って糸瓜の水を取った。貧に誇る風流は今日に至っても尽きぬ。これを卑しとする。
虞美人草 十九   凝る雲の底を抜いて、小一日空を傾けた雨は、大地の髄に浸み込むまで降って歇んだ。春はここに尽きる。梅に、桜に、桃に、李に、かつ散り、かつ散って、残る紅もまた夢のように散ってしまった。春に誇るものはことごとく亡ぶ。我の女は虚栄の毒を仰いで斃れた。花に相手を失った風は、いたずらに亡き人の部屋に薫り初める。
   藤尾、友禅の小夜着、片輪車、浮世らしからぬ恰好の染め抜き、色づいた蔦、淋しい模様、郡内を二枚重ねた敷布団、滑かに敷き詰め塵さえ立たぬ敷布(シート)、下には粗い格子の黄と焦茶が一本ずつ。
   黒髪、取って捨てた紫の絹紐(リボン)、有るたけは、有るに任せ、枕に乱し、今日まで、浮世と思う母、櫛の歯も入れてやらぬ、乱るる髪、純白な敷布(シート)にこぼれ、小夜着の襟の天鵞絨(びろうど)に連なり、仰向けの顔、昨日の肉をそのまま、色が違い、眉は濃く、眼は母が眠り眠るまで、母は丹念に撫った――見えるのは顔だけ。
   敷布の上の時計、濃に刻んだ七子は無惨に潰れ、鎖だけはたしか、ぐるぐると両蓋の縁を巻き、五分ごとに曲折する黄金の光を真中に、柘榴珠がへしゃげた蓋の、眼のごとし。
   逆に立つ二枚折の銀屏、六尺一面に冴え返る月の色、会釈しない緑青の柔婉を、茎の乱れに描き、不規則のぎざぎざを畳む鋸葉に描き、緑青の尽きる茎の頭に、薄い弁(はなびら)を掌ほどの大さに描き、茎を弾けば、ひらひらと落つるばかりに、軽く描き、縮む吉野紙の幾重の襞、畳む絞りを描き、色は赤に、紫に描き、銀の中からすべてが生え、銀の中に咲き、落つるも銀の中、思わせるほどを、描く。
   花は、虞美人草、落款は抱一(ほういつ)〈耳成芳一??〉。
   屏風の陰に、寄木の小机を置き、高岡塗の蒔絵の硯筥は、書物と共に違棚に移し、机の上は、油を注した瓦器、昼ながらの灯火を一本の灯心に点け、瓦器の丈を余る灯心は新らしく、三寸を尾に引く先は、油さえ含まず白くすらりと延びる。
   ほかに白磁の香炉、線香の袋が蒼ざめた赤い色を机の角に出し、灰の中の五六本、一点の紅から煙となって消えて行き、香は仏に似て、色は流るる藍、根本から濃く立ち騰るうちに右に揺き左へ揺き、揺くたびに幅が広がり、広がりながら色を薄め、薄い帯のなかに濃い筋がゆるやかに流れ、しまいには広い幅も、帯も、濃い筋も行方知れず、燃え尽きた灰が時に、ぱたりと、棒のまま倒れる。
   違棚の高岡塗は、沈んだ小豆色に古木の幹を青く盛り上げ、寒紅梅の数点を螺鈿擬に錬り出し、黒地の鶯が、裏に一羽飛び、蘆雁の高蒔絵の中、昨日まで深き光を暗き底に放つ、柘榴珠が収まり、両蓋に隙間なく七子を盛る金側時計を収め、高蒔絵の上に、一巻の書物が載り、四隅を金に立ち切った箔の小口が鮮かに見せ、間から紫の栞の房が長く垂れ、栞を差し込んだ頁の上から七行目に「埃及(エジプト)の御代(みよ)しろし召す人の最後ぞ、かくありてこそ」〈死の書?? 昨日である私が、また明日を知る私。人の心は不思議なるかな〉の一句、色鉛筆の細い筋が入る。
   すべてが美くしい。美くしいもののなかに、横わる人の顔も美くしい。
   眠った藤尾は、驕る眼を長えに閉じ、驕る眼の眉も、額も、黒髪も、天女のごとく美くしい。「御線香が切れやしないかしら」と母は次の間から立ちかかり、「今上げて来ました」と欽吾が云い、膝を正しく組み合わせ、手を拱いている。(中断1/3)

    ∈君が代は 乞食の家も のぼりかな∋
    ∈日本と砂へ 書きたる 時雨かな∋
   江田憲司が云う、財務省の裏舞台工作員による 人格攻撃は尋常じゃない、それなら、
    ∈腹切りを怖がるや 武士の春(一茶)∋
                      つづく
        つつしんで  丈司ユマ
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   対等の花が咲く山岳・列島のあわれや、もののあわれ。
   書くことや喋ることは、意志そのものの現れと思われていますが、言葉の世界では、意志のそのままが書かれず、お喋りされないことがホトンどであるのに、言葉の裏に意志が退き隠らされ字面の表に現されていないのだとは、気づかれません。
   意志とは何か、外の表に向かって現す意志は、紛れもない自分自身なのに、字面の世界や議論の世界では、意志がその裏にも曲げられネジられ、明暗を衝く二股使いの曖昧が常套に蔓延り、恭順や反対に向かって意志が錯綜し言葉の裏に隠されます。
   嘘とは何か、嘘がなぜ自然を装って八方に吐かれつづけるのか、哲学すら嘘を捕まえ真実から区別できず、ソクラテスを刑死させた体験すら解かれず不幸の再現を阻めず、戦争を幾多もリピート、人殺しの大量・死が歴史の中に放ったらかされます。
   吐かれた嘘を承ける言葉で解明できず、嘘の論を分析し解明し嘘の論の嘘を成敗できないのが言葉の世界です。どの言葉や発言が嘘であるのか、嘘を認識できず嘘を指摘できませんでした。奇蹟と嘘は、こころのコイン。言葉の無力が、法治社会を覆い、嘘のトクがヒトの欲を渇望させ、嫉妬の欲を根絶やしにしません。
   編み出された弁証法を駆使しても、嘘は嘘のまま、ホントーの顔をしてホントーの中に紛れます。仮面がパーティーの主役となる仮装パーティーが、欧米社交の中心のヒトつになれば、山岳・列島には狂言が興り、能がこころの世界を演じ、仮面に代わり、化粧で固めた歌舞伎の前は、人形浄瑠璃の素顔が一世を風靡したように、真実の噺や真実を貫く面白くもない咄を後に斥け、嘘が活躍するこころの二面性に、胸一杯の熱気を陶酔のスポットに充たし、嘘まがいの実話に、ドラマを組んで楽しむエンターテイメント、嘘抜きのドラマに広い興味が惹かれることはありません。
   正義も哲学中の難題のまま、なにが正義であるか解明されず解かれた名言を書き取れず、述べられず、契約のトップに捕囚した自由がロールズの部分正義を囃すまま暴走、金融大騒擾を大爆発させたのに裏切った嘘には大学連山は知らん顔、白熱・教室が解釈のあれやこれやを沸かすだけ。
   正義も自由も意志の表に現したいのに、沈黙の中に閉じこめられ、正義は主張されずに自由から切り離され、統合・統治の外に放っておかれます。権威と闘い、観念にむしゃぶりつき、薄弱意志に肘鉄を食らわせ、マル暗キする条件反射の中、砂粒を型の中に押し固めた観念や権威の生そのものの脛を蹴り上げ、生意気を誇った保守・江藤淳の急所・意志薄弱に襲いかかった吉本隆明の芸術言語、野心・カニバリズムには迫れなかったにしても、唯一無二を煽って空威張りする観念は、有害の毒を水俣に流し、エイズに流し、ハンセン病に流し、山岳・列島の科学は嘘好みの想定・談合に代わられ、森林太郎にはじまった反科学はとうとう被爆に被曝を継がせ、悪のエンドレスに嵌った統合失調を、恥じらいもせず世界に披露しました。貴族をキゾクならしめた欧米の貪欲・カニバリズムや、皇帝に恭順せず闘魂の絶倫を誇った孔子の人肉喰、中庸に届かない嘘好みの薄弱意志は、山岳・列島のソントク・ツゴーに割り込む野心・カニバリズム、豊満リッチの拡大格差を煽り、フンドシ・皇帝の口泡を吹き、想定の短刀を刃に奮い暴れました。
  デフレ30年は、権力・ジゴロらのポピュリスト・ポピュリズムが囲むもの。1000万人・かすみ我関のウソ八百に挑む橋下徹チヂ・シチョーが統合失調に民主々義のメスを立てます。
   対等の扉ですから、扉の外には、時局の嵐が吹き荒れます。感情の内と外を擦れチガわせ、気を揉ませながら、対等の扉はカンタンに開きません。裂かれたGDPの烈風が吹き、異常な千の風が渦をマくので、身の交わしようがなく、嵐の中に眼を閉じて立ち竦みます。墓が見えません、墓は幽む向こうです。
    言葉を掠った千の風、風に舞い、風の中に甦る、読み人知らずの魂。
私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません
千の風になって あの大きな空を 
吹きわたっています…………、千の風に舞い 千の風に名残り
無の風に吹かれ 名残りを涼しげに舞う 虞美人草の風
夏目漱石を吹き抜ける お節介の眼は 千の風に舞い 
風に運ばれ 幽んで消えるお節介の眼 そこに私はいません 
眠ってなんかいません 私の前で 泣かないでください

吐血に苦しみ 神経衰弱に鬱ぎ 傷んだ夏目漱石のこころ
お節介の眼から解かれ 虞美人草の風邪にのり
自由が意志へ 里帰りました
眠ってなんかいません 私の前で 泣かないでください

幼児から青年を終わる24才まで、夏目漱石を苦しめ、
細く渦まくお節介の長い眼、転々とする養子、里子に注ぎ、
喜びを鎖し、優しさに飢えさせ、云われるままに
その余りを噛むご飯の不味さ、
眠ってなんかいません 私の前で 泣かないでください

光る眼の下で、雁字搦めにしたお節介 こころはささくれだち、
閑かなひと時に包まれるのは、字を読む言葉の空の下だけ
知を結ぶ優越に当たって刺さる冷やかさ、時をおかず芯を抜かれ、
ふにゃふにゃに萎む自由・意志の 寂しい侘びしさ、
不自由が急かす自由はこころをキツく締めつけ、狡賢いひとの眼が
素早く自由を切り分け、丸まるのひと時を与えず、こころは
常にボロボロ、不自由の切れ目に匂い立つ、虞美人草の艶やかな芳り、
芥子の深遠を掴み東大で手にした転職の自由・意志、
眠ってなんかいません 私の前で 泣かないでください

初めもそれは、独立の意志を虞美人草の謎に託した自由・宣言、
正直に撤し素直を温め意志の自由に迫る厳しさは足らず、
言葉を束ねて結ばず、臥せる子規の眼から授かった、
不足の足しを、我が輩の猫に焦がし、自由・気侭な自由を愛でて拝み、
先行く眼は子規のヒトつ、こころの神経を自前のとおりに温めます。
傷んだこころを鼓舞する意志は、初めて自前に細工の流々を秘め
道具使いの快速・自在を確保、ややこしい字句の輪郭を
虞美人草で彫り揃え、こころの謎を字句にキッチり囲わせ、
霊に傾ぎよそ見する小泉八雲の裂ける意志を騒がず、
日本語と英語を串刺し 東西の魂を虞美人草の開化に供えます
   眠ってなんかいません 私の前で 泣かないでください
   ∈ぬす人の記念の松の吹おれて…
         骨を見て坐に泪ぐみうちかへり(芭蕉)∋
                        つづく
          つつしんで  丈司ユマ
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