おおがいさんのトモダチ

森の生け花や山野の一輪差しを思う常識から常識による常識のための常識

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   ☆☆ ぷらとん爺さんの影絵の世界 
      洞窟のお話しをひらがなで、
      借り物好きが高じた 全体主義の大失敗 
      バイリンガルの花おのおの ☆☆
    §1自由 一茶爺さん§
    §2知 ぷらとん爺さんの洞窟とマル暗キ§
    §3自律 芭蕉爺さん§ 
    §山頭火さんと欠損資本のホロコースト§
 ∈ 遠山が 目玉にうつる 蜻蛉かな ∋
 縛り上げられたヒトビトを洞窟の中に押し込め、‘眼にしたもの、記憶と知識と判断’をテストするのが、ぷらとん爺さん。一茶爺さんは実感をもって、条件反射を活性するマル暗キのマチガいだらけを注意しました。目玉の中に映す複眼の遠山、近きを警戒、遠きを観察……、遠きも近きもその判断もその認識も、止まった後に翔ぶ、これからどうするか複眼の理解と知識で意志を決める蜻蛉なら、そう語り継がれなかったドラゴン・フライが可哀相になります。
 芭蕉爺さんは、語る独立心を洞窟から追い出し、生活を実感する空間でそれを語りました……、2500年の後ですから余裕綽々です。
 ∈ 蚤 虱 馬の尿する 枕もと ∋
 こんなとき、何を考えるでしょう、理想がこころの内から消されますか、現実が猛烈な臭気で歪み捻れますか、‘眼にしたもの、記憶と知識と判断’が狂うようでしたら、ぷらとん爺さんの洞窟や手こずる影絵より、実感・勝負の厳しさは、日々の生活を鋼に変え、こころを逞しくし、洞窟が教えるマル暗キの頼りなさを17文字でピシッと決めます。
 ∈ 閑かさや 岩にしみいる 蝉の声 ∋
 岩に滲みいる知識が、蝉の声と同じなら、知識とその意識は何にも屈しない本物です。マル暗キの知識は、岩を見ても岩の前に立っても、こころに浮かばず、岩のようにただあるだけで、意志にならなければ過剰な自意識も促さず、こころをガラン胴な洞窟にするだけです。大伽藍で祈るのも、岩を前に祈るのも、こころを研ぎ、潔癖な意志で持て余す知識を清め、凛とした意識を蓄えさせ、欲ボケを断絶すると、語り聴かせます。
 ∈月日は 百代の過客にして、行かふ年も 又旅人也∋ 
 欲ボケが引き起こす悲惨は悲痛、応仁の乱を見るまでもなく無常なホロコースト、自制不能な欲ボケもまた、百代の過客となって月日を渡り、絶対な全体主義をボロボロにさせ裏切りの非情を伝え、行かふ年も、また旅人となって、柔らかく厳しい民主々義へその歩を進ませるでしょう、優しい語りです。哲学なんて要りません。
 洞窟より厳しいのが、よその膳にて、花の春を迎える、気高さです。集うヒトビトはホストに敬意を表し、厳しい冬を終えたその喜びを等しく味わい、ホストの差し出す公平で公正な篤い志に、生きる身を対等に感謝、持ち回るささやかな宴のよその膳にて、さまざまに迎えた春をこころに包み、迎える花でこころを潤ませます。四季の花も四季も、温かさも感謝も、現実も理想も、よその膳にて現実的も理想的も、一瞬に実感します。
 ∈ 君が代や よその膳にて 花の春 ∋

◆◇プラトンの『国家』(ポリティア)第7巻を読んでみよう。(影絵の世界−プラトンの洞窟、松原望さんから)
 「ではつぎに」とぼくは言った、「教育と無教育ということに関連して、われわれ人間の本性を、次のような状態に似ているものと考えてくれたまえ。
 −地下にある洞窟状の住いのなかにいる人間たちを思い描いてもらおう。光明のあるほうへ向かって、長い奥行きをもった人口が、洞窟の幅いっぱいに開いている。人間たちはこの住いのなかで、子供のときからずっと手足も首も縛られたままでいるので、そこから動くこともできないし、また前のほうばかり見ていることになって、縛めのために、頭をうしろへめぐらすことはできないのだ[ab]。彼らの上方はるかのところに、火[i]が燃えていて、その光が彼らのうしろから照らしている。
 この火と、この囚人たちのあいだに、ひとつの道[ef]が上の方についていて、その道に沿って低い壁のようなもの[gh]が、しつらえてあるとしよう。それはちょうど、人形遣いの前に衝立が置かれてあって、その上から操り人形を出して見せるのと、同じようなぐあいになっている」
 「思い描いています」とグラウゴンは言った。
 「ではさらに、その壁に沿ってあらゆる種類の道具だとか、石や木やその他いろいろの材料で作った、人間およびそのほかの動物の像などが壁の上に差し上げられながら、人々がそれらを運んで行くものと、そう思い描いてくれたまえ。運んで行く人々のなかには、当然、声を出すものもいるし、黙っている者もいる」
 「奇妙な情景の譬え、奇妙な囚人たちのお話ですね」と彼。
 「われわれ自身によく似た囚人たちのね」とぼくは言った、「つまり、まず第一に、そのような状態に置かれた囚人たちは、自分自身やお互いどうしについて、自分たちの正面にある洞窟の一部[cd]に火の光で投影される影のほかに、何か別のものを見たことがあると君は思うかね?」
 「いいえ」と彼は答えた、「もし一生涯、頭を動かすことができないように強制されているとしたら、どうしてそのようなことがありえましょう」
 「運ばれているいろいろの品物については、どうだろう?この場合も同じではないかね?」
 「そのとおりです」
 「そうすると、もし彼らがお互いどうし話し合うことができるとしたら、彼らは、自分たちの口にする事物の名前が、まさに自分たちの目の前を通りすぎて行くものの名前であると信じるだろうとは、思わないかね?」
 「そう信じざるをえないでしょう」(中断)教育と無教育ということに関連して、われわれ人間の本性を、次のような状態に似ているものと考えてくれたまえ……、
 つまりマル暗キの知識と、マル暗キでえた知識の条件反射が、現実を実感させます。
 マル暗キを記憶させる条件反射が現実を実感させ、一度に同時に刺戟される複雑な条件反射が、現実的であるものこそ理性的と意識させ、また理性的であるものこそ現実的と意識させます。つまり条件反射には、‘刺戟の無視’がありません。‘理想と現実’の間に‘無視’を認めないひらがな会話は、絶妙な効果をあげ、詭弁を涌沸、ぷらとん爺さんの眼にその素質を映させます。詭弁に飛びついて酔うヒトは無意識に‘認識の無視’を顕す素性の粗雑を浮かばせ、両論を並べる無理を、‘無理’と直感したヒトには、ことばに惑わされない理性を顕示させました。

 条件反射のマル暗キは、見た実感を現実的に意識させ、理解の奥を刺戟したその条件反射が理性的を意識させます。現実的な直感が、理想的な実感をフォローさせるという具合です。理想的な実感を呼び起こしたマル暗キ記憶は、現実的な直感を理解の奥で刺戟します。陰陽に及ぶ双つの感性が、ぷらとん爺さんの‘ひらがな’問答を2500年にわたって語らせました。理解を極めるのに、‘観念’など要りません。観念が利用されるのは、カードを扱うように詭弁が自由自在に操れるため、多種のカード・ゲームをつくってはゲームの綾を自慢できるからです。ヒトを騙すには、カード・ゲームが必須です。

 見たものを質問され、それに答えるときの条件反射が、マル暗キした知識を答えさせます。聞かされながらえた知識や、文字を読みながらえた知識は、一瞬見ただけでえた知識と、同じようなものです。いろいろの知識を組み合わせながら理解してえた知識とチガう、その点に注意してください。‘理解された’知識と、‘マル暗キされた’知識は、どういうチガイがあるかを考えます。眼で見て観察しながら多くの理解をまとめて持った知識は、記憶するまでに考えたいろいろな事柄と一体化して記憶されます。一瞬見ただけでえたマル暗キの知識は、見て記憶した反射的な結果ですから、考えや理解に係わりません。ですから条件反射が答えた知識は、どちらだろうかと質問されれば、マル暗キした知識と答えるにチガいありません。

 いろいろと考えを巡らせ‘理解された’知識は、働いた条件反射の数を意識するとそれなりに複雑ないろいろな考えを繰り返し、繰り返したその組み合わせをヒトつにした結果が記憶され知識になります。フッと浮かぶ知識はそれらですから、マル暗キの知識を多く思い出すヒトと、理解された知識を思い出すヒトとでは、チガいが現れます。浮かべるマル暗キの知識は、正しいかマチガいかどちらも多いいのに対し、理解された知識を思い浮かべるヒトは、正しいことが多いうえに、マチガった時にマチガいに早く気づきやすいと言えます。見聞しながら記憶を使うたびに理解は広がり、理解を深め、理解を厚くします。

  ∈ てふてふ うらからおもてへ ひらひら ∋ 
 力士のプリュダマスの牛肉食は、彼より弱いわれわれにとっても利益になることであり、ひいてはまた正しいことでもある……、弱い我々は、蝶々のように、巨漢・力士のプリュダマスの周りを、うらからおもてへ、ひらひらと舞い、羨ましい牛肉食の力士の大いなる働きを祈り、
 ∈ てふてふ ひらひら いらかを こえた ∋
彼より弱いわれわれにとっても利益になる力士をして、いらかを越え、正しいことに専念してもらいます。苦しい育ちから、大学教育を受けるヒトたちを、羨ましい眼で眺めた山頭火さん、生きる烈しい思いを募らせ、堂々と、強く正しいヒトの周りを、ひらひら翔び、果敢にいらかも越えます。
  ∈ 月の あかるい水 汲んでおく ∋
  ∈ ぬいてもぬいても 草の 執着をぬく ∋
  ∈ 何が何やら みんな 咲いてゐる ∋
        つつしんで……丈司ユマ著作権

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